教室の中で「友達はできたか?」と聞くデリカシーのなさと「まだ!」と即答するデリカシーのなさ。これがこの2人のバランスの良さなんだろうか。
たしかに嫌いなものでも、テレビで美味しそうに映っていると食べてみようかなという気になる。なんでも気の持ちようというか。
ピーマンを見つけたときの顔、赤ピーマンに遭遇したときの顔、パパにピーマンを食べさせたときの顔。今回は特につむぎの表情が面白かった。
自分の母親が恥ずかしがりながらも、まんざらでもなさそうにセーラー服を着ている小鳥の気持ちは察するところがある。
自分は悪いことしてるつもりはないのに、イジワルな見方をされることあるある。
先生の誕生日プレゼントに自分の食べているものの最もおいしいと思われる一部分を選択する感覚に笑った。
ハンバアアアアアアアアグ
回かと思いきや豚汁づくりでタイムオーバーでそこまではたどり着かず。
教師と生徒という関係性ながらも、料理を通じて利害が一致して次の機会へ。
メシ屋の明かりがついていたらお客さん来てしまいそうだけどそのへんはどうだろう。
すでにゆめみとの生活を想像しているお客様に対して、外の世界を知ったゆめみはどういう選択をするんだろう。
おじさんの爆発シーンは笑ってはいけないところなんだろうけど、テンポが良すぎてギャグシーンに。
プラネタリウムの演出と全身を使って語るゆめみに引き込まれる。そして上映後、電気が来なくなった状態のゆめみとお別れするのかと思いきや……。
最後のセリフ、「はい、大丈夫です」ではなく「いえ、少し壊れてます」なのが、少しズレた発言の多かったゆめみが状況に合ったことを言う面白さと、これから何をするかわからない気味悪さが同時にあってすごく良い。
定時になると会話中でもスリープモードになるゆめみと、そんなゆめみと接するうちに表情が穏やかになっていくお客様。
ときどき、現実社会を知らないゆめみの言葉が異質感を生み、切なさを感じさせる。
Aパートの「(メタ演出で)アニメのDVDを再生したら実際に本編が始まる」ってのは正直学生レベルの発想だし、キャラ紹介をしないまま話を進めるのは、はんだくん原作やばらかもんを知らない人にはいささか不親切かと。
Bパートは要所要所でおもしろかった。
ラーメンは弁当より表現の幅が狭そうだし、盛り上がるのかなあと思っていたけど杞憂だった。
見事に、両者とも持ち味を出して、「競争による強さ」と「協力による強さ」の戦いに。決着は次回。