サービス開始日: 2016-08-19 (3114日目)
遂に最も輝かがしい舞台で、晴れ晴れと力作の新コラボ曲を歌いあげたC&T。
その澄み切った歌声が響けば響くほど、
対照的に落ち込んでいくもう一人の主役・アンジェラが、
皮肉なほど1キャラ・アーティストとして、
今作のクライマックスを ドラマチックに盛り上げていく。
ここまで観てきた人なら、
さすがに今回のレビューは、この程度の言葉にするのが精いっぱいという私の気持ち、よく分かるはずだ(苦笑)
残すところあと2話。
めちゃめちゃ続きが気になるけど、とてつもなく寂しくもなってきた…
気持ちを整理して、最後まで鑑賞したいと思う。
満を持して歌い出た
ラッパーキャラのエゼキエル
その声優に選ばれる 木村昴
キャスティング・マジ・分かってる!!
(精一杯の自作ラップ)
メインキャラのC&Tは、今回も爽やかに・特に新曲MVカットを、曲調共々シングストリートで出て来そうな感じに歌い上げ(某ラジオにて、監督自身も多少意識してたらしいが笑)、一目…いや一耳惚れしたし、
一方で移民問題に対して、まさにHIPHOP的に戦うゲストキャラ・エゼキエルと、
それに対する政府の圧力等、現代アメリカの時事問題を映すように…
そして・それすなわち音楽背景や生い立ち・歴史事情も表してるという、
相変わらず一話でサラっと・しかしシッカリと“音楽劇”を語る手腕(楽曲クオリティも含め)…
物語的流動性と、『多面的意味・光と闇に力を与える音楽』というテーマを、見事なまでに一話・一ジャンルという構成で描き切ってしまってて……
本当に底知れずに恐ろし・凄すぎるぞこのアニメ…!!!
と、改めて・感慨深くさせられる回だった………。
バックバンドの3人マジ癒しwww
アーティガン、アンジェラ、C&T…
メイン3奏者たちが、各々に様々なドラマを通りながらも、
それぞれの“らしい”楽曲で 後半の本格的な始まり告げたような、
またまたサラっと・あっちゅーまながらも、
今回もやっぱり味わい深い一話だった!(毎回言ってる)
世間知らずのお嬢様だったチューズデイが、
紆余曲折を経つつも、一先ず順調にステージを広げていき、
またキャロルとは違う意味で初めての大切な感情を抱く人を見つけ、ときめく日常によりハリが出てきた矢先。
直視し難い新たな現実を、キャロルに肩を預けながらも受け入れ、大人になる……のかなーと思わせる、
これはこれでビターな美味しさもほんのり味わえた一話。
こういう話が少しでもあるだけで、
最初に述べた「世間知らずのお嬢様」というテンプレキャラに、
厚みや、感情移入させるだけのリアルさが出るが、
それも2クールの連続物だから描けるし、
描くべき構成要素でもあったんだよなー…。
全く考えれば考えるほどよく出来すぎてて、
ビターな部分もひっくるめて、というかそこがまた愛おしくさせる、
どこまで素敵な世界なんだキャロチュー!!
もろにホイットニー・ヒューストンと重なるフローラは、
林原さんの芝居も相まって、前半から泣きそうになった。
後半まで見れば、その涙を今作のオリジナル・アニメーションによって、
何とロマンチックで感動的なものに変えてくれることか…
改めて、制作陣の音楽に対する愛がとっても素晴らしく感じれる、
前回に続く神回だった…!!
伝説と称されるのも納得の、空気を変える神々しいストーリーとその歌手。
歌を通して、文字通り神のように悟り、夢にまで出てきてほしくなるほど余韻が凄い、残響する楽曲と演出…
EDに入ったらまさに納得。
ビバップやダンディでもその印象的な後味を残す本を書くことで刻まれた名ライター、信本敬子氏の名前。
今後もキャロチュー書いてほしいような、
しかし今回のみだったらそれはまたそれで素晴らしく印象的にもなるような…
キャロチューに更に深みを増してくれた、
個人的にも特別な一話でした。
俺も死ぬ時は、All I See聴きながら逝きたいかも…
新OP&EDと共に見せる、
馴染みある中にも感じる、
変わらぬあっちゅーまの心地良さの中にみる新しい風と展開…
物語やキャラは制作陣らしいぶっ飛んでるが、
そこがまた推進力且つ今作ならではのユニークさとなり、
新曲共々つくづく気にならせる安心の作り!
さぁ、この新世界観… 1クール目を超えてくるか…?!(余裕で期待
コメンタリーの会話劇・ネタ・編集・演出、
そしてメインとなる数々の挿入歌の振り返り方…
全てがお手本のような、素晴らしく飛ばせない満足できる総集編!
どこまでも最っ高すぎかキャロチュー!!
ピョートルとマモ…じゃなくてアーティガンの掛け合いが最高すぎて草不可避
そしてここに来て、気づけばドンドンすれ違ってく2人…
音楽と共に、爽やかな心地良さから無意識にぐっと力が入って刮目させられる物語。
なんだかリアルタイムじゃなくて一気見でよかったとすら思えてきてしまうほど、
改めて、見事なストーリーテリングすぎだと再認識した一話だった。
役者…いや、歌声は揃った!
物語の推進力も正真正銘盛り上がってまいりました!!
ただヴァンパイアサイコレズねるの伏線は、拾われるのだろうか…w
あとファッキンシスターズのような、
唐突にぶっ飛びコメディ挟んでくるあたり、スペダンスタッフらしいさすがのセンスだった★
さらっとハイテンポで流れる展開に、
さらっと深まる2人の絆…
本当に、ただ眺めてるだけで心地よいだけでも最高なのに、
初見や門外漢でも分かりやすく兼くどくなく、少し後味も引いてくれる、
至福すぎて毎度あっという間の23分。
5話にしてやっとファーストライブ…
しかしこのファーストライブを観るために、
一気見した価値を大いに誇れる、
まさに世界を超えて心から彼女たちのファンになった一話だった。
実はふんどし派だった…ではなく、
ふんどしがメインのビジュアルというのは、
初めてみたかもしれない…
もう世界観やストーリー以前に、
新作ごとにこの作品・制作陣にしか作れないぶっ飛び過ぎたネタ(プリズムジャンプ等)を見せつけて、
ずっと見てきた古参でも、見る度に驚かされたり笑わせてくれるパワーとオリジナリティが本当に凄まじい…
特に男子メインのキンプリになってからは、元々映画枠というのもあってかネタへの振り切りが、改めて見ても半端なくて、
今作こそ、制作陣の頭どうなってるか知りたくなる(笑)
次から次へとネタが駆け抜ける情報量で、
シリーズファンには変わらぬ安心のクオリティ。
正直何をやっているのかついていく気も起きないほど独特でパワフルな展開だが、
でもだからこそそれがこのシリーズの魅力だったなーと思い返す。
キンプラ以来の新作、久々に楽しませてもらいやす!(爆)