過程を省き、逆転した結果だけ見せた。
自分が売り込みに来られた側なら
売り手が値上げしてきたら、その時点で商談を打ち切っている。
セールスマンがしつこく絡むなら、殴り倒しているはず。
いかなる策を講じたのかわからないが、
ただでさえインチキなものを
値上げできると本気で思っているのか?
あんなことができるのはフィクションだけだろう。
多くの謎が残った。
眼前で魅音が犯行予告。
立ち回りかた次第で悲劇を回避できたような気もする。
大石さんが出版社勤務というのは嘘で、警察だった。
次話からは仕切り直して、別ルートが始まるはず。
TVシリーズで、当時この趣向は斬新だったし
見方次第では、リゼロの「死に戻り」の先例
という解釈も可能なのでは。
宣伝文句に「標的は悪党のみ」という文言があるが
1話の時点で一般人を標的にしている。
有名なクリエイターの名をクレジットに記載しているが
過去の作品に及ばず、ネームバリューだけ借りている状態だ。
番宣などを観て『クロサギ』のような内容を期待すると
落胆することになるだろう。
https://ch.nicovideo.jp/plunderer
https://fod.fujitv.co.jp/title/5c17/
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFCNTBY
https://www.b-ch.com/titles/6789/
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23127
https://www.nicovideo.jp/series/89024
三百年前から帰還後、のんだくれている回は見苦しかった。
いくつかセリフを間違えている箇所が散見される。
業界の慣習とはいえ、ソフト化が早すぎる。
リゼロや銀英伝のように作り直した方がよいだろう。
塔の登頂を目指す者たちが集い、「試験官」なる者が
彼らに試験を課すが、この試験を課す目的がわからない。
自分の推測は「自らの存在価値を捏造するため」。
彼らに険しい塔を踏破できるほどの実力は無いので、
冒険者より上の立場に立ちたいという暗い動機で
やっているのだと考えられる。
「そもそも塔に試験官は必要ない」というのが
自分の見立てである。
夜の資質について、劇中でも言及されていたが
彼は人が良いだけで、優秀な点は見いだせない。
ほかの登場人物は、「仲間」やライバル、試験官に至るまで
外道やサイコな奴しかいない。夜に酌むべき点は特にないが
選択の余地がないから、なのだろう。
「そもそも、この試験は必要なのか」という疑問は
結末に至っても解消されなかった。
おそらく、世界観を形作る上で
必要な設定が練り込めていないのだと思う。
あるいは、この物語における作品世界は、すでに人類が滅び
地上には無益な者しか残っていない時代なのだろう。
「人材が足りていない」と察せられる画風に加え
それをシナリオ面で補うどころか、吐き気を催す場面で
埋め尽くした、悪意の塊のような作品である。