駐車場にカメラがあるのは普通のことだし
街じゅうの映像を出さなくても、犯行を捉えた映像だけ示せば済むこと。
車体にドライブレコーダーが付いてるかは確認しないのか?
「情報量が大きすぎて、映像解析のほうが追いつかない」
というのは、実際に起こりうる問題だろうけど
機器が無かったら、もっと人体の負担が大きくなる可能性も
考慮するべきじゃないか。
貨幣制度が社会基盤の構築にもたらした側面についての講釈はおもしろい。
そこから生じた、裕福の尺度といった価値観は
本質でなく、副産物。
「戦争を第一手段とするより遙かにましでしょう」
「為政者は国民に血を流させてはなりません」というが
たびたび動乱を起こしてきた者が、これを言うのは二枚舌だろう。
小ネタ満載だが、終盤の展開はよく練られている。
お気にのネタは、電話の着信音が
たきなからの着信を料理番組の音楽に似た曲に設定されていて
これが緊迫した場面で流れる。
千束がこれを設定した思考を想像すると可笑しい。
共演の計画が、早々と進む。
日程を告知したとき、合同のリハーサルを経ているのか気にかかった。
急ぎすぎの感はあるものの、初登場の人間関係を整理して現状を描写するまでを
24分に収めなければならない都合もあっただろう。
礼拝堂で友人と対話する場面や、ジョイントライブは綺麗だった。
めいにボーイフレンドが出来るエピソードは
共通の趣味や自己紹介に、動画投稿やネットの匿名性といった世相が反映されていて
なかなか意欲的。
鬼神家へ新たに訪れたちみもは、能力で住人の怒りを鎮める。
やりすぎで、詐欺師や泥棒にも怒らなくなってしまう。
怒るべきことには怒るべき、という寓話。