サービス開始日: 2019-06-04 (1998日目)
蒼穹のファフナーに出てきた「No Where(なにもない)」と「Now here(ここにいる)」の言葉遊びは本作が初出です。ここテストに出ますよ。
「街を出るなら『変化できる』人間になれなきゃアカンよ。変化を恐れちゃダメだよ」って話なんだろうけど…だろうけど!もう!専門用語の洪水を!浴びせるのはやめて!!(死に体)
アドニス編はアニメになっても意味不明。神は要するに「アドニスが法(テーマ)に懐疑を抱くのも織り込み済み、お前は想定内の存在でしかないよ」って言いたかったのは辛うじてわかったけども…。
ティトに続きキールを狂わせたことで嫌な方向に吹っ切れちゃったアドニス、痛々しくて見てられない。そりゃ「旅の呪いを宿す!『試練』とか言って俺を試す!ティトとキールを狂わせる!神は俺に何をさせたいんや!!」ってなるわ。俺もそーする。
それはそれとして脳内のジャガーが「ぜんぜんわからん!」と悲鳴を上げる。「空(くう)」はともかく「神の樹」関連は当時も理解が及ばないまま読んでたなあ。
シェリー姫!そんな娘もいたなあ…原作のここら辺の展開、全く覚えとらん。カタコーム戦役生き残り組の友情好きなんだが、もうちょい見せてもらえないかな。
アドニスもまた旅の呪いを受けてこの世界に懐疑を持っており、だからベルに通じ合うものを感じていた。その懐疑が彼を狂わせていくことまでは覚えてるんだが。
そしてまたまた増える専門用語「試す者・エグザミナー」「魔(ニドホッグ)」。ガイダンスくん、ベルだけじゃなく画面の前で困惑する視聴者も助けてくれんか?
大筋はまあ分かるものの、「原作未読者、ついてこれてんのかな…」と心配になってしまう描写不足感。
特にティツィアーノ関連は、原作・コミカライズにあったアドニスとティツィアーノの関係の描写をカットしたことと、いきなりキティが「癌種の剣」「疑神」とか固有名詞を増やしたせいでクライマックスなのにいまいち盛り上がらなくなっている。
正直、今後が心配。
ビッグバジェットのアニメには及ばないまでも、独特な剣楽についてはちゃんと表現できていてよかった。やっぱカタコームの戦いは素直に盛り上がれて楽しいなあ。あみっけはベテランだけあってベネットの性質の変遷をちゃんと表現てきていて素晴らしい演技。
ただ、コミカライズ版に倣ってアドニスとティツィアーノの繋がりはカタコームの剣楽の前に描写してほしかった。次回でやるかもだけど。
ヒントが多かった「海坊主」に比べてかなり頭を使ったし、今でも全て理解できた気はしない。毒親の教育の中で「母の期待に応えて己を殺した自分」と「年相応の自分」が分離し、のっぺらぼうとなったお蝶が殺して回っていたのは「年相応の自分」だったってことか。なら、お蝶を救いながらもあの家にとどめようとした狐面の男ってなんだったんだ?あれは「現実から逃げたいお蝶」だったってこと?でも薬売りはあの狐面がのっぺらぼう、とも解釈できる口ぶりだったしなあ。
「お蝶は死によって真に解放された」ともとれるラスト、やるせねえ。
モノノ怪の正体は、妹を見捨てた源慧が自分を守るために心から切り離した「お庸への愛」だった。
許されぬ兄妹の禁断の愛。禁忌の感情を恐れお庸から逃げた源慧。お庸も同じく禁断の愛を抱いていたことを知り、モノノ怪に変じるほどの恥を抱き仏門の世界に逃げた半生…こんなん泣かない方がムリ!そりゃ衆道に逃避もするわ。
最後に恥を受け入れる覚悟と共にお庸との記憶を取り戻した源慧だけど、今後は少しでも安らかに生きられることを願うばかり。
…とか安らかな気分でいたら突然挿入された兵衛の謎の描写。あの人は今後も出てくる、ってこと?
日常回。水面に!浮かぶ!!爆乳!!!乙ちゃん、きみはそのままでいいんだぞ。
これまでは展開が早足な印象だったのだが、今回はゆったりのんびり。原作では二人がうなめ先生の家に泊まって次の怪異に繋がっていくはずなんだが、どうするんだろうね。
メシ食ってる乙ちゃんがかわいかったから、まあいっか!(よくない)
流石に露出と火傷の描写は原作よりナーフ。そうしないと地上波じゃ放送できないからね。
うなめ先生の過去のいじめと、菫子さんと化野くんを焼いた塵輪鬼の炎。ともに色と声がつくと凄惨さの重みが増すなぁ…。
基本的には原作通り。「人を呪わば穴2つ」の理論は原作でもシビれたシーン。ただ、「菫子さんの変若の呪いは形状記憶に近い」という説明を後ろに持ってきたせいで、なぜ菫子さんが化野くんを救う時に変若の呪いを使ったのかが説明できなくなっていてそこはいただけない。
PA制作だから一応録画したけど…エッなにこれ百合?
「ジェネリック東ゆう」的な倫理ぶっとび主人公・真咲にまるで共感できない。彼女が「真夜中ぱんチ」として活動する中で更生していく筋書きなんだろうけど、初回で少しぐらいいいところ見せてくれないとイライラが募るだけなんだよなあ。
そして誰も彼もがハイテンションな作風は落ち着けなくて疲れる。
一応次回も見るけど、次回がダメそうだったら切りかな…
「まんじゅうこわい」は アヤカシには きかなかった! 「人の最も恐れるものを見せる」から「そらりす丸」ってこと?
ゆかな女史(シーツー)、中尾さん(フリーザ)、浪川さん(アナキン、リディ少尉)、阪口さん(ウッソ)、関さま(ドモン、イザーク、宗介)に若本さんって…聞き覚えのありすぎる声に囲まれて目眩がしそう。
船の進路を変えた犯人は源慧で、それは五十年前に生き別れた妹と再会するためだった。生きたまま海に流されたってソレ十中八九、生贄的なサムシングやん。絶対碌なもんじゃねえ。
ホントこの世界の人たちは回りくどい形でしか喋れないんだから…。
な〜んか聞き覚えのある声だと思ったらベネディクティンはあみっけだったのか!!雄になった後もあみっけの声で行くのかな。
アドニスとベルの出会いを経て、物語は原作一巻のクライマックスであるカタコームでの剣楽へ。ここが序盤の一番アツいポイントなので、しっかりキメてほしい。
ああ、今後も「飢餓同盟」は「きがどうめい」呼びで行くのね。
さすがに剣楽の時の「剣を撃て(シュベルトストライヒ)!」「パシュフル!パシュフル!」はカットか。戦いを「居合」と表現するセンス、今見てもシビれるな。
戦闘シーンは物足りない感。特にキールとの剣楽は最序盤の見どころなのに手抜きに見えてしまったし、悪の剣士との戦いも頑張りは見えるもののベルがしゃにむに剣を振るっているようにしか見えない。
今回も「聖灰」だの「賢者の石」だの「選抜」だの専門用語がモリモリだったが、ついていけてる原作未読者、何人いるのかな…。
「デバッグ技の弊害」と、なぜ羽賀がデバッグ技を使わないのか説明すると同時に、ハガ一行に明確な目的を与えた回。テスラは「お前らが真面目にデバッグしないからゲームが完成しない」って言ってたけど、やっぱり「全てのバグを見つけてゲームを完成させること」がログアウトの条件なのか?
「社長」一行も羽賀の排除に動きそうな雰囲気だし、物語が動き出しそう。楽しみ。
「薔薇」の描いてあるハートマークの襖…あの僧侶とその弟子はもしかして男色ってコト!?
「『人』殺しの武器は人ではないアヤカシには通じない」という論理に膝を打つ。
わぁいあかりクローズドサークルだいすき。前回、「薬売りはたとえ哀れだろうと、人の世を乱すモノノ怪を討つ存在」、他作品に例えるなら魔戒騎士みたいなもんかと推理したけど、アヤカシの出現を楽しんでいる?それともただ犯人を牽制しただけなのか。
なんとなく察してはいたけど、座敷童は「かつて女郎屋で中絶された、生まれることのできなかった子供」で、シノから「生まれたくて」シノとそのややこを守ろうとしていたわけだ。初回から!キツい!!
薬売りは「いくら哀れであってもこの世に害をなすモノノ怪は斬らなきゃならない」ってスタンスなのかな。あの剣で斬ったことでモノノ怪関連の出来事そのものが消滅したってこと?
「悪たるか、悪なすか その違いを知らんやつが剣を執るな!」
内山さんのアドニス、日野さんのガフ、配役が解釈一致すぎる。
「正義と悪」「剣楽者」「剣」など、今後重要になる世界観を視聴者に教える説明回。のちに『ファフナー』『マルドゥックシリーズ』に繋がっていく言葉遊びは冲方先生の真骨頂で、聞いてて面白くはあるのだがやっぱり脳にストレートに入ってこない。公式で用語集まとめて欲しいな。飢餓同盟のことは「タルトタタン」って呼ばないんだ。
アクションシーンは、1話のクオリティから期待していなかったものの結構イケてて予想外の収穫。これなら一巻クライマックスの剣楽は期待できそう。
ゲームの住人から見たデバッガー、滑稽すぎワロタ。
ハガさんは「完全にデバッグをした上でゲームをクリアすればログアウトできるかも」って言ってたけど、そうしないと心が保てないのかもしれないね。小川一水の小説で「人間は何もしなくても生きられるようになったが、結局『役割』がないと精神が壊れてしまうので労働している」ってあったなあ。
そしてハガさん以外のデバッガーも登場。「どーせログアウトできないんだしデバッグ技で遊ぼうwww」みたいなノリで、悪役として描かれていたけど、自分が同じ状況に陥ったらそんな思想に陥らない自信がない。ハガさん以外のデバッガーはみんなヘンになってしまっているんだろうか。
「永遠に落ち続ける」とか考えたくもねえ…。
「いつか読もう」と思っていたらアニメが始まってしまった。ていうかコレ、既刊12巻も出てんの!?
「オンラインゲームに閉じ込められた」という手垢まみれにも程があるネタを「デバッガー」という視点を加えることで新しいものにした世界観が面白い。今の所「誰を倒せばゲームから出られる」的な話は出てきてないし、ハガとニコラがデバッガー仲間を探したり、地道にデバッグしていく様子を描いていくのかな。
原作とコミカライズ既読。
原作の描かれた時期からすれば当たり前なのだが、むせかえる「ゼロ年代アニメ」感にクラクラ。視聴者を置き去りにし、「花」「教示者(エノーラ)」「世界を穿孔せよ」など固有名詞を出しまくり進んでいく1話のノリ、令和の若い子には通じなさそう。
原作は固有名詞そのものが壮大な伏線になっている、という小説だからこそできる構成だったのでアニメ化には不安があったのだが、「専門用語が出る度に、画面に『その専門用語の読み』が出てくる」という荒技すぎる解決策は絵面が面白くて笑ってしまった。
各キャラのビジュアルは基本的に解釈違いはなく安心。だけど、ベルのデザインはやっぱ文庫版のキム・ヒョンテ版が一番しっくりくる。
一番驚いたのはOP。「あの演出」をやったってことは最後まで駆け抜けてくれる、と信じていいのだろうか。コミカライズ版は一巻の部分で終わってしまったので、アニメには最後まで走ってもらいたいところ。