結末まで淀みなく話が展開して見入ってしまう面白さ。
レイバーによるド派手な戦闘もいいけど、開発によって打ち捨てられた地域を足で稼ぐシーンも時代の風景が残されてて趣き深い。
90年代の夏、って感じの雰囲気がすき。
OPを始め演出のカッコ良さと近未来SFの世界観が印象的な作品。BGMもかっちょよくて最高だし、作画も30年前の作品とは思えないクオリティ。特にダウンタウンの高層ビル群とスラムのあばら家の集落がアンバランスに同居した都市の風景が趣があっていい。
一方で、サスペンスとしては引きは少し物足りなかった印象で、もう少し先の展開が気になるような捻りが欲しかった気もする。
良くも悪くも旧OVAの延長線って感じ
後藤隊長の人の動かし方、誘導のやり方には感服ものだった、すごい
そして、最後の香貫花を載せた暴走した零式はエヴァンゲリオン零号機と弐号機を思わせるようなとこがあったり
バビロンプロジェクトに始まり、E.HOBAだったり、方舟と呼ばれるバベルの塔の如し海上プラントに、その最上に位置するサブコントロールの中の鳥たちと旧約聖書から引っ張ってきた要素の使い方が良い
1989年ということを考えると、この内容はかなり秀逸だと思う
最後まで見入ってしまった
まさにパトレイバーの映画!って感じだよな。コンピューターウイルスとか既に懐かしい。今もあるが。
偶に観返したくなる作品。
漫画版もTV版もOVA版も小説版も、どれも良い。
メディアミックスの大成功例だよなぁ。
無知で良心の欠如した押井守を放逐し、
押井抜きでリメイクすべきだと思う。