https://tver.jp/series/sryvrsf1su https://dizm.mbs.jp/program/namiyo
https://ch.nicovideo.jp/namiyo-anime
https://fod.fujitv.co.jp/title/d1vl/
https://www.amazon.co.jp/dp/B086P4YQV8
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B8SQTWLD
https://www.b-ch.com/titles/6890/
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23766
https://www.nicovideo.jp/series/115361
今回のTVシリーズに対する批評ではないが
一連の作品群について分析する資料たりえる情報と思われるので
言及しておこうと思う。
創設期の帝国華撃団が、大部分(神崎すみれを除き)
登場しない理由を知っている視聴者は、
どれほどいるだろうか。
ウィキペディアや(公式が制御しきれない)ファンサイト等を
巡回するなりして、経緯を調べておくことを勧める。
原作者からして、この作品に熱意を失っていることが
わかるはずだ。素材を引き継いだ現在の企画チームは、
その設定を一般人には知られたくないのだと思われる。
(常識的であるはずの)ネタバレ防止について
わざわざ公式サイトにガイドラインを掲載しているほどである。
一般人に知れると都合の悪いことがあるのだ。
準備不足であり、アニメ化が尚早だったと思う。
1クール完結だが、ストーリーは中途で終わった感がある。
いくつか元ネタがあるオープニングテーマ曲は
ネタ曲としてなら存在価値を見いだせるだろう。
主人公が出自を嘆くことは、本作のコンセプトでもあるが
師匠や戦友といった協力者に恵まれているので、
不幸という印象は薄い。
王宮には、ならず者が権力と財力を持ち
山賊を成り金にしたような者がいて
主人公ひとりの悲劇というより民衆の悲劇と
いうべきだろう。
白石の行為は横領であり、刑事罰に問われても仕方ない行為。
ドラムセットは学生のバイト代で買えるし
ドラムの練習にスタジオを借りる必要はない。
正当化できるような事情があるわけでもなく
経緯を承知の上で不問にするならメンバーも共犯となる。
彼に肩入れする主人公に、茨の道を歩む覚悟があるのか甚だ疑問。
世に出す前に、脚本をコンプライアンスに照らしてチェックすべきだったと思う。
コンテスト決勝の結果は順当というところ。
ポピパはいつもの調子、主役はRASだった。
一時的とはいえ、パレオの脱退は予想外であり
この件でチュチュが過ちを認め
バンド内の不和は収束に向かった。このシナリオは
企画チームの間で意見が分かれたかもしれないが
悪くない落とし所を探り当てたと思う。
競合するグループへの敵対的言動を繰り返し
それに周囲が気遣う構図は歪みをはらんでおり
コンテスト途中経過の好成績に増長し
仲間への同調圧力に及ぶに至った状況には
これを打破するため「劇薬」が必要と感じた。
離反が無ければ、和解に至らなかっただろう。
六花とマスキングが行方知れずのメンバーを捜す場面は美しかった。
悪くない出来なのだが、最初のTVシリーズ(1998年版)
と比べてしまうと見劣りする。
当時、原作と展開が異なることで賛否両論あったのだが
あれはあれで好アレンジだったといえそうである。
とりたてて新作に欠点があるとは思わないが、
旧作を再評価する機会になった。