ヴァイオレットに悪気がないのはわかっているものの、アイリスにとって両親に知られたくない過去をあっさり伝えてしまうところがヴァイオレットらしいというか・・・(苦笑)
自分がアイリスの立場だったらヴァイオレットに対してどんな態度を取るだろうかと考えつつ、でも伝えなかったら両親との溝はもっと深いものになっていたのではないだろうか、とも思いました。
改めて「人に気持ちを伝えるのって、とても難しいことなんだ」と考えさせられました。それが伝えにくいことならなおさらですが・・・。
その名が似合う人になる…なんてメッセージ性が強い作品なんだ❗️
『“愛してる”は…とても勇気の要る言葉なのですね』
生物が言語や感情を学ぶプロセスはまず他者を模倣することから始まる。他者の思いを代筆することはそのような模倣の一種だと言えるだろう。代筆業という舞台装置を通してヴァイオレットが感情を学習するという話の基本構造はこうした前提を意識しているのかもしれない。
田舎のつきあい、男女の恋愛感情、親子それぞれの思い……今のヴァイオレットには複雑すぎて、とても理解できないだろうなあ。
意外にも思えた、「愛している」という言葉がきっかけになって、ヴァイオレットの愚直さがアイリスの心を開かせた。アイリスとヴァイオレットの、両親への手紙は小細工のないストレートな言葉だったけれど、グッと来た。
決して急ぎすることなく、一歩一歩成長していく姿が丁寧に描かれている。お見事。この調子で最後までいって欲しい。
号泣…
戦争が終わってまだそんなに経ってないのに、ドール達の衣装が布をたっぷり使ってるのに違和感を感じてしまう。とても可愛くて綺麗で好きなんだけどね。
アイリスの故郷がとても綺麗に描かれていた。
ヴァイオレットと関わる人は、ごまかしたりできないヴァイオレットの言葉と向き合うことで自分の本当の気持ちと向き合うんだな。
これは……原作者は天才では。
話も絵も演出も素晴らしかった。
プロットはしっかりと緻密に練られているし、キャラの心の機微が繊細に織り込まれていて、手紙が持つ伝達力がその軸としてこれ以上ないほど機能している。
まだまだ慮ることを知らないヴァイオレットは、アイリスの激情とも言うべき強い心情の吐露に触れることで、最も状況に相応しい心のこもった手紙を書けた。つまり、まだ相手が胸襟を開いて振り切った強い思いをぶつけてこないと、彼女は人の心を慮れないのだけど、その一つ一つが彼女の感性を育て、人との良き関係を築いていくのだと感じさせてくれる。
ヴァイオレットの名付け親でもある少佐の言葉を、当時の彼女は語義以外の意味が分からないながらおそらく一字一句すべて覚えていたのだろうけど、その一つ一つの本当の意味を彼女は人との心の触れ合いを通じて理解していくのだろうと思う。
後に様々なことが分かるようになってから、少佐の死を知ることが待っていると思うと胸が痛くなるけど、この作品ならきっとヴァイオレットに幸あるような顛末を描いてくれると信じられる。
いろいろとままならないけど、懸命に「愛してる」を理解しようとするヴァイオレットの健気さとズレっぷりギャップが切なくも良く描かれている。
少しずつ、理解を示す彼女の行く末が凄く気になる。
水たまりを踏んだ時の行きと帰りで表情が違う。感じ方がかわったということだろう。気取らない自分を、一番人気ではない現状を受け入れたということなんだろうか。
人の心を知りたくて、真っ直ぐ真摯に向き合うヴァイオレットが、やっぱり良い。周りの人もつられて素直になるのもいい。
名前無かったのか
お節介な親類が縁談を持ってこようとする、田舎あるある
アイリスはヴァイオレットに敵意?反発心?バリバリだったけどだいぶ仲良くなれた感じ
ヴァイオレットは成長してるもののアイリスのフラれ話を親に話しちゃうとか、まだまだだけどそれもまた彼女らしいよね
ヴァイオレットの名前は少佐が付けてくれたのね
これは “ 愛してる ” の意味が分かったら絶対泣いちゃうやつじゃん…
最後の「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」のセリフがゾクっとした。
あと戸松さんの息が上手かった。
すべての障壁に真正面からぶつかりながら少しずつでも着実に道具から人になれてて、もどかしさを感じつつもすがすがしさを感じる。
田舎の風景はなぜだか懐かしさを感じる美しさで本当大したもてなしだった。
だんだん人の気持ちがわかるようになってきたのかな?
帰還兵の里帰りである。故郷ではないが。
ヴァイオレットのマジレスは堅い言葉遣いもあいまって聞いてて冷や冷やする。
感情が薄い分、自分の発する言葉が相手にどう伝わるかわからないんだろうけど、今回のような感情のぶつけ合いは心に良い刺激があったんだろうな。
ヴァイオレットの成長が著しい
悪くないんだけど、イマイチ響かないのはなんでだろ。