"私"も誰かみたいに輝きたい。
明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、
全部スマホが教えてくれる。
何者かになってみたい──そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。
活動休止中のイラストレーター "海月ヨル"
歌で見返したい元・アイドル "橘ののか"
自称・最強Vtuber "竜ヶ崎ノクス"
推しを支えたい謎の作曲家 "木村ちゃん"
世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト"JELLE"を結成する。
自分じゃない"私たち"なら──輝けるかもしれない。
エピソードと画の切り方、キャラの立たせ方と心情描写、作画・音楽のクオリティ、現代的な要素のちりばめ方、鮮やかな伏線の回収、所々のギャグ要素。全てが素晴らしく調和して、深海に飲み込まれるような没入感があった。12話ですぱっと終わるというのも非常に良かった。これからの行く末に思いを馳せることができるのもひとつ趣がある。
それぞれのバックグラウンドとそれに起因する考え、過去と現在の繋がり、そして未来を見据えた時、自分はどう行動するか。進学や就職、人生の転換点とも言える時期にいる人に絶対に見てほしい。この作品が頑張る人の背中を押してくれる作品であることはここで保証する。
評価 SSS 94点
キャラに魅力があって面白い。1クールで話に中だるみが無く、見ていて退屈にならない。
期待を超えて良かった。
しっかりとしたテーマに、生き生きとしたキャラクター。
1日は25時間は必要だよね、やっぱり!!
現代社会に点在するこの時代ならではの問題、例えば炎上だとか多様性だとか自分のやりたいことがはっきりしない感じだとか、そういったテーマに切り込みながらアニメという映像と音を使うことのできる媒体で表現できる最大限を届けてくれた作品。
歌詞に込められた思いの部分を作中で描いているので音楽を聴きなおすだけでも作品を思い返せるのもよい。
Xとの連動やPixiv展開もあってイラストなどの他方面からも同様に思い起こすことができる。
しばらくは余韻に浸りたいと思う。
JELEEとしてまとまっていきつつも途中欠けてしまうような感じからの最後は一丸となる感じが良かった。
久々に感動できる動画工房作品だった!
想像よりはるかに良かったです。主人公の成長の描写がすばらしい。
前知識なしで観ましたが、ホント良かった。
正直、いろいろ現実味のない「ご都合」のよい設定だし、逆にそんなあからさまに嫌な奴らもさすがにいないよね、という感じではあるんですが、
言ってしまえばこれはアニメ、そんなものは全部すっ飛ばして、いい青春物語でしたね。
音楽系といっていいのかわかりませんが、同期のバンド作品より個人的にはこっちのほうが全然好きでした。映像も曲もよかったな。
青春物は大好物なんだけど、この作品も現代を写しつつ、それぞれ悩みのあるJKがそれを乗り越えていく様がとても良かった。
キャラクターそれぞれに個性があるし、悩んでる動機づけもしっかりしていて、そこを克服していく場面も丁寧でいい作品だった。
OP、ED、劇中歌も良き。
キウイ好き。
めっちゃ力入ってた。
良き
ガールズバンドクライと並んでギスギス音楽系アニメとしてこのクールの話題となったアニメ。キャラクターの掘り下げが上手くしっかり現れているし最終回直前まで過去に振り回されているキャラクターだが最終回で綺麗にまとめていた印象。こちらは尊く美しい音楽アニメと言うふうにも見えた。
JELEEは今もふわふわと浮かびながら僕らを見守っているだろう。
マジで最高に面白過ぎて止まらなかった。全体を見てもどこにも悪い所のない全てが最高だった確実に。感想書くために色々特出して凄いって言いたいんだけど全て良すぎて逆に特出できないがぐらい凄い。なので上の評価項目の映像音楽キャラクターストーリーの順で感想書いてく
映像本当に凄い前知識PV無しの動画工房制作とは知っていたがそんなレベルじゃなかった。第1話の時点でキャラの動かし方とかカメラの写し方とか凄い感出てたけど、何より凄いと思ったのはキャラの表情と幻想的な深海を泳ぐクラゲとか、緻密であるのに飲み込まれるような雰囲気があって映像作品として芸術だった。それを引き立てるようにライブ等以外のシーンでも明るい暗いとか単純なものじゃなくて誰が何を思ってどう輝いているのか考え込んでいるのかそういう雰囲気が伝わってきて終始完璧だったと思う。
音楽も最高。エンディングとか挿入歌で歌われた曲はそもそもいいアニメなだけあって全ていい曲だった。がそれだけでなくアニメのストーリーと深く関係していて、それぞれどんな気持ちで歌われているのかスっと耳に入ってきて完全に世界に溶け込むような聞きやすい曲だった。アニメはやっぱり初見の受け取りが大切なのに私はだいたい曲の理解が初見じゃ追いつかないけれど今回は本当に聞きやすい曲でアニメの挿入歌としては完璧だと思った。このアニメはひとつ音楽を題材にした作品で、その上でそれぞれの曲が誰が誰に何を伝えようとして歌っているのかが曲から素直に伝わってきてどの曲も全て本当に素晴らしいと思う。
キャラクターそれぞれがそれぞれらしくちゃんと光ってて、相互に好きだったり推してたりファンだったり協力関係だったりどこをどうとっても素晴らしい。推し推されの関係から推しに助けられて、スーパーヒーローもそれを信じる者に背中を押され、特にそれぞれがそれぞれの為という関係からそれぞれ自分らしく立ち上がってそれでもそれぞれの事が好きで大切で、友情としてこんなに素晴らしいもの無い。全員アニメを通して苦しい過去と向き合って最後には自分らしく光っていて、本当に全員かっこよかった。
ストーリーこのアニメの主題はそれぞれがどう前を向いていくかにあると思う。困難として全員に周囲からのある種悪意があり、それ以外に目的,心の支え,自信,自分を好きと思う気持ちの喪失があった。それでもそれぞれが話したり相手への想いをぶちまけたりするのがきっかけになり前を向いていく。そういうアニメだったと思う。初めに言っていたクラゲが周りの光を集めて光るのはまさにこの事だと思う。この考えの起動感情の起伏がアニメで自然に強く表現されていた。絶望してから何か助けられるように背中を押されて最後には綺麗に輝く。この緩急の振れ幅もこれ以上無かったと思う。
全12話で極めて満足度の高い作品になっていたと思う。曲も含め何周もしてさらに理解を深めたい所。