サービス開始日: 2018-03-18 (2490日目)
このアニメの海面上昇という設定は マンガだからまあ良しとしよう。
しかし、その設定から発生する社会変遷や荒廃具合が全く理解できない。
本島があって、政府や警察が機能している割には、子供が保護されず放置されるし、
その一方で衣食には困らない。
犯罪者を含めた大人は普通に車を使えるようだし、衣食だけでなく住居に困る者もいない。
発電機はすぐに壊れるが、船や潜水艇は壊れない。
社会の需給が壊れてるくせに、通貨は破綻せず通用している。
アニメの中の世界以上に、設定が破綻している。
随分と観ていなかったが、久しぶりに21話を視たら
バイオハザードもどきの展開。
こういう独創性が感じられない話ばかり。
そして機械生命体という御都合の謎設定。
やっぱり見る価値を見つけられない。
どこかの元科学者は、ヒューマノイドだから倫理的に問題無いなどと言っているが、
子供に銃を突きつけるのも、他人の物を壊すのも、真っ当な社会では許されない行為。
同意書を出して合法的に処理しようとしていた割に、行動がチグハグ。
この世界が、無法行為を黙認するような壊れた社会なら、回収自体が無意味。
(ヒューマノイド相手に復讐の感情を持つのは 彼のヒューマノイド観からはあり得ないが、
言動はまるで復讐。)
登場人物の行動も 世界観も ブレまくっている。
さらに、主人公が頭がいいという設定はどうなったのだろう。
ヒューマノイドにもかかわらずに「嫌い」という感情表現をしたことに、どうして気付かない。
感情がないなら、「質問が適切ではない」等の回答になるはず。
そもそも勝手に期待して 期待が裏切られたからといって、癇癪を起こすのは駄々っ子並み。
主人公の優秀さや年齢に相応しくない。
このアニメのターゲットは、どの辺りなのだろう。
技術は 本質的に周辺技術の集大成。
違う文明から提供されるのでもない限り、
背景の文明とそれ程技術レベルは変わりようがない。
超技術が突然生まれるなどという、技術音痴的な文系の発想はどうにかならないか。
例えるなら、世界大戦時にイージス艦を開発しました的なストーリー。
これと同じ次元の話が本作品。
「進撃」以来デザインに多用される、カッターのような刀のデザインも
一切合理性がないのに、いつまでマネするのか?
カッターの刃は、折って切れ味を戻すためのもの
折らずに使うのに、なぜ強度を落とす筋を作るのか。
何も考えずにパクるのは いかがなものか。
結局、ロボット対決ですか
忍者の忍術対決を期待したのに
詰まるところ技術対決。
で、その技術はどこから来る?
技術は 本質的に周辺技術の集大成であるので、
違う文明から提供されるのではない限り、
背景の全文明とそれ程技術レベルは変わらない。
そこを理解してない技術音痴の文系作品ばかりで
本当に嫌になる。
宇宙人でも、古代文明でもオーパーツでもなんでもいい、
普通に開発して 異次元の技術を創作するのだけは
我慢ならない。
絵の品質も悪くなるばかり。
最終話まで見る必要はなさそうだ