元祖『仮面ライダー』の曲が流れたのは痺れました。そしてとどめはライダーキック!最後の最後までライダーキックを出さなかったのはよかったです。
しかしちゃんと修行してたとはいえ、「自分は仮面ライダーだ」という思い込みだけであんなに強くなるものなのか。さすがに戦い終わった後で入院してるけど、常人なら意識不明の重体だと思いますよ。そこ突っ込んじゃうと本作が成立しなくなっちゃうけど(笑)
実はショッカーは実在した、いや、「実在してくれた」世界。そしてショッカーの「おかげで」憧れのヒーローに「成りきれた」男。正義の味方になりたいという一念で自らを律し身を持ち崩さなかった無職中年の人生は無駄ではなかったのだ!
というのが本作だが、では、ショッカー側は『仮面ライダー』を見ていたんだろうか?たまたま『仮面ライダー』のショッカーに似ていた?それともショッカー首領に憧れた男がいたのか?などと考えていくと話がややこしくなるので、コウモリ男を倒して終わりにしたのはうまい幕引きだと思いました。
絵はクセのある原作の絵をうまくアニメに落とし込んでましたし、曲もかっこ良くてよかったです。
アクションがすごいのはアニメーションの特性としても、叙情的な余韻・余白すらアニメーションしてるのがすごいと思います。作画、演出、声優の演技、音楽、いずれのレベルも高い。
惣流と式波、世界線の違う二人アスカの楽屋落ち漫才。旧劇アスカの報われなさに心を痛めていたファンへの補完計画。
二代目悪魔くんのお話。初代はアニメ第1作の悪魔くんで本作にも親として登場する。前半は探偵もの、後半は悪魔くん自身の謎に迫る。繰り返しの視聴に耐えるクォリティ。
取って付けたような歌要素、男性版『シンフォギア』にしたかったのか?伝説の声優ユニット「NG5」の夢よ再び?制作側の狙いは分かるけど、透けて見える狙いを超える魅力があったかな?
敵の復活を待つ間、戦力を(民意を)維持するため兵員をアイドル化するというアイデアは面白かったけど、鎧擬亜を使えるのは敵との血の因縁を持つ者であって訓練ではなかったはず。本作では妖邪が科学的に分析できていて軍が対応するようになった世界みたいだけど、「人知れず人の世の運命を決める戦いがあった」という伝奇的な設定との食い合わせが悪かったと思う。
「マフィアと探偵」が「勇者と魔王」な世界。うざくて元気一杯な城ヶ峰がいいキャラしてます。正論振りかざすし足手まといだし、ヘイト集めても不思議じゃないのになぜか憎めない愛されキャラ。ヤシロとの掛け合いが楽しい。
1 クール12話で終了と思っていたら2クールやるみたいだ。
私はFateのふわっとしたファンでしかないのですが、それでも「いつものFateと何か感じが違うな」と思ったら、本作は『デュラララ!!』を書いた成田良悟氏による二次創作の公式化とのこと。二次創作だけに原典を知らないと面白さがよく分からないし、原典たるFateも歴史ある作品なので、本作を独立した作品として評価するには1クールでは尺が足りないと思いました。
誰が主人公なのか、どこに感情移入すればいいのか分からないうちに終わってしまった感じです。
「強制的に復活させられ使役される勇者」という設定は『Helck』にもあったが、魔王が人物(生物)ではなく「現象」として扱われているのは今作が初めてではないか。それが自然現象なのか人間の策謀なのか、二期があるそうなので見届けたい。
主人公の唯一の理解者であった正義を奉ずる女騎士が、その正義に裏切られて処刑される(そして勇者として復活させられる)という陰鬱エンド。
人間を悪と断じる者ナイヴズとあくまでも人間を信じる者ヴァッシュ、30年越しの戦いついに決着。見たかったものを見せてもらった満足感はあるのですが、悪役の造形に難ありと感じました。
ナイヴズが人間に愛想を尽かした切っ掛けは分かるがその憎悪を継続する理由が分からない。深読みすればプラントは人間の遺伝子をベースに作られた人工生命体であり科学が生んだ新たな奴隷だが、衰弱死するほど搾取されるのはナイヴズが移民船団を未開惑星に墜落させたからではないか。仮にグレートフォールで人間を殲滅できたとして放り出されたプラントをどうするつもりだったのだろう。
結局、初恋の人に裏切られて全人類と全同族を巻き添えに自殺したかったが失敗してそのやらかしにもっともらしい意味を持たせようとしているだけにしか見えず、ラストバトルのカタルシスが不完全燃焼でした。