1期に引き続いて、ファンタジーな存在が過ごす賑やかな町の日常を描くコメディ作品。
単に日常系の展開だけに終始せず、主人公であるシャミ子と周囲の人々の関係性の発展や、過去の秘密が徐々に明かされていく面白さも盛り込まれていて退屈しない。特に千代田桜の所在が分かった後のシャミ子と桃の会話は感動を誘う。
全体的にテンポが速く軽快に話が進む。ギャグシーンではこのテンポで丁度いいのだが、しんみりシーンのテンポまで速いせいで余韻に浸る暇がないのはいただけない。
話は面白いこと間違いないが、演出面で損をしているように感じるのが残念。
上質なアニメではあるのだが、アーニャが入学してからは失速したように思われ、世間でもてはやされている程覇権アニメという気はしない。これ以上の点数をつけるにはどこか物足りない。
ヨルさんの萌え要素、心を読んだ際のアーニャの反応、黄昏のスパイミッションなど、面白いは面白いのだが、平均的なレベルに収まっている印象。ごめん嘘。ヨルさんの萌え要素は最高。
ストーリーはともかく、作画や演出はCloverWorksの丁寧な仕事をたっぷり見ることが出来て満足している。背景・人物共に最後まで美麗だった。
作画の良さは流石A-1Picturesといったところ。ラブコメの質もそこそこ高く、アニメオリジナルのパロディネタや古賀葵の素っ頓狂な演技が楽しい。総合して完成度は高いと言える。
ただ、シリアスな恋愛シーンがすぐに茶化され、真剣な場面と思って見ていたら肩透かしにあうことが多く、その辺りの空気感が少し肌に合わない。あとこれは完全に私が悪いのだが、努力してる登場人物に引け目を感じて後ろ暗い気持ちになってしまった。
最終回は中々に熱くロマンチックな展開で、長い間誤魔化してきていた関係性に進展が生まれたのは良かった。最後にこっそり手をつないでる二人にはニヤけた。
出だしはかなり良く覇権アニメの風格を醸し出していたが、中盤以降爆発的な面白さが見られず、最終的には普通のおもしろアニメ程度に落ち着いた。
英子に降りかかる困難を孔明が三国志になぞらえた策で次々に解決していくお話で、基本的に不幸になっている人間がゼロなので見てて気分が良い。
KABE太人くんのラップがカッコよくてちょっとお気に入り。
最初はギャグが肌に合わなかったが、見ているうちにクセになってきて最終的にドはまりした。旨味がめっちゃ強いスルメアニメ。
単調な日常系に終始することなく、ラブコメとしてのストーリー展開もしっかり構成されており、視聴完了後の満足感はかなりのもの。欲を言えばもう少し深い心理描写があって欲しかったが、それはこの作風に合わないだろう。
阿波連さんの表情は殆ど動かないが、それを補って余りあるほど全身をわちゃわちゃさせているので心情が分かりやすく、普段無表情な分、表情が動いた時の破壊力が抜群だった。ライドウくんも中々にサイコだが、阿波連さんのパートナーとしてやることやってて好印象。
メノウちゃんとアカリのいちゃいちゃを永遠に見ていたいアニメ。アカリが「時」の純粋概念を持っていると発覚した時点で(さてはループものだな・・・?)と勘ぐっていたが、その通りだったのでループもの愛好家としては非常に興奮した。
封印している記憶を解放して強キャラ感を出しているアカリが大好き。万魔殿もかなり狂った感じで良キャラだったが、巨大化した途端ちゃっちくなってしまったのは残念。モモとアーシュナ姫殿下にあまり魅力を感じなかったため、彼女らがメインのシーンで退屈してしまって評価は抑え気味となった。