繋ぎ回かな。
颯太が水島さんにしたことは、その立場になったらそうしたくなるのも仕方がないようなことかもしれない。だがそれでも、それをなんとも思っていないわけではなくて、悔いて、その責を引き受ける覚悟があると力強く応える。そして、創作する神の力でもって、アルタイルを捕らえるための籠となる物語を創り出すことに。菊地原さんなんでも引き受け過ぎじゃないですかね。
一方で、アリステリアは自身の創造主に問いかける。アリステリアの世界を救う気があるのか、と。応じて、それはアリステリア次第で、誰かが都合よく助けられるものではない。ありステリア自身がどうにかするのだと。これは前回の鹿屋と同じような話か。主人公とは、他の誰もできないことを行い、誰も至れないところへ至ろうとする者を指す言葉なのかもしれない。
そして、もう一つ問う。自分の世界は、自分が血を流して正義を尽くすに値する世界か、と。応じて、じゃなきゃそんな話書かねぇよ、と。すごいよな。本来なら知り得ない視点で行われている自身の評価を問うというのも。正義を為してきたアリステリアが、真鍳の言葉を聴いたがばかりに自身の正義に反する行為をとってしまった。それによって自分を疑ったのだろうか。それでも、自身に刻まれた正義が、創造主に問いただし、間違いがないかを納得した、のかな。だから、アルタイルに反し自身の考えでもって創造主を放逐したし、これからどうするかを問われても創造主ならわかるだろう、と応えた。アルタイルをどのような性格に設定したかを知っているのだから。
Cパートに出てきた新たな被造物。更には後2,3名が現界するとのこと。というか、新キャラってセレジアの連れか。セレジアはアドリブこなせるのかね……
最初の頃は玩具宣伝アニメかと思っていたのに、随分と遠くに来たものだ。ただあおちゃんとFAGたちがかわいいだけのアニメじゃなかった。言葉にできないけど、なんかすごい。
魔改造で闇落ちしたフレズヴェルクの本当の想いを知っていたあおの言葉で、絶体絶命のピンチにある轟雷のために命がけの賭けに出るFAGたち。ギリギリのところで救援に間に合い、合体して決めるのとか熱い。
Bパートでは、轟雷たちが喜べるプレゼントを用意するなどでもはや母親目線。そして突然の、轟雷にとってのあおのような、お互いを想い合える関係を築きたいとの告白。それを楽しい別れにするために、と始まったVR空間でのまさかのライブ。モデルのシェーディングもトゥーン調のそれからAOを効かせた感じに。最後の締めの、気持ちは学ぶものではなく経験するものだ、というのもいい言葉。