「マフィアと探偵」が「勇者と魔王」な世界。うざくて元気一杯な城ヶ峰がいいキャラしてます。正論振りかざすし足手まといだし、ヘイト集めても不思議じゃないのになぜか憎めない愛されキャラ。ヤシロとの掛け合いが楽しい。
1 クール12話で終了と思っていたら2クールやるみたいだ。
私はFateのふわっとしたファンでしかないのですが、それでも「いつものFateと何か感じが違うな」と思ったら、本作は『デュラララ!!』を書いた成田良悟氏による二次創作の公式化とのこと。二次創作だけに原典を知らないと面白さがよく分からないし、原典たるFateも歴史ある作品なので、本作を独立した作品として評価するには1クールでは尺が足りないと思いました。
誰が主人公なのか、どこに感情移入すればいいのか分からないうちに終わってしまった感じです。
「強制的に復活させられ使役される勇者」という設定は『Helck』にもあったが、魔王が人物(生物)ではなく「現象」として扱われているのは今作が初めてではないか。それが自然現象なのか人間の策謀なのか、二期があるそうなので見届けたい。
主人公の唯一の理解者であった正義を奉ずる女騎士が、その正義に裏切られて処刑される(そして勇者として復活させられる)という陰鬱エンド。
人間を悪と断じる者ナイヴズとあくまでも人間を信じる者ヴァッシュ、30年越しの戦いついに決着。見たかったものを見せてもらった満足感はあるのですが、悪役の造形に難ありと感じました。
ナイヴズが人間に愛想を尽かした切っ掛けは分かるがその憎悪を継続する理由が分からない。深読みすればプラントは人間の遺伝子をベースに作られた人工生命体であり科学が生んだ新たな奴隷だが、衰弱死するほど搾取されるのはナイヴズが移民船団を未開惑星に墜落させたからではないか。仮にグレートフォールで人間を殲滅できたとして放り出されたプラントをどうするつもりだったのだろう。
結局、初恋の人に裏切られて全人類と全同族を巻き添えに自殺したかったが失敗してそのやらかしにもっともらしい意味を持たせようとしているだけにしか見えず、ラストバトルのカタルシスが不完全燃焼でした。