少年少女のひと夏の思い出というには……ハードすぎる大冒険譚
ガメラは平成三部作を大人になってから見たくらいの知識
アニメーションだからこそできるガメラと各怪獣のアクションシーン、破壊される町や施設の描写が良い
人間が操演すること・生物として生存することを考慮していないようなグロテスクでアンバランスな怪獣のデザインもかなり好み
あの手のこの手で痛めつけられるガメラが痛々しい。怪獣を人間が治療しようとするのは初めて見たかもしれない
3DCGの人物の顔の描写、影のつけ方が気になる部分はなくはない。動きはだいぶ自然でよかったように思う
大人としてのキャラクターであるタザキもエミコもいいかんじ。エミコの最期が良い
OPとEDの曲がアツさと爽やかさを両立していて、かつ作品にマッチしているのでかなりよい
1989年という時代設定に関しては昭和から平成に切り替わるタイミングのノスタルジックな雰囲気という以上の意味があったかよくわからない。今より少し昔の不便さと、少し進んだ未来のテクノロジーの優位性を両立させるためかしら
いわゆる昭和のガメラを清算して再構成したように見える
生き残った少年たちと新生した子ガメラのこの先の物語、つまり続編に期待をしてもいいんだろうか
2023/09/13
動物顔の恒星間文明『商連』に地球が征服された近未来、使い捨ての安価な傭兵部隊『ヤキトリ』として作戦に当たる主人公たちを描くアクションSF。
■3DCGで描かれる映像がすごい
複雑なデザインの戦闘装備や多脚戦車などのメカニック、勢い良く回るカメラワークや画面いっぱいの敵の大群をトゥーンシェーディングの効いた3DCGで描くことで、ハイディテールな映像とセルルックなアニメーションを両立させている(正確な用語がわからないが、見たらわかってもらえると思う)。爆破エフェクトが青いのが近未来SFっぽい感じで良い。全体的にわざとらしさのある、映画の吹替っぽい声優の芝居がちょっとくどいかもしれないが、慣れればそういうものとして見られるかも。
■原作カルロ・ゼン
途中までネットフリックスのオリジナル作品だと思ってみていたんだけど、原作がある作品だった。数的劣勢を機転で何とかするシナリオ、屁理屈でやり込める感じは確かに幼女戦記に通じるものがある。一応一つのヤマを越えて決着はするものの、もっと先が見たいと思わせてくれる作品。
2023/06/18