サービス開始日: 2026-03-22 (182日目)
世間知らずの二世のぼんぼんの話ではあるんだが、パフォーミングアートに興味のない私でも面白く見ていられるのだからすごい作品だ。3話まで見て思うのは、人物配置がうまい。実在の人物、オリジナルの人物を取り混ぜて、出会いが主人公を形作っていく。『ガラスの仮面』のように作者の計算でキャラクターを動かすのではなく、偶然の出会いが主人公を前に進ませている感じがすごくいい。
・白拍子、ダラさんみたい(『令和のダラさん』)。子供の好奇心にタジタジ(でもまんざらでもない)
・観阿弥「芸には対価を払え!」ど正論。お父さん、あんたは正しい。一座や子供(主人公)を食わしていかないといけないんだからね。白拍子の境遇も、同じ世界にいるだけにすぐ分かったんだろう。息子の先生役にお金払って当然。
凡百の作品は現代の価値観で過去を断罪(敵を設定)したり、現代的な戦略思考や博愛主義で主人公を無双させたりするのだけど、当時の価値観を持った登場人物が、当時の社会的な立場の制約のまま、なおかつ現代の我々と共通する心情で行動するのが本作。これって実はもの凄く難しいことで、だからこの作品はすばらしい。
心配があるとすればアニメならではの付加価値を付けられるか。でもトマトスープ先生ならではの絵柄をうまく活かせているようだし(可愛らしい絵柄でシリアスな内容って、これまた難しいことだと思います)、声優さんの演技も音楽もいいので、心配なさそうです。
・丁寧に作られた作品。こうした地味な作品の二期が作られるとは、なかなか捨てたもんじゃないね。
・ただ、名作というわけでもないんだよね。何が足りないんだろう?分別はあるけど葛藤がないから?まあ、中庸であることが「おっさん」の魅力ではあるのだけど。おそらく、凡庸と中庸の区別がつかないから。「おっさん」の発言は人生訓なんだけど、凡庸にしか聞こえない。
・基本を徹底することは凡庸ではあるけど大切、というのは分かる。しかしそれが「身に染みる」レベルではなく、単なるおっさんのぼやきで終わってるところが残念。
・お嬢様オーラをまとうつもりが闘気(バトルオーラ)を練り上げてしまいましたとさ
・主人公のキャラデザ(顔つき、性格)が好き
・本物のゲーム画面はずるい。これができるのがアニメの強さだね
・だれもが一度はやってみたい、ガラス窓を突き破っての逃走。驚くお嬢様の顔で吹いた
乙女版『怪獣8号』。嬉し恥ずかしで怪獣化するのは『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』以来かな。怪獣化する理屈なんてどうでもいいんだよ。枕に顔をうずめて悶絶する恋心がナニしてアレするんだ。「きゃ~、恥ずかしい!」(どっか~ん)。来週もサービスサービスゥ!(お母さん)
・貸本屋と先生は知り合いだったのか
・先生、いい編集者にあたったんだな。だが黒歴史を知る者は社屋ごと爆破する(笑)
・主人公ではなく、先生が視聴者(クリエイター志望者)の代弁者なんだね。主人公がマンガ家志望者ではない、というところが素晴らしい。これ、重要なポイントだと思う。
・「作品を愛して描いている」。理由は分からないけど道半ばで諦めた先生からすれば、これほどまぶしい、心打たれることはないよね。そりゃ泣くわ。
いい。マンガに限らないが、良質な「物語」が子供に如何にポジティブな影響を与えるか、こんなどストレートに語る作品は珍しい。主人公が元気はつらつな子供なのもいい。引きこもりや生活に疲れたサラリーマンが転生して無双する話もいいけど、それはあくまでも変化球であって、やはりストレートもないとね。
そして、主人公ではなく、先生が視聴者(クリエイター志望者)の代弁者であり、主人公が最初からマンガ家志望者ではない、というところが素晴らしい。これ、本作の重要なポイントだと思う。
あと、オープニング主題歌の歌詞、「これを描いて生きる」になってるのイイね。
第一クールで設定やキャラを紹介して、第二クールからがお話としては本番という感じか。本家スーパー戦隊が終わってしまった今、貴重な五色戦隊ものではあるんだけど、アイドルグループ兼ヒーローという構図がね、マーケティング的な意図が見え透いてしまって、好きになれない。というか、大嫌い。