サービス開始日: 2020-03-01 (1726日目)
違う形のクレヨンしんちゃん?
SPY×FAMILYが大人気になったのか大衆に人視されすぎてしまった影響なのか分らないが初めに思った感想はクレヨンしんちゃんに寄せてきているなって印象。
かりそめ家族が本当の家族になるための過程を描いていく作品だとは思っているが、家族一緒の時間が大事だよってことを本編よりも伝わるようにしているなって感じた。
SPY×FAMILYはお互いに裏の顔を持っていてそれをどれだけバレないようにするかってシリアスな笑いが常にあるコメディが続くってイメージで家族の大切さみたいなものは作品としてストレートに表現するって感じではなかったのでメディアに影響されたように感じてしまった。
「逃げるは恥だが役に立つ」の「ガンバレ人類! 新春スペシャル!!」でも逃げ恥なんだけど、なんか違うなぁ世論によった作品だなぁって感じてしまったのと同じような感覚になった。おじさんの感覚なのかもしれない。。
アーニャ始動のコメディパートについては「うんち」を連呼していたり、「じごくにおちな。ベイベー」とキメ顔で調子乗っていたりとしんちゃんとマサオ君を足して2で割ったようなキャラ付けが印象的だった。
映画ということでより大衆的に作っているってのと客層が小さい子供がいる家族連れの方がメインだと思うのでマーケティング的には成功しているように思える。
シーン移行の初めにキーになるものをさりげなく映して印象づけたり、少ない表現の中での悪役の劣悪さの出し方など脚本自体は丁寧だった。
また、アクションパートは非常に素晴らしかった。
WIT STUDIO さんということで進撃の巨人仕込みのアクションのスピード感と構図は相変わらず素晴らしい。
タイプFを倒した後の炎の中に立ち尽くすヨルさんのかっこよさは破壊知れない。あの1枚絵だけをずっと眺めていたくなる。