アニメを見る前、タイトルやキャラクターなどを見て「なんだかラッキースケベ的なアニメかな?」と思っていたけど、それとは正反対の内容に思えた。
第3話まで見た時点で、何か哲学の本でも読んでるみたいな気分だった。
想像とはかなり違う内容で、言葉による心理描写が徹底されていた。頭の中でいろいろ考えながら物語を楽しみたい自分には、きれいにうまくはまった作品だった。
人によっては面倒な作品に見えると思うけど、一つ一つレンガを積み重ねるように話が進んで、無理な展開が一切ないのは、ストーリーとして素晴らしいことだと思う。
いろいろなアニメを見て、どうしてここでこんなことを考えたんだろう、とか、そういうことを思う自分にとって、この作品は、それをほぼすべて丁寧に説明してくれているように感じた。
だから、アニメよりは、原作の文章をゆっくり追いながら、改めて場面場面の心情を味わいたいと思う。
ひとつだけ今でも疑問なのは、第3話で綾瀬さんが下着で浅村くんに迫るところ。なんでそんなことしたのかなって。
海外のアニメを見通したのはたぶんこれが初めて。
日本の価値基準とは違うところがあると思って見ていたので、違和感についてはあまり気にせず見ていた。
全体的には王道のラブコメ。相手が元芸能人で少々粗暴だというところが特徴だけど、それ以外はいたって普通かな?
展開などもわかりやすく、安心して見ることのできたアニメだと思う。