演出も作画もヒドイものなのに、(原作通りの)脚本の力だけで泣かされてしまう。
アニメ版で「ほしのさみだれ」のサブタイトルを使うなら確かにここか最終話しかないんだけど、原作ファンとしてはやはり原作第64話のタイミングで使って欲しかった。
夕日に茶巾寿司をくらった白道が原作と違って黒タイツではなかった点については、強く抗議したい。
南雲がアニムスに叩きつける「子供はお前だけだ」という台詞が大好き。テーマと戦いの決着がぴたりと重なっているのが素晴らしい。
サブタイトルがメインタイトルと同じ回って、見る側としても特別な回だと期待するじゃないですか。それがこんな有様ですよ。シリーズ序盤を彷彿とさせる抑揚のない演出とまともに動かない作画。心が動いたのはアニマが泣き崩れるシーンのM・A・Oさんの演技だけだったなあ。