魔物のグルメアニメかと思っていたら、設定や展開に意外性のある作品だった。
ダンジョンって一般的なゲームの感覚だと、同じところに同じ魔物が湧き続けるイメージだけど、
ダンジョン飯では、ダンジョンにも生態系がありそのバランスが崩れると魔物の行動も変わるっていう、実社会にも通じる設定がテーマ性を持っていたし、
ファリンを元に戻す方法が「食べて元に戻す」という食をテーマにした作品らしい発想で、作品の独自色が出ていると思った。
ファリンの竜の部分を食べることについて、倫理的な点で悩むかと思いきや、「何食分なんだ」と展開させるなど、全体的にギャグとシリアスのバランスが上手く取れてたんじゃないかと思う。
ただのグルメだけじゃない展開やら、魅力あるキャラクターやらに、こちらが料理されてしまった感のある面白いアニメだった。