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とても良い


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とても良い

オーディション結果、ユーフォの人間関係的に天国から地獄になって草。武田綾乃先生もおひとが悪い。しかし実力主義から恩恵を受ける側に居てそしてそれが正しいと信じてきた久美子、麗奈に今度は刃が向かう展開が面白くないはずがない。二人はどう心に折り合いをつけるか。



とても良い

黒江真由、本人は自分がないと言うけれど、フィルムカメラを愛用したり写真に映ることを忌避したりと、むしろかなり拘りが強いような気もする。ただそれを他者に向かって表現しない・出来なくて、むしろ他者の期待に沿う方を常に優先してしまうところに闇がある感じ。

その黒江真由、久美子ならそんな自分を理解してくれる、殻を破って懐に入ってきてくれるという期待がずっとあったんじゃないかな。個人練しているところにひょっこり現れたり「何か話したい事があったんじゃないの?」という言葉にそんなことを感じてしまう。けど久美子は拒絶してしまった罪悪感から表面的には友好的に接するものの部活の友達の一人というラインを超えて近づこうとはしない。黒江真由にとってプールはそのことがはっきりしたイベントになったのではないかな。久美子と一緒に撮った写真を現像しなかったところに諦めと失望、もしかしたら同時に芽生えた反発心が察せられる気がして。

黒江真由さん、関西もしくは全国のオーディションでは本気でソリを取りにくるのでは!?どうもそんな予感がします。



とても良い

オーディションはユーフォ3枠ソリ久美子とひとまず平穏に収まったけど、久美子が黒江真由を拒絶してしまう理由はなんなのだろう。黒江真由は確かに人とのキョリ感が掴めてないというか不用意なところがあるけど(そしてあの臆病さはそれで痛い目にあってるからなのかも)。

明らかに久美子と仲良くしたがってるのは彼女も認識してるはずなのだけど、歓迎するよと言葉では言いつつもいざ踏み込んで来られると拒絶してしまう。思えば麗奈もあすか先輩も最初は久美子にとって苦手な相手だったけど、結局は自ら相手の懐へ踏み込んでいったわけでこの二人との違いは何なのだろうか。

3年生そして部長になり、進路に音大は考えてないと言ったり、オーディションの競争に淡々としていたりと、一見「特別になりたい」というかつての熱い想いは現実とぶつかる中ですっかりすり減ってしまったかのような久美子だけど、オーディションで「なぜか気合が入った」とあったように消えてしまったかのような残り火が実は内心燻り続けていて、麗奈とソリを吹いて全国金を獲るという「特別になった」と感じられるかもしれない唯一の道を通る上で黒江真由は最大の脅威になるとそう感じているのからなのだろうか。

そういえば4話に続き今話でも佐々木梓ちゃん登場。未読ゆえこの辺りどの程度原作に沿ってるのか分からないものの、ほぼちょい役だった1、2期と異なり3期ではかなり存在感のある使われ方をしているなという印象。これ今後立華編をアニメ化するための布石なのでは?と期待したくなるところたけど果たして。



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