リンガリンド。その地は、壁に囲まれた世界。
壁がその地を覆い、守り、育み、育てた。
壁は神——それがその大地、リンガリンドの根幹である。
ある日、リンガリンド辺境の地「エッジャ村」に
謎の男「バック・アロウ」が現れる。
アロウは記憶を失っているが、
自分が「"壁の外"からやってきた」ことだけはわかると言う。
記憶を取り戻すために壁の外を目指すアロウだったが
次第に、自身をめぐる争いに巻き込まれていく——
最初から悪くはなかったけれども後半に入ってからの勢いが特に良かった。
次々に能力のインフレが起きたり世界の謎が判明していって急にSF風になったり。
結末はダイジェスト気味でもう少し何とかならなかったのかな……とは思うもののそれを許せるだけの勢いがあった。
そんなに重い話じゃなくて良かった
壁抜けた後の世界という意味でもっと時間かけて欲しかった。壁ってこの世界ではすごい重みあると思うけど抜けてからラスボスを突破するまでの短さや世界の秘密という意味で少し物足りないと感じてしまった。
中島かずき×谷口悟朗のスペシャルタッグかつオープニングがLiSAということで鳴り物入りで宣伝してた割に1クール目はかなり微妙な展開だった。が、2クール目は制作陣がやりたいこと詰め込みまくった感が出ていてなんだかんだで楽しめた作品。傑作にはなれなかったけど、良作ではあると思う。
良かった点は3つ。
1.映像面が毎回安定して良い。独特な戦闘カットも多く楽しめた。
2.裏表が少なく気持ちの良いキャラクター像。若干古臭いキャラデザ含めて愛着が湧いた。
3.シナリオは着地点や細部に粗さはめちゃくちゃあるが、勢いで押し切った。
視聴者に媚びず、やりたいことをやり切った感が感じられるのが個人的には好きだった。
これから面白くなるのに期待
出だしからはだいぶかけ離れた展開だったがまあ嫌いではないw さいごはみんなで仲良く共闘のあたりがアツい。設定のトンデモ度はまあまあ好きだがもう一バカほしかったきもする。大元帥なんかいいわー。
最後まで作画崩壊せずにやり切ったのは良かった。
SF的な意味である程度の盛り上がりもあったのも良かった。最後の落とし所が陳腐で、イマイチ。
細かい演出やじっくり見せる心情描写などはばっさり切り捨て、勢いとテンポの良さによる爽快感、そしてストーリー展開の面白さだけで最後まで押し切ったのは見事で、その潔い作風にはとても好感が持てました。
また、勢いや熱さといった直球だけでなく、シュールさやある種バカバカしいノリ、のような何処かシニカルな変化球を織り交ぜてくる作風が、個人的に好みに合って良かったです。これはシュウビの存在が大きかったかもですね。
半分以上見てみたけど、LiSAのOP曲以上にテンション上がるものが無さそうなので止めます!