"私"も誰かみたいに輝きたい。
明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、
全部スマホが教えてくれる。
何者かになってみたい──そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。
活動休止中のイラストレーター "海月ヨル"
歌で見返したい元・アイドル "橘ののか"
自称・最強Vtuber "竜ヶ崎ノクス"
推しを支えたい謎の作曲家 "木村ちゃん"
世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト"JELLE"を結成する。
自分じゃない"私たち"なら──輝けるかもしれない。
現代社会に点在するこの時代ならではの問題、例えば炎上だとか多様性だとか自分のやりたいことがはっきりしない感じだとか、そういったテーマに切り込みながらアニメという映像と音を使うことのできる媒体で表現できる最大限を届けてくれた作品。
歌詞に込められた思いの部分を作中で描いているので音楽を聴きなおすだけでも作品を思い返せるのもよい。
Xとの連動やPixiv展開もあってイラストなどの他方面からも同様に思い起こすことができる。
しばらくは余韻に浸りたいと思う。
JELEEとしてまとまっていきつつも途中欠けてしまうような感じからの最後は一丸となる感じが良かった。
久々に感動できる動画工房作品だった!
想像よりはるかに良かったです。主人公の成長の描写がすばらしい。
前知識なしで観ましたが、ホント良かった。
正直、いろいろ現実味のない「ご都合」のよい設定だし、逆にそんなあからさまに嫌な奴らもさすがにいないよね、という感じではあるんですが、
言ってしまえばこれはアニメ、そんなものは全部すっ飛ばして、いい青春物語でしたね。
音楽系といっていいのかわかりませんが、同期のバンド作品より個人的にはこっちのほうが全然好きでした。映像も曲もよかったな。
青春物は大好物なんだけど、この作品も現代を写しつつ、それぞれ悩みのあるJKがそれを乗り越えていく様がとても良かった。
キャラクターそれぞれに個性があるし、悩んでる動機づけもしっかりしていて、そこを克服していく場面も丁寧でいい作品だった。
OP、ED、劇中歌も良き。
キウイ好き。
めっちゃ力入ってた。
良き
ガールズバンドクライと並んでギスギス音楽系アニメとしてこのクールの話題となったアニメ。キャラクターの掘り下げが上手くしっかり現れているし最終回直前まで過去に振り回されているキャラクターだが最終回で綺麗にまとめていた印象。こちらは尊く美しい音楽アニメと言うふうにも見えた。
JELEEは今もふわふわと浮かびながら僕らを見守っているだろう。
マジで最高に面白過ぎて止まらなかった。全体を見てもどこにも悪い所のない全てが最高だった確実に。感想書くために色々特出して凄いって言いたいんだけど全て良すぎて逆に特出できないがぐらい凄い。なので上の評価項目の映像音楽キャラクターストーリーの順で感想書いてく
映像本当に凄い前知識PV無しの動画工房制作とは知っていたがそんなレベルじゃなかった。第1話の時点でキャラの動かし方とかカメラの写し方とか凄い感出てたけど、何より凄いと思ったのはキャラの表情と幻想的な深海を泳ぐクラゲとか、緻密であるのに飲み込まれるような雰囲気があって映像作品として芸術だった。それを引き立てるようにライブ等以外のシーンでも明るい暗いとか単純なものじゃなくて誰が何を思ってどう輝いているのか考え込んでいるのかそういう雰囲気が伝わってきて終始完璧だったと思う。
音楽も最高。エンディングとか挿入歌で歌われた曲はそもそもいいアニメなだけあって全ていい曲だった。がそれだけでなくアニメのストーリーと深く関係していて、それぞれどんな気持ちで歌われているのかスっと耳に入ってきて完全に世界に溶け込むような聞きやすい曲だった。アニメはやっぱり初見の受け取りが大切なのに私はだいたい曲の理解が初見じゃ追いつかないけれど今回は本当に聞きやすい曲でアニメの挿入歌としては完璧だと思った。このアニメはひとつ音楽を題材にした作品で、その上でそれぞれの曲が誰が誰に何を伝えようとして歌っているのかが曲から素直に伝わってきてどの曲も全て本当に素晴らしいと思う。
キャラクターそれぞれがそれぞれらしくちゃんと光ってて、相互に好きだったり推してたりファンだったり協力関係だったりどこをどうとっても素晴らしい。推し推されの関係から推しに助けられて、スーパーヒーローもそれを信じる者に背中を押され、特にそれぞれがそれぞれの為という関係からそれぞれ自分らしく立ち上がってそれでもそれぞれの事が好きで大切で、友情としてこんなに素晴らしいもの無い。全員アニメを通して苦しい過去と向き合って最後には自分らしく光っていて、本当に全員かっこよかった。
ストーリーこのアニメの主題はそれぞれがどう前を向いていくかにあると思う。困難として全員に周囲からのある種悪意があり、それ以外に目的,心の支え,自信,自分を好きと思う気持ちの喪失があった。それでもそれぞれが話したり相手への想いをぶちまけたりするのがきっかけになり前を向いていく。そういうアニメだったと思う。初めに言っていたクラゲが周りの光を集めて光るのはまさにこの事だと思う。この考えの起動感情の起伏がアニメで自然に強く表現されていた。絶望してから何か助けられるように背中を押されて最後には綺麗に輝く。この緩急の振れ幅もこれ以上無かったと思う。
全12話で極めて満足度の高い作品になっていたと思う。曲も含め何周もしてさらに理解を深めたい所。
すみません、明らか過剰評価なんですが、かなり自分に刺さってしまったので正常な評価ができなくなってしまいました...................。
このアニメ、節々に出てくる露悪的な人間描写はムカつくし、JELEEのみんなは(木村ちゃん除いて)メンタルブレブレだし、公式Twitterの運営は正直クサいし・・・。良い年こいた大人が見るには堪えない部分が非常に多いです。また、主題として現代の若者を中心としたインターネットクリエイティブを取り巻くアレやコレやを取り扱っているので、キャラクターへ共感することも難しい作品になっていると思います。
でも刺さっちゃったんだよな~~~~~~~~~。自分もインターネットでそれなりに承認欲求を持って小っ恥ずかしい創作活動に勤しんだことがあるので、キャラクター達の言動にいちいち共感してしまいました。特に光月まひるとかいうキャラにウルトラ共感してしまったので、アニメに対して細かい判断を下すことができなくなってしまいました。
そんな調子なので、後はOP良し・ED良し・萌えあり・エロあり・><顔アリという名作の法則にまんまと乗せられてしまい、無事自分の中ではTop-tierな今期アニメとなってしまいました。申し訳ありません。
自分の持っている好きなものや夢というものに対して前向きな気持ちにさせてくれるような青春を感じさせられる作品だった、メインキャラ達は色んな問題を抱えてはいるものの好きなものをしっかりと貫き通す所の大切さを描いてくれてたなと思う
元々接点がなかったメンバー達が集まり、SNS等も使いこなして各々の特技を活かしつつ一つの作品を作り上げるというシチュエーションはいかにも今風でワクワクさせられた。もし自分が彼女らと同じくらいの年齢だったらもっと刺さっていたのかもしれない
現実でも彼女らのような人達はきっといると思う、プカプカ漂うクラゲのような日々も出会い一つでそれが変わる、そこから光り輝ける舞台へ進む事だって不可能じゃない。一もニにも「好き」を貫く、それこそが本作のメッセージなのであると
現代社会を生きる若者として、そして音楽や絵を使って何かを表現するクリエイターとしての登場人物達1人1人を、それぞれの夢や挫折、悩み、そしてお互いの絆に重点を置いて丁寧に描いたとても面白い群像劇だった。キャラクター1人1人の心情描写がとても丁寧で、周りの人間とは違う何かを成し遂げたい、特別な存在になりたいという欲求と、それでもやっぱり周りの目は少なからず気にしてしまい、中々行動に踏み出せない、行動に出ることはできても不安が付き纏う、そういう結構リアルな心情がしっかり描かれてたし、特にまひるとキウイに関してはその辺がより丁寧に描かれてると思った。けどそんな中でもまひる達は花音と出会い、JELEEを結成してクリエイターとしての1歩を踏み出した。表現者としての実力の限界にぶち当たったり、個々の過去の経験やそこから来る不安やトラウマに悩んだり、決して楽しいことばかりが描かれたわけではなかったけど、互いの絆で乗り越え、目指すもののために一生懸命努力するその姿は最高にカッコ良かった。インターネット上のライブ配信や「推し」という言葉とか、現代ならではの世界観作りが徹底されてたから、キャラクター達の考え方に共感できる部分や、作品からのメッセージ性を感じられる部分も多かった。たとえ周りから奇妙な目で見られ、時にはバカにされたとしても、何かを好きになって、それを推すことは決して悪いことじゃないってことを感じられたし、時々耳にする「推しは人生を豊かにする」って文言も間違いじゃないなと思った。メッセージ性もある面白いストーリーは勿論、この作品はそれ以外の部分もかなりレベルが高かった。EDは異なる曲が何曲か用意されていたけど、どの曲も本編の内容とリンクしていてすごく良かった。さらには、配信活動をするJELEEが作中で動画をインターネット上にアップロードしたり、生配信を始めたりしたタイミングに合わせてEDを流すという構成も巧かった。作画や演出も良くて、夜の都会の風景の他、海月ヨルとしてまひるが描いたクラゲの絵が、海に見立てた夜の東京を浮かんでいるかのようなシーンがすごく綺麗だった。アニメ作品としてのクオリティの高さは勿論、ストーリーやキャラクター、その他細かい部分まで、現代社会を生きる現実の視聴者が、共感できたり、何かしらのメッセージを受け取れるように丁寧に作られていて、今の時代だからこそ見て良かったと思えるような素晴らしい作品だった。