本編の「たまこまーけっと」から、こっちは王道恋愛作品として完成された素晴らしい作品だった。「たまこまーけっと」の方で描かれたのはもち蔵の片想いだけだったし、その描写もそれ程重点を置いて描かれたわけではなかったけど、この作品ではもち蔵の片想い、そしてもち蔵から告白されたたまこの様子がとにかく丁寧に描かれてた。当たり前のようにずっと近くにいたもち像から東京に行くことを伝えられて、さらにはそのまま告白までされて、混乱したり、気持ちの整理をつけるのに戸惑ったりしてるたまこの様子がすごく丁寧に描かれてたし、それに合わせた演出もすごく良かった。たまこともち蔵のこれまでの歩みを簡潔にまとめて提示しつつ、もち蔵からたまこはどう見えてたのか、たまこからもち蔵はどう見えてたのかがそれぞれしっかりと描かれてた。そしてみどりやかんながたまこはを後押しする展開もすごく良かった。そして「たまこまーけっと」から何度も描かれてたたまこともち蔵が糸電話で会話するシーンを踏まえて、この映画ではどういう理由でその糸電話が使われるようになったのかも示した上で、ラストシーンのたまこからもち蔵への告白に糸電話を使うという展開になってた。ずっと2人を繋げていた要素の1つである糸電話を通じてたまこが想いを伝えるっていう展開は最高にエモかった。他にも、作画、演出、心情描写、風景描写、全ての点において「たまこまーけっと」から一段とレベルアップしてて、「たまこまーけっと」で描かれたうさぎ山商店街の楽しく朗らかな雰囲気も残しつつ、一級の恋愛系作品として仕上げられてた。見事な映画だった。
神
知らないうちに変わってしまったもちぞうへのたまこの戸惑い、そこから自分のホントの気持ちに気付いて、自分も変わって一歩踏み出すまでの心情がものすごい丁寧だった
派手さはないけど、繊細で初心な恋心の内が投影される一挙手一投足に感嘆してしまった
最後の京都駅で停車する電車に合わせたシーンはもう息を呑むばかりで、ちょっと涙が出ちゃった
あとは、みどりちゃんが切ない
彼女は劇中では決して自分の心の内を語ることはないんだけど、本心は確かにちょっとした表情や態度に現れてて…
だけど、みどりちゃんがたまこにそうしてあげたように、みどりちゃんにもそれを察して寄り添ってくれる友達がいて、最後には気持ちき整理をつけて、うわっーーー!って吹っ切れちゃうのは最高に青春だった
青春最高。
本編では使っていないような映像技法が使われてて、このあたりの背景とかは流石京アニ、すごく綺麗
内容は素敵すぎて言うことない!最後まで優しさに溢れてる作品だった!
・たまこがバトン(もち蔵の想い)をキャッチするまでの物語
たまこの部活動と恋心をリンクさせる展開がさすがですよね。
こういう仕掛けかなり好きです。
・変わらない日々を描いたテレビシリーズ、変わりつつある現実を描いた映画版
この劇場版ではみんな変わりましたよね。
高所恐怖症だったのにラストで木に登ったかんな、口下手だったけど留学を決意する史織、最後にはたまこの背中をそっと押したみどり。
なにより恋心を知り変わっていく、たまこの姿が瑞々しく描かれていました。
・デラちゃんという導き手を敢えてカット→悩みまくるたまこともち蔵
テレビではデラちゃんという物語を引っ掻き回す舞台装置があったため、わりとスムーズに物語が進行していました。
しかし劇場版ではデラちゃんがオマケコーナーに左遷。
その結果、悩みまくるたまこともち蔵のかわいい姿が見られたので、結果オーライですね。
便利キャラであるデラちゃんをあえてカットする決意をしたスタッフの皆さんに拍手です。
・辛いとき、悲しいとき、いつももち蔵がそばにいてくれた
このあたりの演出がすごく胸に染みました。
おもちを好きになれたのも、もともとはもち蔵のおかげ。
たまこを構成する最大の要素であるおもちを与えてくれたのですから、そりゃ『大好き!』にもなりますよね。
・キスどころかハグすらない純なラブストーリー
吉田玲子女史の作品って恋愛シーンがほとんどない印象です。
(自分が見たものだとメダロットの『キクヒメの恋』と王ドロボウJINGのカンパリのエピソードくらい? キクヒメの恋はほとんどギャグでしたが。この映画の後の作品だと、かいけつゾロリZZのひみつでBTFをオマージュした恋愛ものを書いてますよね)
そんな中で今回タブーとも言えた恋愛ものにチャレンジしたのは、やはり作中の人物同様にスタッフたちも『成長して変わる』必要があったのかなと、なんとなく思います。
良すぎた
人生で一番好きな作品
心情描写がわかりやすくて感情移入しやすかった。素晴らしい作品。
終始ニヤニヤが止まらなかった。
十数年言えなかった気持ちを告白したもち蔵の告白シーンは思わずガッツポーズしそうになったし、告白されたあとのたまこの何も手につかない感じは可愛かった。
最後のシーンもよくある"東京に着いていく"じゃなくて"ここにいてよ"だったのは新鮮でとても良かった。
無事結ばれた2人の物語も見たいと思ってしまった。
2024.0203追記
恐らく4回目の視聴。何度観てもキュンキュンしてニヤけが止まらん。世界はこういうラブストーリーで溢れるべき。
可愛すぎて死ぬ
甘酸っぱいストーリーで最初から最後までそわそわしてしまった。最後のワンシーンで全てスッキリして観ていて気持ちがいい。キャラのちょっとした間の取り方までとてもしっくり来ていて完成度が高い。
たまこ…ちゃんとキャッチできた……😭
本上映時に(いろいろ特典付き前売り券を買っていたため)かなりの回数をみていたのですが、先日近場でリバイバル上映があったので見てきました。
自分が山田監督信者ってのもあるけど、やっぱり何度見ても好きだなぁこの映画。
たまこまーけっとからまた見返してみたい。
幼馴染の関係性をよく表現できている。
お父さんの歌も大活躍。
最後のシーンは必見。
テレビを踏まえて観ると思い入れがヤバイ。珍しい事はしていないのに丁寧に描かれるとこういう作品になるんだなあ。もち蔵を応援してた俺らとしてもな!
たまこまーけっとは一度だけみて、ラブストーリーは何度もリピートしてる…
本編のほうが日常すぎる日常なだけ、この作品が際立ってるかんじ。
すごくいい
かもふかもなく。テレビシリーズと違って恋愛ものとしてちゃんと関係性をすすめにきたかーってかんじ
たまこまーけっとでデラちゃんたちと別れて高3になった彼女たちの物語。もち蔵が鴨川の飛び石のとこで告白しててゲージがやばい! TVアニメより質高くてびっくりした、確かにデラたち要るか?と思うのも分かる。
映画を学びたくて東京の大学に通うことを決めたもち蔵がたまこに告白。常盤みどりの切なそうな顔がソイポすぎる。そして、もち蔵に告白されたたまこが萌えすぎて絶叫したし、片言で侍口調になるのかわいい。物語の最後は見慣れた京都駅、たまこが改札の中にどう入ったのか分からないけど。糸電話をキャッチして、たまこがもち蔵に大好きと伝えて天晴れ。
聲の形公開直前の地上波放送(MX)にて視聴
南の島組のショートアニメ( https://annict.com/works/4962 )に追い出されて。
テレビ版(たまこまーけっと https://annict.com/works/1198 )のキャラクターたちだけど、特にテレビ版の続きとかでもなく。
ベタなたまこともち蔵のラブストーリー。
もち蔵はあの後、進路をどうしたのかな…
映画消化フェアその2。
オリジナル話でテレビシリーズ見て無くても楽しめる内容。
南の島勢は今回お休みなんですね。
青春しているなぁと。遠い日々を思い出す内容でした。それぞれの心情を追いながらギャグもありで楽しく見れました。
テレビ版見てなくても楽しめたし、いいアニメ映画だったと思います。