本日の夜実況。
ひかりとあかねさん、ひかりとポルンの関係を舳として、それぞれが打ち解けていく。
日常回に徹していて、劇的な出来事は特に何も起きないけど、この回は何かいい。
ひかりが接客を覚えたのを見て、安心からか、あかねさんが涙を流す。
言ってみれば小さな出来事ではあるけど、あかねさんが店を続ける決心につながっていたのは良かった。
本日の夜実況。
家事は家族を想う心から。料理に関心がないなぎさにキレるほのかが面白かったw
シャイニールミナスの必殺のチート技、ハーティエルアンクションのお披露目。
直接殺傷こそしないがどんな敵も硬直させ、次の攻撃はほぼ確実に命中するという恐ろしい技。
その初回は、ルミナスが勇気を振り絞って放ったものだった。
キュアスカーレット生誕祭として、朝実況を行った。
「心から信じていれば夢は叶う」という言葉をトワ姫に贈ったキュアフローラ。そしてそのあとに続く、ふたつの曲がひとつになるシーンは何度観ても素晴らしい。アルトネリコ2のメタファリカを思い出したりもする。
トワを救った言葉は元々、カナタがはるかに贈ったものだし、曲の本来の奏者もカナタ。フローラのこの場での役割は、カナタの意志を伝える代理人といったところか。
それにしてもディスピア。
トワイライトは本当の娘ではなかったが、取り戻せないとわかったら「貴様」呼ばわりである。娘に対する愛情などまるで持ち合わせていなかった、この悪党っぷりにぞくぞくする。
原作では単に「オヤジ」と呼ばれていた牙一族の族長に、「牙大王」という呼びやすい名前がついた。
せっかく名前をもらったにも関わらず、牙大王はBパートを生き延びることが出来ず。拳ではなく地面に埋まっていた鉄柱で、牙大王を縦横無尽にぶっ叩くケンシロウ。いつも通りの無表情とは裏腹に、とても楽しそうな世紀末救世主であった。
ケンシロウの胸の七つの傷を見ても、「アイリをさらった悪党本人であるはずはない」と、ケンシロウを信じたレイ。ここで終わればこの回は「いい話」であるにも関わらず、北斗の拳最高のおもしろキャラであるジャギが登場。
自分の名前を言えないチンピラ相手にキレるおなじみのシーン、ラストのほんの数分しかない出番だけで美味しいところを全て持っていかれてしまった。
田野さんが結婚されたので、お祝いに視聴。
この回もタナカリオンと成田、黄金コンビの鉄板回。
ウルフルンが恋愛の価値を全否定したから、あかねは逆に、自分の気持ちを認めざるを得なくなった。
あかねが素直になれたのは、ウルフルンのおかげと言えなくもない。
別れの言葉を言う為に、空港に向けてダッシュするシーンが熱い。あかねが長時間の全力疾走が出来るのは、バレー部で鍛えているから。
必死の思いでブライアンを見つけたにも関わらず、あかねは告白するわけでもない。「告白とは互いの関係の確認に過ぎない」と、「恋愛上級者」たちに散々聞かされたがw、このふたりにはなるほど必要のない言葉かもしれない。
祖国に帰るブライアンの別れの言葉は、あかねが教えた「おおきに」。青春である。
本日の夜実況。
洋館にウラガノスが到着。ウラガノスは生まれたばかりと思うけど、どうやらサーキュラスと面識がある。
2体目のハーティエルである、パションの登場。ハーティエルは探すまでもなく、向こうから近づいてくるシステムであるとわかる。
ひかりが風船を取ってあげるシーンは好き。それが原因で迷子になったとも言えるけどw
本日の朝実況。
みなみの「兄のような立派な人物になりたい」という夢は他のふたりほど確かなものではないが、兄の好青年っぷりを見ればその憧れの感情にも納得できる。
みなみの最終的な進路は家族とは異なる、もっと直接的な意味で「海を守る」仕事だった。
この話数ではその結末は全く想像できないけど、海そのものを愛する取っ掛かりの様なものは感じられる。みなみの進路に関わる一連の当番回は、全て成田さんの担当。
2回目視聴。今回の「とても良い」は、みのりんが創作に復帰するという、待ち望んでいた展開に対して。
久々に原稿用紙に向き合ってはみたが、やはり書けないみのりを見ていて、身を切られる思いがした。え、令和の世に原稿用紙?w
トロピカる部での活動を、みのりは「冒険」と呼んだ。経験が創作の引き出しとなることにまだ気付いていなかったようだけど、今回改めてそれを認識したようだ。
「あたまでっかち」と言うのは知識と経験、あるいは論理と実践のバランスの悪さのこと言っている。知識や論理を否定しているわけではないのだろう。みのりは初めて食べたパパイヤの美味さを論理的に説明しようとしていたけど、この姿勢も創作には欠かせないものであり、論理と実践は両輪のような関係。
この回自体、成田さんの実体験が説得力になっている様な気がしてならない。これも論理と実践。
本日の朝実況。
前回は、主人にむしろ気を使わせていたアロマに不満だった様だけど、改めて観るとそこまで悪くはない。
フローラが単騎で戦っていたあたりの戦闘の作画はよかったと思う。
本日の夜実況。
プリキュア達を助けたいという心の叫びを受け止めたポルンが、ひかりをシャイニールミナスに変えた。ここまでの5話、溜めに溜めての真打ち登場に喜びもひとしお。
酉ザケンナーを葬った新技エキストリーム・ルミナリオは、前作折り返し回(26話)でクイーンも加わって3人で撃ったマーブルスクリューとよく似ている。このスペシャルな技がルミナリオの原形になったのかもしれないなと想像しているけど、実際はどうだろうね?
MHはここまでが導入で、次回から本編が始まる感じ。
普段はぽやーんとしている新キャラひかりが、ただ愛らしい。
今回が2回目の視聴。
以下、ネタバレ全開で。
吉田玲子さんが脚本担当された演者の物語といえば、カレイドスターを思い出さずにはいられない。
そういえば舞台の花形である、先輩のあやめさん。ストイックで芸に厳しいところはカレイドスターのレイラさんとよく似ている。この物語は、主人公である日羽が同作のそらの様なド根性を発揮して、スターに成長してゆく物語なのか?
努力を最大限の成長につなげることができた、蓋を開けてみれば実はレイラさん以上の大天才だったそらの様な華やかさは、凡人の日羽にはにはない。これはもっとささやかな、日羽が「笑顔を取り戻す」までの物語だと思う。笑顔を象徴するのは、キービジュアルにも使われている「向日葵の花」、そして姉のステージでの名前「プアラ」など。
序盤はぱっとしない日羽、どうやら姉の死から立ち直れていないらしい。姉の死ははっきりと明言されていないけど、多くの情報から不幸な死を遂げていたことを察することが出来る。鈴懸さんからの励ましはきっかけにはなったけど、大きく潮目が変わったのは新人5人だけのステージをやりとげ、あやめさんからお褒めの言葉を頂いたこと。あやめさんの本質は人情家であり、褒めて伸ばすことも出来る普通に「良い先輩」であるとわかる。
前後して、仲間たち「今までで、いちばん残念な新人たち」の成長も視覚的に分かる様になっている。「能面」白沢は味のある笑みを持つ面白キャラになっていくし、環奈は仲間を励ますことができる存在となって、豊富な経験からも5人のリーダー格に。「どすこい」蘭子は体格の違いがはっきりと分かるほど絞り込まれていた。といった具合に。
このような、努力の痕跡が視覚的に一目でわかる目標設定によって、仲間たちの成長が漏れなく描かれていたことに「上手い」と感じた。姉の死についても同様だけど、こうした「伝えるまでもなく伝わる情報」を効果的に省いた上手さが、多くの情報量を持ちながらも消化不良な要素が残らなかった満足感につながっていたのだと思う。
日羽の志望動機は「観客を笑顔に」というものだった。この動機はステージに立つ、およそ全ての演者が持つであろう目標と同じ。そういえばラブライブ無印で、にこにー(矢澤にこ)が「アイドルっていうのは、笑顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事なの」って言ってたっけ。
コンクールに向けた練習を始めた中盤あたりから、観客の笑顔を求めることが自分の笑顔と同期してゆく。自分自身が楽しむことが何より観客を楽しませることにつながるという、これはきっと、演者にとってのひとつの真理なのだろう。序盤に日羽が観たライブが5人の前例のないパフォーマンスのヒントになっていて、まったく、シーンに無駄のない作品である。
観客を楽しませることをやり遂げ、姉と同じ場所に立った時。姉がCoCoネェさんとして常に見守っていたと気付いたあと。日羽は笑顔で、「わたしはここにいるよ」と叫んだ。向日葵が咲き誇る一面金色のラストシーンは、ストレートに日羽の「生」を象徴していたかの様である。
日羽の導き手であった姉の役は、早見沙織さん。福原さんや美山さん同様、プリキュア経験者ということもあって、自分はこの方には頭が上がらない。事前には伏せられていたサプライズだったが、早見さんが真理で本当に良かった。
大正と言えば震災。前回から多くあった幸福の描写、そのすべてがフラグ。
起きるべくして起こった出来事、その時は思いのほか早く訪れた。
キャラメルをひとつ口にいれて、東京にいるユヅを迎えにゆく決心をした珠彦。
ユヅを「春の嵐のようなたくましい女子」と呼ぶ、その決心のシーンが熱い。
本日の夜実況。
この回までずっと引っ張ってきたひかりの正体は、ひかり自身に変化が起きたことで遂に明らかになりそう。以下ネタバレあり。
サーキュラス相手に劣勢なプリキュアたちを見て、助けたいとひとり葛藤するひかりに好感。
今までひかりに語りかけていた声が、「あなたに出来ることがきっとある」と言った。かの者は、長老が言っていた「クイーンの心」だと思う。もう一方のひかりは「クイーンの命」。
ここまではおかしくないけど、分からないのはひかり自身も心を持っていること。ひかりの精神は「クイーンの心」とは独立している様だだけど、ではどこから来たのだろう。この件はラストまでに説明されるのだっけ。
ジャンプコミックス13巻の巻末に収録。
今日は番外編なので、少しリラックスした感想で。少しネタバレ要素あり。
ダイ好きTVによれば、この「勇者アバン」は週刊ジャンプ本誌ではなく、増刊「ブイジャンプ」(Vジャンプの前身)に読切として掲載されたのが初出。ブイジャンプでこの回を読んだうっすらとした記憶が、自分の中にも確かにある。
コミックスに収録された13巻がいつ頃かというと、ロモスで超魔生物ザムザと戦っている頃。話数の都合からこの読切は放送には含まれず、飛ばされる予定だったところ、状況が変わって急遽の放送という経緯だったとのこと。前回(60話)の感想では、フローラ登場のこのタイミングに満を持して「勇者アバン」を放送したシリーズ構成を称賛したが、偶然の産物でもあったらしい。この幸運を三神に感謝しようw
フローラ姫の美人作画は眼福。総作監を確認したら、フレッシュプリキュア!のキャラクターデザインを担当した大ベテラン香川久さん。東映の作画陣、この層の厚さよ。本編では大人の女性だったりえりーがここでは可憐な少女を演じていて、まこと愛らしいフローラであった。
ところでこれもダイ好きTV情報だけど、フローラの名前の由来はDQ1のローラ姫だったらしい。
マァムの父ロカや若いフローラの登場に加え、原作になかった魔弾銃(試作型?)の登場というファンサービスもあり。
本来はこの番外編ではなく、もっと先の回に含まれている、アバンとフローラが輝聖石のお守りとカールのまもりを交換するシーンがラスト。元々は先の回での回想だったシーンが今回のラストに移動したことにより、伏線として機能するだけでなく、アバンとフローラの関係を原作以上に美しく描いたシーンになっている。
本日の夜実況。
ポルンが「目覚める」と言っているのは、どうやら、ひかりのパートナーになることを指しているとわかる。
ひかりが覚醒するまでのこの「溜め」が、ルミナス登場のカタルシスにつながっている。それを知ればこそ、今はもう少しの辛抱。
成り行き上、美墨家に居候している長老と番人。
クイーンを探しに虹の園に来たはずなのに、なぎさの部屋で遊んでいるだけ。おまえら普通に迷惑だわw
本日の夜実況。
初期の初々しい、不思議ちゃんなひかりがとても良い。サブタイ通り「謎だらけ」。
何者かがひかりに「あなたは光」と言った。名前を呼んだわけではないのだろうけど、ひかりはそれを自分の名前だと思った名場面。
普通に考えるとその存在はクイーン本人だろうけど、クイーンはひかりを初めとした3つの要素に分かれたはず。では誰と話してたのだろう?
謎といえば、前回「洋館」に主はいなかったはず。
執事ザケンナーに「少年」の身の回りの世話を命じたのは誰だったのだろう?
引き続き、本日の夜実況。
コスチューム等、各種デザインが一新。前作のこなれていなかった部分が一気に洗練された印象はある。
「クイーンが原初の姿に戻った」と長老が言っていたが、クイーンの一部であるというハーティエルの最初のひとりが登場しただけで、まだ状況はまったく分からない。
とりあえず初回では、皆がその後も元気であることだけ押さえておけば十分か。
少し間が空いたけど、今日の朝実況。
妹にデレデレのはるかが愛らしい回。
夢を叶えるのは自分自身の力だけでなく、協力者が必要であることもある。例えば、家族とか。
姉に叱られたももかの相談にのったり、励ましたりしていたのは、みなみときらら。S☆Sの8話を思い出すシーン。
みなみが同じ「妹」の立場で助言をするということもない。それをするとほんとに同じになってしまうからか?w 励ましていたのは主にきららだった。
妹回という隠されたテーマがもしあったなら、トワイライトが妹キャラである伏線がほんの少しあれば良かったかもしれない。
気分転換になんとなく選んだギャグ回。
れいかはこんな笑っちゃう状況に、「なんて卑劣な攻撃!」を怒りを隠さない真面目さん。
一方、透明人間を一番楽しんでいたのは、多分やよい。笑いすぎ。5人がそれぞれで面白い。
それでも一番面白かったのはやはり、ビッグ・ザ・武道と呼ばれているらしい剣道コス。
2021/10/2から、約2ヶ月かけて夜実況を行った。これはその総括。
無印は周回の回数が少なく、これは多分3回目と思う。2回目から日が経っていることもあり、機会あれば復習したいとずっと思っていた。忘れたり見落としたりしていた箇所を再確認できたのは大きな収穫。
忘れていたのはほのかの祖母、さなえさんのこと。さなえさんとミップルとの縁までは忘れていなかったが、12話での明確な描写までは忘れていた。
プリキュアの事情についてもある程度知っていそう。さなえさんからほのかへの妙に含蓄のあった助言、ほのかがプリキュアであることを知った上でのものであることを踏まえて観ると感慨深い。
また、実はいくつかのちょっと意地悪な検証も進めていた。この検証も復習の目的のひとつだったから。
□初代は本当に最強なのか?
プリキュア全員に愛を持っているという、自分の立場を改めて明確にしておきたい。その上で自分は強さ議論が嫌い、中でも初代最強論が特に嫌い。
初代の強さの描写は「傷つきつつも立ち上がる」という類いのものであり、みなぎる様なパワーを強調したものではない。オールスターズ作品の印象だけで、キュアブラックを情緒のないゴリラの様に喩える向きには「ちゃんと観てください」と言いたい。
2話や42話では、その様な「強い」キュアブラックが確かに観られる。これらのシーンはスカっとするしとても格好いい。但し、この様な強さの描写は無印だけに特別なわけではない。
□「8話」は特別なのか?
Yes。8話の前後で、特になぎさの心境の変化がはっきりと描かれているのは明らか。また、なぎさとほのかの友情を扱う回では、8話の回想も度々。20話や40話での回想は印象的だった。
但し、8話が固有名詞化して独り歩きしたりとか、名前呼びの概念を「8話」と呼んだりするのはさすがに行き過ぎ。無印8話が永久欠番であるとでも言いたげだが、例えばS☆Sでの8話は無印の8話に劣らない良回だと個人的に思っている。シリーズの枠を超えた、行き過ぎた神格化には同意しない。
□無印でプリキュアの要素はすべて出尽くし、あとのシリーズはそれを繰り返しているだけなのか?
エアプここ極まれり、論外。
こんなことを言う人にはさすがに、「ちゃんと全部観てください」と言いたい。
□では、面白かったか?
もちろんYes。ことさら歴史的な価値を強調するわけでもないけど、放送当時に斬新なシリーズであったことは疑い様もない。
初作ならではの手探り感はあったし、20年近く前の作品ゆえさすがに古くなったと感じた要素はあったがそれは健全なこと。というか、20年続けてて全く進歩がないというのは、逆におかしいだろう。
当然だが作品の面白さには各々に個性があり、一元的なものではないから、本来順位をつけていい種類のものではない。
妖精の役割がのちのシリーズで見直された様だけど、それは妥当というか当然というかw
メップルはプリキュアとしての使命以外のことでもなぎさを心配するし、ポルンに感謝すべき回はラスト近辺以外にもある。
メップルは9話(他にもあったかも)、ポルンは40話が特に良かった。でも普段はウザいことが割と多いw
プリキュアが2人だけだから学校回が多く、クラスメイトにスポットが当たることが多かったのは新鮮だった。
また、なぎさとほのかの両方に恋愛要素があったのも新鮮。特にキリヤとの関係は21話までの一連の回はもちろん、ラストでの再登場が印象的だった。
□どの回が面白かったか?
以下、「とても良い」評価をつけた回を挙げていく。
5話 ピーサード退場のインパクト。
8話 些細なきっかけから喧嘩、仲直りするまでの良くも悪くも伝説的な回。
12話 さなえさんの過去を匂わせる。ポイズニー相手の啖呵もグッド。
14話 偽プリキュア回。ポイズニーのやり手っぷりと、キリヤの暗躍。
17話 キリヤとほのか急接近。メップルがプリズムラブチェッカーと連呼。
20話 偽ほのか。イルクーボが、戦いに敗れた仲間たちは「死んだ」とはっきりと。
21話 キリヤとの対決。さなえさんはほのかに、「運命に立ち向かえ」と。
22話 なぎさが傷心のほのかの気晴らしに誘う。「涙が涸れるまで泣いたんだって」
26話 折り返し回。光の園のクイーンは、プリキュアを希望と呼ぶ。
28話 さなえさん過去回。絶望と希望はとなりあわせ。
33話 志穂回。ポルンの「光の道」なる予言は、光の園のことではなかった。
40話 なぎさがほのかの部屋でお泊まり。友情を更に深める。
42話 種の三者がホワイトを閉じこめ、ふたりを分断。互いに無二のパートナーであることを再確認。
45話 合唱コンクールの自由曲。曰く「レベルの高い合唱」
48話 ラス前。絶望的な戦いに、傷つきつつも立ち上がるプリキュアたち。
今日の回、2回目視聴。
自分自身ではない誰かを輝かせることが肯定的に描かれている。
それが役割や意義でなく、「楽しさ」というプリミティブな理由で肯定されているのが尚いい。
さんごはかわいい系モデルとして、本人がその気ならそれなりのステージに立てたと思う。ローラもそう言っていた。
その選択肢を選ばなかったことを、惜しいと思うか思わないか。それは本人が決めること。
本日の夜実況。
クイーンが持ち場を離れられない状況で、プリキュアをサポートする役目は、女王からポルンに託された。
ポルンが発した「すべてを生み出す力」を凌ぐ力は、結局何だったのか?
ポルンの本来の二つ名は「未来へ導く光の王子」。プリキュアたちが終盤、石の力なしで何度か放ったレインボーストームの力の源は、光か、未来か?レインボーストームの元になっていた以上は「すべてを生み出す力」に近い性質のものであるはず。
プリズムストーンはすべてを生み出す力を蓄えていたけど、元々は人が生み出したものであり、プリズムストーンにだけ存在する無二のものではないという仮説を立ててみる。その力とはサブタイにある「未来を信じる力」であり、即ちプリキュアたちを何度も立ち上がらせた不屈の精神のことだったすれば、話の収まりはいい。どうだろう。
プリキュアたちがショッピングモールで見かけた、キリヤとよく似た少年は残念ながら別人と思われる。
キリヤは虹の園に居たいと言って消えたが、その言葉の通りに姿を変えて虹の園のどこかに居り、いつかはほのかとも再会できると信じたい。
ジャンプコミックス24巻収録分。
またこの重要回に、大胆に構成の変更が行われているなぁと。
恐らく、次回が「勇者アバン」であることと関連しているのだと思う。原作ではもっと早い巻に収録されている読切エピソードだが、フローラや勇者アバンのルーツとなる回想を、このタイミングで紹介するというシリーズ構成の意図はまことに理にかなっている。
この構成変更の影響を受けてか台詞にもたくさんの修正があり、良かったところも悪かったところもあり。特にフローラ、大破邪呪文の説明がちょっとあっさり目で、熱量の不足を物足りないと感じたが、そう判断するのはまだ早いかも。それらの台詞は、次回の回想のあとに改めて披露されると信じたい。
大魔王との戦いで、剣を折られたダイは戦意喪失したが、この件はまだ終わっていない。ダイの動機や、勇者や正義の意義を改めて見直す機会。その相手役は、本人も言っていた様に「逃げ出しに関しては大先輩」であるポップこそがふさわしい。
ダイはアバンの遺志を継いで大魔王と戦うことになったが、一方でダイにとっては隣人を救うことを初めとして、目の前の問題を解決し続けてここまで来た面が節がある。ダイにとっての正義とは大上段に構えたものではなく、こうした小さな善行を重ねることだったのかもしれない。もっとも、竜の騎士という大きな器を持っているダイにとっての「小さな善行」は、世界を救う規模のものになり始めていたけど。
「おまえはそんなものだったのか」という、北の勇者ノヴァの台詞がカットされている。ノヴァは確かに勇者としての独善を持っていたけど、自分なりの勇者イズムや正義についてはダイより深い理解を持ち、先んじていたのかもしれない。それ故、いまダイが直面している問題の本質を正確に言い当てた、「おまえはそんなもの」だったのではないか。
この一言はカットして欲しくなかったけど、ダイが皆の前に姿を現した時、ノヴァがみせた原作にない笑顔は概ね同じ意味と思う。従って、この件はこれ以上問題にはしない。
フローラは「自分に克てないような者では真の勇者とは呼べない」と言ったし、ポップも「おれたち自身の戦い」と言った。結局のところ勇者にとっての正義は、自身が正義と位置づけた信念であって良いのかもしれない。悪い言葉を使えば、要するにエゴや独善とも言い換えられるけど。
今までの「ただ隣人を助けたい」という気持ちまで変える必要はない。ポップが言った様に、たとえ心が折れることがあってもその初心は持ち続けることが大事なのではないか。
ポップとの「遅えぞ、お前」「悪い」という原作にないやり取り、いつもの2人らしくとても良い。今回の「とても良い」はこのシーンに対して。
レオナ、エイミさんついて思ったことがあったけど、彼女らについて語る機会は、近い将来それぞれにある。
あと、アバンのしるしについても。これらについては機会を改めることに。
本日の朝実況。
黒きプリンセス、トワイライトの登場という新展開。先の展開のネタバレ含む。
前回言った通りトワイライトの演奏は、曲自体が故郷や兄への思慕のあらわれであり、トワイライトはその様な心をなくしていない。
そして、はるかだけがそれに気付いているという解釈をしている。
そのトワイライト。努力でプリンセスになることはできないと言った。これは王族としてのプリンセスを指していて、はるか達が目指しているグランプリンセスとの間で「プリンセス」の意味に齟齬がある。
会話が成立しないのも当然なのだけど、ところでトワイライトはディスピアの本当の息女ではない。トワイライトが自分が言う意味での真のプリンセスではないことを哀れに感じる。
レイの妹、アイリが登場。
アイリを最初にさらっていった行った悪党はジャギ。
その姿形がはっきりと描かれていることに吹くw
病人にはやさしい大家。人情が沁みる。
バイトがひとりなのにバイトリーダーとはこれいかに。時給アップするならよいが。
あれか、個人事業主が名刺にCEOって肩書きを入れるようなやつか。
本日の夜実況はラス前回。
「日常を取り戻す」というささやかな目的とは明らかにつり合わない巨大な敵、ジャアクキング。プリキュアを戦わせているものが「正義」そのものではないのなら、彼女らの強い決心を支える表情はどこから来ているのだろう。
キリヤは、すべてを生み出す力を奪われた今の状況を指して、「手遅れ」と呼んだ。再会を喜ぶ間もない。ダークファイブのひとりで屈指の実力者だったはずのキリヤも、種の三者やジャアクキングにはまるで歯が立たない。
絶望的な戦いにもプリキュアたちは諦めていない。
良作画も相まって、その表情には鬼気迫るものを感じる。