サービス開始日: 2024-10-05 (657日目)
ノベルゲーの原作をそのままアニメにした形で、共通パートのダイジェストを繰り返しながら各ヒロインの個別ルートを4回繰り返し、最後に親子・家族ルートに入るのだけど…個別ルートはAir/Kannonのような感じでおおよそすべて同じKeyによくある展開のため、中盤以降は冗長に感じた。家族ルートはCLANNADのような感じだけど、まず同じ作品の中でこの2つが同居しているのがかなり違和感がある。また、親子を描く中でも結局いつもの悲しい別れがあるのだが、それがヒロインたちの意味不明な能力によって引き起こされる謎現象によるもののため、親子関係が変化する描写の必然性が薄すぎて話に没入できなかった。あぁいった親子関係を描くのであれば、意味不明な不思議設定は取り除いてもっと説得力のある・現実的な設定で良いと思う。不思議恋愛ノベルと親子ノベルを合体させようとして、親子に不思議を重ねてうまくいってないように感じてしまった。
古い物語らしい、良い意味で凝ったところがないシンプルなストーリーがこの時代に心地よい。特にアンのトンチキなキャラクターは今見てもとても面白かった。とはいえ、中盤以降に恋愛の話が主軸となって以降はこうした面白みは薄くなり、どこかで見たようなありふれた展開が続く。後半のアンのあまりの凡庸かつ不快な振る舞いにかなり評価を割り引くことにはなったが、エンディングは一応まとまっており、全体としてもそこそこ良いくらいの評価となった。古い外国文学を直訳したような台詞回しは、気になる人もいればある種の味として楽しめる人もいるだろう。
初回から一貫して、キャラクターの些細な感情を表現するアニメーションや自然を中心とした背景美術が素晴らしい。また、ただ宝石が欲しいだけのクソガキ主人公に対し、問いかけ、教え、新たな興味を示し、導いていく凪と瑠璃の師弟関係、好きを通じて友情を深めていく瑠璃と瀬戸、進路に悩む瑠璃・瀬戸の道標になりつつ自らも未来を模索する凪・伊万里と、キャラクターの成長や関係性の描写も非常に良い。もちろん、まったくの初心者の興味をくすぐるような鉱石を絡めた物語も面白いもので、スタジオバインドらしい音楽の選定とそれを絡めた演出の巧みさもあり、総合的に申し分のない映像作品だった。
当初はテーマのマイナーさや原作人気の弱さもあって注目も少なかったが、始まってすぐにその質の高さから着実に注目を集め続け、終わってみればトップレベルの評価と人気を得たのではないだろうか。
良いは良いんだけど…どれもあまり突き抜けたものがないエピソードには感じたかな。原作を読めばまた違うのかもしれないけど、どうにも全員大して切羽詰まっていないように感じてしまう。もう皆が大学生なのだから思春期というのも厳しいのかもしれない。どう畳むのかを見届けるためのつなぎといった印象が強い。
思い出補正もあるが、昔の原作ならではの冗長さのないシンプルなストーリー、個性のあるキャラクター、質の高いアニメーション、申し分ないリバイバルだった。
今なんのために何してるのかもはやよくわからんし、個々の出来事の展開・描写も特に興味を惹かれない。そもそも何がしたいんだっけ。
AIや技術関連の描写がだいぶ甘いというか、技術レベルが2026年ぐらいで止まってるし、AI倫理の発展も同じくらいで止まってるような描写。AIモノはだいたいこんな感じで描写が甘くて没入感を削ぐので中途半端に入れなくて良いと思う。とはいえ、導入としては続きが気になる好みの展開なので期待はしたい。
全体的に尺がきつそうというか、色々な枝を挟んで急に話が切り替わることが多すぎて、正直よくわからなくなることが多かった。ノベルゲーのゲーム体験として考えれば、複数の枝を挟みつつの巻き戻りを何度も見せることは効果的なのかもしれないが、アニメのプロットとしてはさすがにやや展開がしつこすぎるかなと感じた。結果として細かい描写をする尺もなくなっているために、ゲーム未プレイの視聴者をおいてけぼりにする場面が多かったように感じる。
キャラクターデザインもゲームに比べるとかなり雑に見え、戦闘が多いわりに戦闘作画もいまひとつと、全体的にどこに力を入れたのかよくわからない作品になってしまっている。
音楽にもうちょっと工夫があればすごくよくなっただろうになぁと思うと惜しい。それ以外は順当にコミカライズをアニメ化している感じ。
まぁ…特に言うことはない量産型である。止め絵の作画や音楽が良いのは特徴だが、ストーリーとキャラクターがあまりにもあまりにもテンプレすぎてどうしようもない。アニメーションも止め絵と比べると大きく見劣りする。11話が特にひどいが、これはおそらくシリーズ構成の失敗で尺が余りまくったのだろう。魔王がどうとか言ってるがアニメとしてのく続きはおそらくないだろうし、もうちょっとマシな原作を担当した方が良いのではないか。
主人公が立ち上げたチームがチャイナ版ポケモンバトルで天下を取る目前に謀殺され、転生して知らん人に乗り移り、そこから落ちぶれた元のチームに合流して正体を隠しながら再度天下を目指すという、転生ポケモンチート無双的な話。誰が自分を殺したか、乗り移った先の人物は何者なのかを探すミステリー的な要素もほんのり存在している。
1話、最終話などのここぞという場面のバトル作画は非常に気合が入っているのだが、なにせ肝心のポケモンバトルが壊滅的につまらないのが厳しい。話もキャラクターもありきたりな転生チート展開な上、主人公の切り札がナマズポケモンで敵を飲み込むという…なんでそんな設定にしたの?という何もわくわくしないし絵的にもつまらないもので、ここぞの作画でもカタルシスがない。
随所に意味わからんギャグを挟んでくるチャイナあるあるもしっかり入れ込まれており、結果的には作画だけ頑張ってるけどそれ以上でもそれ以下でもない、というものだった。
少女漫画の男女を逆転させた作品。つまり、何もできない女みたいな男が主人公で、イケメンみたいな美女3人がヒロイン。何をするでもない主人公が、何をしたわけでもないのにしょーもない理由で一方的にヒロインに愛される話が延々続く。この設定上の転倒一点を除いてすべて既視感に塗れた作品だった。