サービス開始日: 2020-08-10 (1955日目)
本日の夜実況。「美人過ぎる母」と人気の高い、みゆき母こと育代さんの登場回。
プレゼントを作ったりお手伝いしたりすることも大事だが、何より大切なのは感謝の気持ちを伝えることであるという、ストレートなメッセージが伝わってくる。
この回、プリキュアたちのプレゼント作りの舞台になっていたのはふしぎ図書館だった。
ふしぎ図書館について説明されたのは7話で、それきり触れられてもいないから、忘れている視聴者も多いのではないかな。
みゆきが作ったプレゼントを「ヘタクソ」と罵るウルフルンに、人情家のキュアサニーらが怒りを向ける。観ている自分もキュアサニー同様、ウルフルンから向けられるあまりにもひどい侮辱が許せなくなるところ。
3幹部の中でもウルフルンは特に、心ない言葉でプリキュアたちを傷つけることが多くて。実はそれこそが「愛情自体を憎む」出自を持ったウルフルンの正体にもつながっている。だから、プリキュアに一度や二度懲らしめられた程度では改心するはずもない。
月次の日曜実況として選んだ回。
実は少し前に、ジャンプ漫画の名悪役を振り返るネット記事があった。そこで紹介されていたひとりがハドラーで、そこから「ハドラー退場回でも観ようか」と思い立ったという経緯。
この回は、前後の回の中でも特に力が入っている大定番回。ハドラー退場だけでなく、アバンの生還や、これらを受けての特殊EDもあって大いに盛り上がる。
本編はハドラーとポップの会話を中心に進行していくけど、二人とも、特にポップの作画がえらいイケメン。
作画監督は香川横田コンビで、ハドラーとポップのイケメン作画だけでなく、竜魔人バランの登場回以外でこのコンビが起用されたことに改めて驚く。
本日の夜実況。
5人で班行動をしていたところ、みゆき・やよいははぐれ、あかね・なお・れいかチームと別々になってしまう。
みゆき・やよいチームの道中は楽しそうだった。ちゃっかりうどん屋に入って満腹していたし。一方、あかね・なお・れいかチームは苦労が多く、特に空腹のなおが気の毒だったw
大阪名物、納豆餃子飴が今回のキーアイテム。2チームは行く先々で、納豆餃子飴に導かれるかのように大阪の街を巡っていた。
青っ鼻アカンベェにプリキュアのひとり技は効かないのに、納豆餃子飴には悶絶。効果てきめんで吹くw
戦闘中、ちょうちょデコルで飛べるようになったプリキュアたち。
「こっちですよー」と笑顔でアカンベェを煽るキュアビューティが可愛かった。
本日の夜実況。みゆき顔芸回。
ツイてない日のことも、笑い飛ばしてしまおう。…という教訓なのだろうけど。
その意図通りに観ると、なるほどハゲのこけしは面白かった。シュールな笑い。
修学旅行、夜の定番といえば恋バナ。みゆきはピーターパンのガチ恋勢と発覚。
ちなみに自分は、この5人の中ではキュアビューティがいいと思います。
本日の夜実況。
「ふしぎ図書館」でプリキュアたちが集まるシーンは、7話以来初めてだったのでは?
キャンディが「自分はプリキュアの役に立てていないのでは?」と悩む。
きみは後々、プリキュア全員の窮地をひとりで救えるほどに成長するのだ。そんなに落ち込むことはないのでは?と言ってやりたいところだが。
そんなキャンディの悩みと関連してか、ジョーカーの口からはキーアイテム「ミラクルジュエル」の名が初めて語られた。意外と早い回であることに驚く。
れいかとキャンディの関係もフォーカスされている。珍しい組み合わせ。
キャンディを侮辱するウルフルンに、「おだまりなさい!」と一喝するキュアビューティがイケメンすぎて惚れそう。
本日の夜実況。
8話(イレカワール回)と流れがよく似た回。恐らく意図的なもので、同じお巡りさんまで登場してて吹くw
久々の成田回だけど、スマプリでこのフォーマット(マジョリーナの魔女道具で騒動)を定着させたのは成田さんということか。
虫のことは苦手なままだけど、毛嫌いしているわけでもないというなお。
虫が苦手になったきっかけの回想もあれば、その説明がきれいに腑に落ちそうだなと思った。
本日の夜実況。
プリキュアの本質は日常回にあるとして、日常回縛りでスマプリ屈指の良回と思ってる。
家業と真剣に向き合う、あかねのイケメンっぷりに惚れ惚れするね。
あかねの「隠し味」探しを皆が手伝うシーンが楽しげで、スマイルに満ちている。
「隠し味」は結局、相手に「元気になって欲しい」と思う心だった。
スマイルになって欲しいということ?つまりは愛か?王道だねえ。
本日の夜実況。
シリーズ構成、米村正二さんが自ら脚本担当している。
だからといって重要回というわけではなさそうだけど、嘘にどんどん尾ひれがついていく流れはテンポよく楽しい。
スマプリはクラスメイト全員の設定があることでも知られており、この回ではその全員が登場する。
自分のお気に入りは、カチューシャでおでこが見えてる岡田まゆちゃん。このキャラデザはモブにはもったいない。
さて、冒頭にやよいママが登場し、親子の会話からこの回はスタートしているが。
家族のシーンにパパを登場させない理由はないだろうから、パパはあえて「描かれていない」のだろうと察することができる。
その理由はやよいの次の当番回、19話「パパ、ありがとう!やよいのたからもの」につながっているのだと気づく。
本日の夜実況。
マジョリーナ、ひみつ道具回シリーズの1本目。
みゆきとキャンディの仲直りが微笑ましいのだけど、教育的なメッセージよりはキャンディの暴れっぷりが面白い。
それもタナカリオン演出のたまものか。
マジョリーナと何かと縁のあるおまわりさんが初登場。
こんなサブキャラが、まさか再登場するとは思わないところ。吹きだしてしまうw
本日の夜実況は、石川由依さんのご出産祝いを兼ねて。
その場合は育児や出産に関する回をなるべく選ぶことにしているけど、みのりんにはその様な当番回がない為に、特にこだわりなく好きな回を選んだ。
経験という引き出しから、みのりんが作家としてひと皮むける回。
トロプリでの推しがみのりんだったこともあり、本放送中はずっと、創作でのスランプに苦しむみのりんを応援していたと記憶する。
この回はその糸口が見つかった様な回だったから、ちょっと嬉しかったな。
また、石川さんのお祝いではあるけど、普段は高飛車だがみのりんに対しては優しいローラにも注目したい。
本日の夜実況。
「ひみつ基地」というロマンあふれるワードが含まれるサブタイ。その期待は外さない。
皆がお気に入りの所持品を持ち寄って、秘密基地を「好き」で満たしてゆくのが、いかにも楽しい。自分も似たような遊びをした経験はあるから。
バーバパパにも、家を作るシュールだけど楽しい回があるのだけど、それを思い出す。(この話、いつもしている気がする)
れいかが早速持ち込んだのは、「道」の掛け軸。れいかの「道」ネタはこの回が初出。
その名の通りに美しく優秀だが、天然ボケを持ったれいかさんがいとおしい。
あとあかねが、いかにもお好み焼きが焼けそうなプレートを持ち込んでいたのが何気に面白かった。
家業への愛着がわかる、ちょっと小粋な演出。ただ、電気はどうするつもりだ?
世界のどこにでも行ける「ひみつ図書館」こそが、プリキュアの「秘密基地」にふさわしい。そんな、ロマンだけでなく合理的な結論でもあるのだけど。
この「秘密基地」でのシーン、実は言うほど多くない印象が正直ある。要所できちんと秘密基地が描かれていることも、この周回では検証したい。
本日の夜実況。
ポップの口からは背景設定が概ね全て語られ、この回からが本編という感じ。
プリキュアの側ではポップ、バッドエンド王国側ではジョーカーが登場。この回でメインキャラが全員出揃う。
ジョーカーはカワリーノにも似た狂気が感じられるキャラで、強烈な存在感がある。一方、陰ながら妹を見守る「良いお兄ちゃん」であるポップには好感。
みゆきとポップが、南極でキャンディについて語り合うシーンは暖かい。「なんで南極にいるのか?」という突っ込みはさておき。
みゆきが妙にこだわっていた決め台詞は、「5つの光が導く未来」。
中学生が、しかも赤点常連のみゆきが考えたとは思えない、ちょっと気障だが粋な口上だ。
みゆきが将来、絵本作家という夢を叶えたのだとしたら、これはその片鱗か。
「きみほんとに適当なことしか言わないな」吹いたw
この回から、OP/EDが共にある通常フォーマット。
Aパートの掃除シーンも楽しかったけど、
「いつになったら、サブタイ通りに料理を始めるのか?」
とヒヤヒヤしながらみてたw
主人公が料理を始めた時、表情が変わってスイッチが入る感じがした。
「これでタイトル回収か?」と。意外と強いものを持っているのだなと。心地よい。
春アニメの放送が始まってからだいぶ日が経ってしまったが、視聴開始。
数ある春アニメの中から、のんのんびより由来で。あと、加隈さんが出てるから選んだ作品がこれ。
タイトル通りに食事はちゃんと美味しそう。
少しの勇気で、不器用な主人公の運命が開けてゆくのが心地よいね。と思ったら、Cパートのオチがひどい。吹いてしまったw
モコ太郎はモブかと思ったら、番組公式でレギュラーだったと知り驚くw 継続。
本日の夜実況。
スマプリでの自分の推しはキュアビューティ。その目から改めて初変身回を観ると、この回には彼女の魅力がたくさん詰まっていると感じる。
まず単純に作画がよくて、美少女作画での印象的な顔アップが多い。
マジョリーナが白雪姫の人形を踏んだ時、れいかはその侮辱への怒りでキュアビューティに目覚めた。
普段穏やかな彼女が発した台詞は、ストレートに「許しません」。この凛々しさ、とてもよいです。当然ここも顔アップ。
スマプリは5人という大所帯で、猪突猛進メンバーばかりであるところ、ちゃんと考えながら戦うタイプはビューティだけw
だから、ビューティの活躍で首の皮一枚でつながる回がスマプリには多いのだけど、この回も早速そんな感じで頼もしい。
ジョーカーだけは、知的なビューティがチームの要であることに気付くのだけど、それはもっとあとの話。
本日の夜実況。
既にメンバーになっている3人のプリキュアたちが、次のメンバーはなおであることを全員一致で確信。
プリキュアはこの手の直感を滅多に外さない。確信の通り、なおはプリキュアになる。
なおは義侠心あふれるヒーローのような子だけど、正義感だけでなく「楽しそう」だからという理由でプリキュア入りを受け入れた。
プリキュアへの変身を通じて「何か楽しそうなことが起きそうな予感」がすることを、「ウルトラハッピー」と言ったみゆきと同様。
ただただ明るく前向き。時には呆れるようなギャグを投入してでも、タイトル通りに笑いが絶えないスマプリ。
その一方で、楽しいだけではなく、落とすところで落とすのもスマプリ。
震災の直後という時事を背景として、このシリーズはどんな「スマイル」を子供たちに伝えようとしているのか。
本日の夜実況。
キュアピースは、オタクの社会的地位が今よりもっと低かった時代のキャラクター。
小中学生になってもプリキュアを観ていた、ちょうど漫画にも興味を持った子たちが、キュアピースを観て励まされていたらよかったと思う。
やよいは、普段絵を描かないみゆきやあかねよりは当然上手いが、同じ中学校の中にももっと絵が上手い子がたくさんいる。
というそのぐらいのレベルの、妙なリアルを感じる上手さ。だから彼女は、自分の趣味にも自信を持てないことがある。
たとえ人に馬鹿にされたとしても、何をもって自分の表現に自信を持ち自己肯定してゆくのか。やよいに共感できるオトナも多いことと思う。
「みどりの日」を祝して、YouTubeのプリキュア公式チャンネルにて、キュアフェリーチェ登場回が無料公開されていた。
彼女も緑キュアの一員ということだが、はて。本放送中にキュアフェリーチェが緑キュアと扱われたことがあっただろうか?まぁ確かに、コスチュームの所々が緑ではあるけど…
そんな疑問を持ちつつ本編を観ていると、キュアフェリーチェは「エメラルド」のプリキュアであるし、「植物」、転じて生命を司るこの世界の女神でもある。
なるほど、作品への解釈という立場から、より深い意味で、彼女はまぎれもない緑キュアであることに気づく。
この回ははーちゃん不在の状態から始まることをふまえて、Aパートにも見どころがあって。
落ち込んでいるところを悟られまいと、みらいが空元気を出していたり。それを見て娘を心配したみらい母(今日子さん)が、娘の力になってほしいとリコを頼ったり。母親からは、みらいにとってのリコが家族以上の存在であると認められていることがわかる。
かたやリコは、「やみくもに人探しをしてもいたずらに浪費するだけ」と言わんばかりに、魔法界に戻って魔法を勉強しなおし、その力ではーちゃんを見つけるのだという。
非合理を嫌うところは彼女らしいとも言えるけど、なんと途方もない。しかし、1期を完走すると「魔法とは願いである」ことがわかる。この「はーちゃんを見つけたい」という願いも、ひとつの「魔法」なのかもしれないと解釈できる。
この回を通じてちらちらと姿を見せる、神秘的な謎の少女の正体が、初見では当然気にかかるところ。彼女の正体こそがはーちゃん、即ちキュアフェリーチェ。
2期「MIRAI DAYS」では、物語の中心にいたのは「ラパーパもどき」とも呼ばれていたキュアフェリーチェだったことが記憶に新しい。そのキュアフェリーチェのルーツを振り返れるよい機会だった。
本日の夜実況。
熱血漢で人情家、一緒にいて楽しいあかね。
なるほど、転校して最初のともだちはこんな子がいいかもね。
みゆきに「どんな子がプリキュアになれるのか」と尋ねられ、最初は答えられなかったキャンディは、首尾よく仲間になったあかねを見て「ともだちを大切にする子がなれるのかもしれない」とまとめる。
キャンディのこうしたひとつひとつの気付きが、なまけ玉回(32話「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」)での大活躍につながっているのだな。
本日の夜実況。今夜からスマプリである。
改めて、テンポの良いスピーディな展開に好感。
プリキュアの戦闘まできっちりおさめて、ツカミまで押さえてくれる初回が自分は好み。
前年のスイプリの反省からだろうか?いやいやほんと、これでいいんだよ。
プリキュアや、バッドエンド王国等。物語の背景について、案内役であるはずのキャンディがよく分かっていないw
だから、キャンディは説明台詞でプリキュアたちをまくしたてる様なことは決してしないし、視聴者側が背景を少しずつ知っていく構成に違和感がない。
本日の夜実況。
MIRAI DAYSというタイトルにもある通り、希望は未来にこそあるが、過去は未来に向かう活力なのだという。
過去と未来が二元的な対立軸にあるかと思えば、そうでもなく、どちらも必要なものなのであると。
ともあれ、「未来には希望がある」という、オトナプリキュアシリーズにふさわしい、オトナに向けた直球メッセージだったな。おばあちゃんも結局、「歳をとるのも悪くない」と言ってたし。
一方で、氷河期世代の失い続けたオトナたちは、活力を与えてくれるような過去を過ごせなかった者も多いだろう。未来に希望を持とうなどという能天気なメッセージには納得できないかもしれない。
キュアモフルンやレアな強化フォーム等、ファンサービスは劇場版のネタにまで及んでいた。
シリーズのファンなら狂喜するところだろうが、その中でも注目したいのは、Aパートをひっぱっていたのが、前作50話に登場したみらリコ似の少女たちだったこと。キャラのチョイスがシブイ。
本日の夜実況。
ラス前回だけあって、戦闘の描写は圧巻。
前作での同じラス前回である、49話を思い出すシーンがいくつかある。もっとも、49話と違ってまだ解決はしていない。
この回まで温存したアレキサンドライトすら、クロノウストには効かなかった。最終決戦でここまでの苦境に追い込まれたシリーズとしては、スタプリあたりを思い出す。
ただ、「全滅からの逆転を狙っている」というこれ以上ないほど悪い状況にも関わらず、ここ何話かの絶望感ある引きではなくなっている。
プリキュアたちは改めて、閉ざされた過去よりも開かれた未来を選んだ。
安定よりも変化を選んだ理由のひとつが「四季」だったことに、実に、日常の価値を訴え続けてきたプリキュアらしい説得力を感じた。
前作49話において、「魔法の本質は願いである」とされた。この世界に魔法学校が存在するだけあって、魔法は技術である一方、神頼みの様な願いであるという一面もある。
言い換えれば、願いの強さ次第では奇跡も起こせるということ。おばあちゃん本人は魔法つかいではないが、そのおばあちゃんに導かれてたどり着いた真理でもある。
本日の夜実況。鬱展開はまだまだ終わらないのであるw
みらい、リコ、はーちゃんが夜空をほうきで飛ぶシーン。
心から楽しそうなはーちゃんが久々に見られて、ここはすごくいいね。
屋根の上で、モフルンとヤモーが語り合うシーン。ヤモーがモフルンの正体を探ろうとするが、まったく見当がつかない。
というか、この第2期でも世界観の掘り下げはそこそこしているはずだが、ぬいぐるみが喋る理由は誰にもわからない。これまでに登場したこの世界の神々(ラパーパ、はーちゃん、デウスマストや眷属、クロノウスト)ですら恐らく。
真相が3期のネタになってるといいな…と妄想。
本日の夜実況。
楽しかった前作と比べるまでもなく、鬱展開が続いているなぁw
クロノウストの目的は、混沌と生命の輪廻を断つことであると説明される。
この場でクロノウストの言葉を真に理解できたのは、「時が止まるのは命が消えるのと一緒」と言ったはーちゃんだけかもしれない。
一方みらいは「難しくて、ちゃんと理解できてるか分からないけど。止めないといけないことだけは分かった!」と言った。
前作でのよく似た台詞「そんなことより、はーちゃんを返して!」を思い出した。自分や隣人を守るために戦うというプリキュアのイズムに、みらいはいつも忠実だ。
補習メイトの中で掘り下げが少なかった感のある、冒頭のケイのエピソードはよかった。
本日の夜実況。
はーちゃんは一度は「刻を奪われ」リンクルスマホンの石像にされたが、ひすいの力で帰還。
ひすいは確かにはーちゃんに手助けはしたのだろうけど、はーちゃんは過去に閉じこもることを選ばれなかったから、実際には自力でも帰還できたかもしれないな。
結果的に戻ってこれたけど、もしはーちゃんが石像にされてしまったら、この世界はどうなってしまっていたのか?まったくヒヤヒヤする。
そういえば、はーちゃんの女神としてのお勤めが少しだけ描写されていた。遠くからみらいやリコを見守っていた回想にほっこりする。
はーちゃん同様に石像から帰還することが出来たのは、みらいの大学の同級生でもあるMIRAI DAYSからの新キャラ、野口さら。
今までの展開では、さらは元彼との想い出に閉じこもってしまいそうだったところ、希望ある未来を選び取ることができたことが帰還につながった。
クロノウストの思惑通りに未来に絶望する者ばかりではないことが、プリキュアにとっての希望にもなっている。
本日の夜実況。
ひすいが行方不明の状況は、旧作22話「芽生える新たな伝説!キュアフェリーチェ誕生!」を思い出させる。
実際にその回想も映されるが、旧作22話を最後までなぞるわけではなく、「ひすいが帰還してハッピーエンド」となったりはしない。
刻の魔獣クロノウストは、混沌(デウスマスト)以前に宇宙にいた存在だそう。
多くの神話は混沌から始まっているけれども、まほプリでは、時がその混沌すらも律していたという。「混沌と生命は輪廻する」のが前作で説明された世界観だったと思うけど、生命はもちろん混沌も、因果や秩序に従わねばならず逆らえないのだと。
クロノウストは甘い過去に留まるのが幸せだと言うが、ただの詭弁で、実際にそんなに生易しいものではない。
奪われた未来はクロノウストに「食われ」、根こそぎ奪われ糧になる。いまは力を失っているとはいえ、生命を司るはーちゃんにとって、立場上到底共存できる存在ではないだろう。
そのはーちゃんは、再登場してからずっと沈んだまま。いつも元気だった彼女のこんな姿を見るのはつらいな。
本日の夜実況。
前半の大きなトピックだった「14時間と4分後」が今回の舞台。ここまでの回での謎かけは一旦すべて種明かし。
事前に見せられていた絶望的な未来を変える為に、みらいはひーちゃんに留守番をさせたり、サファイア変身を避けたり、魔法界ではなくナシマホウ界で迎え撃ったりする。ここまでで3手。
しかし、ひーちゃんは留守番どころではなくなるし、サファイアも「使わざるを得ない状況」に追い込まれ、2手防がれる。
最後の1手と関連する、みらいが観た未来に対する「実はナシマホウ界での出来事だった」という真相は面白かった。
魔法学校が背景として見えていたものだから、みらいは魔法学校が存在する魔法界が舞台だったとミスリードされていたが、実際には「魔法学校の姿をした化け物」が見えていただけだったという。アイルには裏をかかれてしまい、ここは完全に向こうさんのほうが上手だったと感じる。
「生前の母との想い出の時間に戻りたかった」という、アイルの動機も判明。彼は黒幕であるクロノウストにバトンタッチして目的を果たし、何しろ完全に満足して退場したものだから、プリキュアたちはアイルに完敗したと言っていいなw
このシリーズの副題でもある「未来デイズ」に、希望はあるのか?絶望しかないのか?
プリキュアは当然、「未来は希望である」という立場で時の魔獣クロノウストに立ち向かってゆくのだけど、かく言うみらい自身も「リコやはーちゃんと一緒だった中学校時代に戻りたい」と願ったことはある。かの子さんの老い等の出来事は、その問いへの伏線だった。
改めて観ると、中盤に大きな盛り上がりがあるというプリキュアのシリーズ構成を踏襲している。
テーマそのものは手堅くシンプルで、「オトナ」としても、少し説教臭い「キボウノチカラ」よりは共感できるものだな。
本日の夜実況。
サブタイの「ひすいの秘密」。何かというと、ひすいがエメラルドの様な魔法を使えること。
唯一無二であるエメラルドの力を操れる以上、ひすいに力を与えているのははーちゃんであろうこと。
しばらく登場していなくても、強い存在感があるはーちゃん。そのはーちゃんがひすいを助ける為に、幻影の姿で一瞬登場。
「どこかで見守っていてくれるでしょう」と言われていたはーちゃんだが、実際に直面していた状況はそれどころではなかった。女神さまは楽じゃないのである。