あの第5話からどう結末に向かうのか全く想像がつかなかったけど、見終えてみると、ある程度の納得感はあった。
もちろん、完璧な答えなんてあるはずもないし、見る人によって受け取り方は全然違うと思う。
いや、むしろこの作品に関しては、それが特に顕著なんじゃないだろうか。
いじめや虐待を受けた人間が、それを他人にしてしまう――その連鎖をどう捉えるかは、本当に人それぞれで、簡単に語れるものじゃない。
でも、それでいいのだと思う。
感じ方や解釈は一致しなくていいし、むしろ一致しないほうが自然。……などと、それっぽいことを言ってみる👀
サブタイトルの「2022年のきみへ」を見て、「あれ?」と思った。というのも、第1話のサブタイが「2016年のきみへ」だったから。
もしかして6年後に飛ぶの…?と思っていたら、まさかの展開で、本当に衝撃だった。
ただ、6年後のまりかが登場したとき、正直モヤッとした。彼女はかつて、しずかに対して明らかに暴行レベルのいじめをしていたはず。
もちろん、まりか自身にも家庭の事情はあったのかもしれないけど、それをすべてしずかのせいにしてしまう心の在り方は、どうしても理解できない。
そして今回も、登場する大人たちのクズっぷりが際立っていた。しずかの父親の「新しい子どもたち」がもう大きく育っている描写があって、それを見て「しずかの母親が壊れてしまった理由ってここにあるのかも…」と思わされた。
どうにも救いのない展開だけど、それでも続きが気になってしまう。
この物語、どこへ向かっていくんだろう。
親からのネグレクトや、学校での壮絶ないじめによって、しずかの倫理観が壊れてしまっているのか、それとも思考力そのものが奪われてしまっているのか…。彼女の行動を見ていると、そう考えずにはいられない。
それにしても、作中にはまともな大人が出てこないのが気になる。警察ですら、しずかの家に訪れたときに異変に気づかないし、本来なら児童相談所が動くような状況だと思う。
個人的には、東京には行かない(行けない)気がしていて、物語はあの村の中で最後まで展開していくんじゃないかと感じている。
この作品に込められたメッセージ――それが何なのかを考えること自体が、視聴を続けるモチベーションになっている。