異世界ファンタジーから一歩、現実ファンタジーにグッと入り込んできて転がり始めた。アレのときもそうだったけど、多層的な設定がとっても素晴らしいですね。
創作物側からの改変の試み。2クールあると試行錯誤のもじっくり時間をかけられるのは観る方としては設計思想がゆっくり味わえるのがとてもいい。
創造主によっては物語は創るものではなく、そこに存在するものをトレースして作品になる、という。さらに物語は認知されて初めて物語として存在できる、ともいう。物語への熱意、愛情、共感、人気がまた物語を創っていくというまさに物語哲学。もうこれだけでどんぶり三杯はイケる。
創造主との遭遇。それぞれの物語世界と現実世界の違いがいろんな面に作用している様などは考え込まれていてますます期待が高まる。もうこの時点で十分面白い。
異世界転生や異世界召喚とも違う人間の創作世界の顕現。複数の物語世界のキャラクターが現実世界で交わるというのは同人的、二次創作的な発想に感じられるけど、なんだかんだで期待大。