僕にとってはバランスいい作品だった。
忘れかけてた駄菓子を思い出させてくれて、おかげで最近駄菓子買うようになったし、最初はキャラデの絵柄(特に目の造形)に戸惑ったけど途中から慣れてどんどん引き込まれた。ほたるさんもサヤ氏もかわいい。
籠の鳥ではなく自ら道を切り開いて進みつつ出会う人々と良い関係を築いて王子と結ばれるお姫様とか、理想的だよなと。
ゼンと白雪だけじゃなく、皆が良い関係を育んでいく雰囲気が良かった。
最初から最後まで心地よい作品だった。
時間を掛けて醸成されたルパン三世というエンターテイメントをらしい演出でやりきった感ある。ダヴィンチはマモーの複製人間に発想のルーツを持つキャラかなーと。
マカロニウエスタンを生んだイタリアでルパン三世が人気があることと、今シリーズがそのイタリアを舞台にして2クール飽きさせないほど「らしく」馴染んだこととが無関係ではないと思う。
タンバルン編のラストを最終回にする構成じゃなくてよかった感ある。ドタバタの後に静かに丁寧にキャラの心情が整理されていって終わるのもいいなと。
逮捕状手続き無しにいきなり逮捕できるの?ってツッコミはしない方がいいかな。
テンポを損なわないためにそのへんの捨象は必要かなと。
ラスト、メイド服と聞いて急に興味持ったのは嗜好が理由なんじゃなくて、リースフェルトとの関係を見抜いて利用できると踏んだからだよね…だよね…