劇場版 若おかみは小学生!

劇場版 若おかみは小学生!

  • 視聴者数:802
  • 評価数:-
令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
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動画

あらすじ

小学6年生のおっこ(関織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館〈春の屋〉に引き取られることになった。旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることになった。慣れない若おかみ修業に、毎日失敗の連続・・・。
「あたしって、ぜんぜんしっかりしてないじゃん。」
落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!

引用元: https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=016024
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

思ったよりヘビーな設定だったけど温かいお話だった。

全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
普通

思ったよりファンタジーな話だった。幽霊たちに励まされながら自立していく主人公にグッとくる系作品だった。児童労働と資本主義の闇みたいな話かと思っていた(絶対違う)。わりと淡々と進むのがまたクる。ピンフリも結構やり手でこの街はどんだけ小学生だのみやねんと思ったww

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

原作一巻のみ既読。
昨年末見て以来、二周目になる視聴です。

視聴二周目になると、色々発見があります。
『あのキャラはこの場面から既に出てたんだ!』とか『あのキャラが登場したのには、あんな意味が!』と、二周目だからこその気づきという、楽しみがあります。

一周目の時にも感じましたが、終盤の例の場面を見て、『今の子ども向け映画はここまで踏み込んだことを描くのか』と改めて感動しました。
おっこの立場と例の家族の立場、両方が平等な眼差しの元に描かれるので、心に響きます。
あの家族はきっと、あの事件から心をすり減らし、ろくな贅沢もしてこなかったのでしょうね。
でも(たぶん奥さんから)たまには羽を伸ばそうと提案され、ふと手に取った雑誌に載っていたおっこの記事。
あの子と同じ年頃の少女が若おかみとしてがんばっている。
あの記事を見て、彼もきっと思うところがあったから、息子にも雑誌を読ませたのでしょう。
そういったことを妄想していくと、余計にあの場面がしんどくなっていきます。

作画も美しく、この映画に出てきた料理だけで、コラボカフェができそうです。
どの料理も実においしそうで、見とれてしまいました。
特に終盤出てきたステーキと、中盤のグローリーさんが飲んでいたお酒が印象に残りました。

語り始めれば、きっといろんな切り口から楽しめるであろう、傑作映画です。
まだ観ていない方は、ぜひ!

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い

当時日和って書かなかった感想を追加

文句なしに優れた作品だが、こんなに重たい解答を小学生に背負わせて、
大人はそれを手放しに喜んでいていいのだろうかと考えてしまう自分がいる。
どん底に叩き落した少女がもがく様を、喜んで見物してしまうのは
自分の純粋さを取り戻すためだけの行為のようで業が深いですね。
もっとこれは私のための話なんだと思えたら、
つまり、「おっこはあの時の私を救ってくれた」みたいな感動が得られていれば
少しは罪悪感が薄まったのかもしれませんが、これは私がフワフワ生きてるからなんだろな。

例のお客を秋好旅館移ってもらうことになっていたようだが、
この判断は、女将としてなのか、祖母としてなのか、はたまた母としてなのだろうか。
もし遺族としての行動なのであれば、おばあちゃんは女将としてもおっこに救われたのかもね。
あとは、おっこに見えてる両親が、幽霊なのか、おっこの幻想と捉えるかで、
受け取るメッセージが違いそう。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
普通

名作と聞いていたこともあり、
Eテレでの放送を視聴。

自然描写が美しい。
涙がお茶に入って揺れる、
鏡を覗くところを魚眼レンズ状に描く、
など見せ方がいちいち上手い。

お話は小学生が背負う現実として重過ぎる…
加害者を宿に引き寄せたのも鈴鬼?
なら結構ヒドいと思ってしまった。

加害者親子にもプロ・若おかみとして接するおっこ。
良い子過ぎるよ…

締め方も良かった。
TV版も観たくなった。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

視聴終了
評価A(面白い作品)

いろんな人からの評判で前々から気になっていた作品。
一番初めに出てくる感想としては、おっこめちゃくちゃ良い子やんけ!!!話の全編通しておっこの天真爛漫ながらも女将として客に寄り添って成長していく様子が描かれており、すごく心暖まる内容だった。かと思いきや、終盤でかなりシリアスな展開を持ってきたけど、それもおっこの決別をしっかり描く良い展開だった。
二時間の映画ということで、話が少し唐突だったり、キャラの掘り下げがイマイチと感じるところもあったから、いつかアニメでしっかりと見たいな。ウリボーとの結末も気になる。
子供向けだと侮ってはいけない。すごく良い作品だった

全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

絵とタイトルで食わず嫌いしてたけど、見てよかった。
始めの方はオッコの素振りを見ても両親が亡くなった悲しみには触れないかのような展開で、幽霊との交流を通して成長する姿を見せるのかと思ってた。
だけど、オッコが蓋をしてた悲しみが溢れだすのを真正面から描いてて見てて涙が出ました。それでも周りの力を借りながらもそれと向き合って前を向く姿に感動しました。
難しい話ではないし見てて楽しいので、老若男女、特に子供に見てほしい。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

TV版は途中で離脱してしまったけど、劇場版はとても良かった。
少しジブリ感を感じるなと思い調べたら、監督が元スタジオジブリの方だった。
必要な話にフォーカスして、いい感じにまとまっていた。
ちょっとおっこがいい子すぎる気もするけど、グローリー水領がかっこよすぎてどうでもよくなった。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い

とても美しい作品です。

映像面では、一つ一つの所作のきめ細かさ、庭や林の木々の書き分け、動物・虫のがまるで生きているよう。映像面だけですでに大満足です。鯉のぼりのシーンで感じられる風が一番お気に入りです。

キャラクターも美しい心の方々ばかりで、わけもなく人を不快にするようなならず者は出てきません。
キャラデザは最初キービジュアル見て、15年くらい前の萌えアニメかな?と敬遠してたのですが、そこで売っている作品でもないですし、動きがいいので気にするところではないと考えを改めました。
あと、おっこのお母さんに松本零士感ある

ストーリーもよくできていて、傷ついたおっこが若女将としてみんなを癒していくうちに、自分も救われるという軸が頭からお尻までキレイに通っています。
おっこが一人になると、実は両親の死を受け入れられていない描写が挿入されるので、切なさがこみ上げます。夢のなかの「なんだ死んでないじゃん(うろ覚え)」に胸が締め付けられました。このまま静かにおっこが壊れていく狂気が描かれるのかなーと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。
最後にはお客の前で若女将でいられなくなってしまった、おっこ最大のピンチで、死者は生者を救うことはできません。この辺で涙腺が決壊しました。
その後は”立派な行動”だった思います。

あと感想と関係ないですが、花咲くいろはと千と千尋の神隠しを再視聴したくなりました。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

日曜昼の回にもかかわらず観客の8割が成人男性という異常な状況で鑑賞。TVシリーズ未見、原作未読。
泣けると前評判を聞いていたものの、こんなヘビーな物語とは知らず思わず落涙。
包丁やテーブルに映り込む影、水やレンズの表現など作画面でも満足度が高い。
ジュブナイルの傑作。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

号泣ではなく気づけばほろりと涙がこぼれている、端正な佇まいでそっとあたたかい、心に沁みる映画だった。
所作まで含めた和服の描写のリアリティと美しさが、自分が見たアニメの中でも最高峰という点も特筆しておきたい。特に、1シーンだけではあるが、たすきがけ&裾からげ&スパッツのおっこには、なんというかこう、新しい可能性を感じた。
それから、眼鏡の描写も最高峰レベル。ようやく「風立ちぬ」に並ぶ作品が出てきてくれた。レンズ部分の輪郭のズレ、顔に落ちるフレームの影、といったディテールが全編に渡って徹底されている。
和服だけでなく、画面に小さく映る小動物まで、ちゃんと「らしい」動きで隙がない。映画に相応しいレイアウトと芝居で、作画面での満足度も高い。原画に本田雄氏の名前があってびっくり。
原作の読者層は、おそらくおっこと同じ歳くらいの小学生が中心だと思うが、過剰に大げさだったりくどかったり説明的だったりすることなく、わかりにくくならないギリギリまで刈り込まれた脚本も驚き。この映画を見る子供達を信じていなければこれはできない。幽霊のような非現実的な存在も登場するが、起こる出来事はあくまでも現実的な範囲で、ドラマの軸は終始おっこに置かれており、揺るぎない。
物語は、おっこが自分の身に降りかかった大きな悲しみを受け容れるまで、とまとめらるだろうか。そんなおっこを見つめるカメラの、彼女が倒れそうになったらすぐに手を延ばせるくらいの、突き放すでもなくべったりでもない距離感が、とても好ましい。そう感じるのは、おっこの両親よりも歳上な自分の年齢ゆえであろうか。おっこと同じ歳くらいの子供達がどう感じるか、聞いてみたいかも。

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