登場人物の掘り下げ不足が終盤まで響いた作品。
視点があっちへこっちへ毎話のように切り替わり、敵味方があやふやになっていく展開は誰に感情移入すれば良いのか戸惑った。またそもそも登場人物自体が多すぎて一人一人の描写が足り無かったように感じた。英雄たちのバックボーンを予習しておけば私のような事態には陥らないのかもしれないが、この作品を楽しむためにそこまでやる人がどれくらいいるかは疑問である。
映像に関しては、終盤の戦闘シーンは映画並みのクオリティで見応えがあったが、そこ以外は正直可もなく不可もなくといったレベルで、制作側が見せたいシーンとそうでも無いシーンがはっきりわかってしまった少し萎えた。