<評価:A>
視聴2023.6.15
初めてサクラ大戦を観たので現時点で旧作との比較は出来ないが、激しいアクションはCG、感情の揺れ動くシーンやここぞというシーンで手描きで魅せるという使い分けが素晴らしい。CGキャラの表情も豊かで違和感がない
キャストの声の演技も素晴らしく続編が待たれる。
悪いところはぱっと思いつかないけど飛びぬけてよいところも浮かばない。
スチームパンクとファンタジー要素は個人的に好きなのですけどあまりそういう要素の印象は残らなかったな……。
田中公平さんの楽曲が好きなので、OPの激帝国華撃団のアレンジだったりとか、エンディングテーマだとか、最終回の歌とか好き。
EDは買っちゃった。
あとキャラデザは久保帯人キャラは好物なのでツボでもあった。
ただゲームをやってないからわかんないんだけど、ゲームをやってたらより楽しめるのかもしれない。
自分は初代しかやってなかったのでちょっとポカーンとするところも。
もうちょっとキャラごとの掘り下げがほしかったので12話だと厳しかったかなぁ。
3Dがあんまり得意じゃないからそういう意味ではマイナス評価気味になっている気がする。
サクラ大戦を一切知らないが王道というか、まあ、そうなるよねという感じで難しくはない。ロボット系は話が重くなりがちなイメージがあるが、そんなことはない。
ただ世界観かキャラクターかもしくは声優さんかに思い入れがないと奇をてらうこともなく、ただの作業と化して割としんどい。面白くないわけではない。
個人的にはOPのハモリとかパート分けとかが一番興味を持ったし、今までを知らなくてもいつの間にか口ずさみたくなる良い曲だと思う。
キャラ原案久保帯人感。
サクラ大戦ってこういう話だったのかー。
もっとばりばり歌えば良いのに。
真新しさはなかったかなー。
【★★☆☆☆】
新サクラ大戦全体に言えることだが、旧作で世界観のベースにあった東京という土地の史実伝説混ぜこぜの霊的な背景(平将門の首塚とか)がすっぽり抜け落ちていて、単なるパワー合戦になってしまっているし、物語のリアリティを損なっている。それに比べたらセルルック3DCGがしょぼいとか小さな問題だと思う。観てれば慣れるし。
サクラ大戦のアニメを全話見たのは今作が初めてですが、人気のあるシリーズにしては盛り上がりに欠ける気がします。
ベタな展開ばかりで終始「まぁこうなるよね」という印象ばかりでした。
唯一、最終話での主人公機と新機体との合体はベタでも入れて良かったと思える展開でした。
結局黒マントは必要だったのか…? 原作前作も未プレイで前提知識なしに見たのでちょいちょい襲ってくるコウマが何なのかよくわってないが、おおよそ敵の正体と経緯は理解した。師匠かっこいいのとクラーラちゃん頑張ったと思います。
ベタベタでした
今回のTVシリーズに対する批評ではないが
一連の作品群について分析する資料たりえる情報と思われるので
言及しておこうと思う。
創設期の帝国華撃団が、大部分(神崎すみれを除き)
登場しない理由を知っている視聴者は、
どれほどいるだろうか。
ウィキペディアや(公式が制御しきれない)ファンサイト等を
巡回するなりして、経緯を調べておくことを勧める。
原作者からして、この作品に熱意を失っていることが
わかるはずだ。素材を引き継いだ現在の企画チームは、
その設定を一般人には知られたくないのだと思われる。
(常識的であるはずの)ネタバレ防止について
わざわざ公式サイトにガイドラインを掲載しているほどである。
一般人に知れると都合の悪いことがあるのだ。
新サクラ大戦のゲームの続きをアニメで放送したもの。ゲームをプレイした人でないと序盤話の内容についていけない構成とやたらと顔のアップと叫ぶだけのカット割り演出。意味不明な動機で戦う悪役。制作陣が旧サクラ大戦の魅力を全く理解出来ていないことが分かる内容でした。旧シリーズのファンだけに残念。
旧アニメ/ゲーム「サクラ大戦」のファンの方、ゲーム「新サクラ大戦」のファンの方は楽しめるかもしれません。それ以外にはツライ作品だと思います。敵のキャラが弱く、味方のキャラ掘り下げまではできず、なにかと平板な印象。おすすめできかねます。
原作未見。
派手なビジュアルに反してひたすら「無味無臭」、かつ「古臭い」作品、という感想。
登場人物の掘り下げを原作に頼っており、これ単体ではさくらやクラーラ、あざみ、白秋などを除いてキャラが薄っぺらく見えてしまう。
これは原作におけるサブヒロインも例外ではなく、掘り下げれられるエピソードのなかったアナスタシアとクラリスはほとんど戦闘要員になってしまっている。
原作では人気キャラであるらしい誠十郎もちょいちょい顔を出すばかりで、なぜ花組の皆に慕われているのか視聴者にわかりにくい。
また、世界各国の華撃団も最後にチョロっと出てきて加勢するだけで、原作を知っていれば燃えるのかもしれないが、視聴者にとっては「よくわかんない人たちが助けてくれた」ようにしか映らず、感動できない。
特に問題なのがヴィランとなる莫斯科華撃団、というかカミンスキー。彼は本作のメインヴィランながらキャラが非常に薄く、赤羽根健治の怪演は印象に残るもののキャラクターとしては「よくいる神を気取る三流ヴィラン」でしかない。そのカリスマの弱さから全く「強大な敵」という感じがせず、ギャグ回の7話でただでさえないカリスマを完全破壊するようなギャグ描写を挟んだこともあって、帝国華撃団がカミンスキーに勝利しても全くカタルシスがない。
90年代~ゼロ年代を駆け抜けた前シリーズの魂を受け継いだ作品ということでシナリオの内容もゼロ年代の作品らしい、若干クラシカルな内容なのだが、本作はそうした古典的な「要素」をストレートに持ってくるばかりで、現代風に昇華できていない。なので「古き良き」ではなく、どうしても「古臭い」という感想になってしまう。
特にバレバレの変装をして花組を助ける白秋(白マント)を前にして、「白マント、一体何者なんだ」と大真面目に悩んでいる花組の面々は間抜け以外の何物でもない。
また、「クラーラがレイラの死を目の当たりにしてイヤボーン」などの演出も悪い意味で90年代的で、シリアスな笑いになってしまっている。
シナリオ自体も設定面の疑問が多く、メカニックの一人に過ぎない司馬が欠けただけで出撃できない花組、毎回毎回ワンパターンに敵に突っ込んでは噛ませ犬にされる初穂、莫斯科の仕掛けた華撃団対戦に際して無対策の帝撃、暴走したレイラを煽って自爆し花組逆転のきっかけを自ら作ってしまうカミンスキーなどツッコミどころや難点が多い。
目を覆うような大ポカこそないものの、これらのポカミスが積み重なって盛り上がりを自ら殺してしまっている。
特に問題なのが「降魔人間」とカミンスキーの持つ力の設定。
劇中では「降魔と人間の架け橋になるキーパーソン」と言われる降魔人間だが、視聴者は今まで特撮怪獣のような理性のない降魔しか見ていないわけで、そんなモンスターとわかり合えると言われてもピンとこない。白秋の孤児院には人間に近い降魔もいるようだが、そもそも降魔勢力の内情がさっぱり説明されないため、そんな説明不足の存在との相互理解をキーポイントにされても視聴者としては困るばかりだ。
また、降魔人間が偶然で生まれた存在ならまだしも、降魔人間は人間側が人体実験をして作り出した人間寄りの存在であり、それが2つの勢力の垣根を壊すと言われても説得力がない。
カミンスキーがツングースカで手に入れた力も全く説明がなく、加えて登場人物の誰もがカミンスキーの力のことを知ろうとしないため、スッキリとしない。最終回の描写を見るに次回作の伏線なのかもしれないが、それにしたって扱いが雑すぎる。
個人的には、ちょっと見るのを後悔したレベルのクオリティ。
原作ファンならもっと楽しめたのだろうか?
なんか、うん、王道って感じでした。
久々にあんな悪役らしい悪役を見たような。
前作を見ていないので何ともですが、霊的な話とか和ファンタジー的なわくわくする雰囲気は薄かった…?キャラクターの深掘りもやや足りてない印象。
原作ゲーム未プレイ。
旧作のサクラ大戦は「新」を期にTVシリーズを一気観した程度。
個人的には大正・ロマン・スチームパンクなんてよだれダラダラの内容なので、
旧作発売当時にそこそこにお金を使える年齢だったら間違いなく破産するレベルでお金を注ぎ込んでいただろうな、という感じ。
そこでこの「新」であるが、「サクラ大戦」というブランドでなければ、納得は出来ないものであったろうが、
旧作のTVシリーズを考えても、ゲームのOVA的な位置づけとも言えるわけで。
花組一同にしてももっともっとキャラクターの内面までみたいと思ったが、それはゲームをプレイしなさいと、ということなのだろうし。
ちょっと厳しい評価になってしまったか。