音響と音楽は良い。主人公の薄幸ボイスは私の幸せな結婚と同じで、暗い性格も相まってわりとイライラはする…うだうだ不幸エピが続くならあまり好みではないが、とりあえず様子見。
シミュレーションゲームのNo.1プレイヤーがゲーム内で無双する系だが、他ゲーのプレイヤーも入ってきていてゲーム毎のシステムを押し付け合って戦う…はずなのだが、アニメでは古臭いRPG勢と戦ってほぼ一瞬でケリがつくだけで終わってしまった。終盤手前まではただただチート無双するだけ、終盤で想定外が起きるもののすぐに終息して終わってしまう。そもそも、イスラも急に召喚されて、急にお母さんとか言い出して、すぐに死ぬから感情移入なんて出来ないし、双子もすぐに正気に戻ってしまって展開としては薄い味付け程度ででしかない。あのまま双子が暴走して敵に回ったりした方が面白かったのでは。今回唯一の別ゲーの敵であるRPG勢の演出も酷いもので、時代遅れも甚だしい。この調子では他勢力との戦いも期待できそうにない。
ノベルゲーの原作をそのままアニメにした形で、共通パートのダイジェストを繰り返しながら各ヒロインの個別ルートを4回繰り返し、最後に親子・家族ルートに入るのだけど…個別ルートはAir/Kannonのような感じでおおよそすべて同じKeyによくある展開のため、中盤以降は冗長に感じた。家族ルートはCLANNADのような感じだけど、まず同じ作品の中でこの2つが同居しているのがかなり違和感がある。また、親子を描く中でも結局いつもの悲しい別れがあるのだが、それがヒロインたちの意味不明な能力によって引き起こされる謎現象によるもののため、親子関係が変化する描写の必然性が薄すぎて話に没入できなかった。あぁいった親子関係を描くのであれば、意味不明な不思議設定は取り除いてもっと説得力のある・現実的な設定で良いと思う。不思議恋愛ノベルと親子ノベルを合体させようとして、親子に不思議を重ねてうまくいってないように感じてしまった。
古い物語らしい、良い意味で凝ったところがないシンプルなストーリーがこの時代に心地よい。特にアンのトンチキなキャラクターは今見てもとても面白かった。とはいえ、中盤以降に恋愛の話が主軸となって以降はこうした面白みは薄くなり、どこかで見たようなありふれた展開が続く。後半のアンのあまりの凡庸かつ不快な振る舞いにかなり評価を割り引くことにはなったが、エンディングは一応まとまっており、全体としてもそこそこ良いくらいの評価となった。古い外国文学を直訳したような台詞回しは、気になる人もいればある種の味として楽しめる人もいるだろう。
初回から一貫して、キャラクターの些細な感情を表現するアニメーションや自然を中心とした背景美術が素晴らしい。また、ただ宝石が欲しいだけのクソガキ主人公に対し、問いかけ、教え、新たな興味を示し、導いていく凪と瑠璃の師弟関係、好きを通じて友情を深めていく瑠璃と瀬戸、進路に悩む瑠璃・瀬戸の道標になりつつ自らも未来を模索する凪・伊万里と、キャラクターの成長や関係性の描写も非常に良い。もちろん、まったくの初心者の興味をくすぐるような鉱石を絡めた物語も面白いもので、スタジオバインドらしい音楽の選定とそれを絡めた演出の巧みさもあり、総合的に申し分のない映像作品だった。
当初はテーマのマイナーさや原作人気の弱さもあって注目も少なかったが、始まってすぐにその質の高さから着実に注目を集め続け、終わってみればトップレベルの評価と人気を得たのではないだろうか。
良いは良いんだけど…どれもあまり突き抜けたものがないエピソードには感じたかな。原作を読めばまた違うのかもしれないけど、どうにも全員大して切羽詰まっていないように感じてしまう。もう皆が大学生なのだから思春期というのも厳しいのかもしれない。どう畳むのかを見届けるためのつなぎといった印象が強い。
思い出補正もあるが、昔の原作ならではの冗長さのないシンプルなストーリー、個性のあるキャラクター、質の高いアニメーション、申し分ないリバイバルだった。
今なんのために何してるのかもはやよくわからんし、個々の出来事の展開・描写も特に興味を惹かれない。そもそも何がしたいんだっけ。
最初の数話は結構良かったと思うのだが…アニメーションは序盤から手抜き気味だったものの、主要キャラクターの止め絵と背景美術でやや頑張っていた。しかし、そこをすぎると作画は全般的に劣化していった。原作での設定の作り込みや伏線の撒き方は面白いのだが、アニメではそのあたりが見えることなく終わっていった感がある。残念。
AIや技術関連の描写がだいぶ甘いというか、技術レベルが2026年ぐらいで止まってるし、AI倫理の発展も同じくらいで止まってるような描写。AIモノはだいたいこんな感じで描写が甘くて没入感を削ぐので中途半端に入れなくて良いと思う。とはいえ、導入としては続きが気になる好みの展開なので期待はしたい。
12話で終わりでいいんだよね…?中盤から作画が崩れだして、色々残念ではあった。続きはあるっぽい雰囲気だが…ひたすらハーレム状態が続いていくのはどうなのだろうか…。
全体的に尺がきつそうというか、色々な枝を挟んで急に話が切り替わることが多すぎて、正直よくわからなくなることが多かった。ノベルゲーのゲーム体験として考えれば、複数の枝を挟みつつの巻き戻りを何度も見せることは効果的なのかもしれないが、アニメのプロットとしてはさすがにやや展開がしつこすぎるかなと感じた。結果として細かい描写をする尺もなくなっているために、ゲーム未プレイの視聴者をおいてけぼりにする場面が多かったように感じる。
キャラクターデザインもゲームに比べるとかなり雑に見え、戦闘が多いわりに戦闘作画もいまひとつと、全体的にどこに力を入れたのかよくわからない作品になってしまっている。
音楽にもうちょっと工夫があればすごくよくなっただろうになぁと思うと惜しい。それ以外は順当にコミカライズをアニメ化している感じ。
全然まったくこれっぽっちも期待していなかったが、面白かった。話はシンプルで、ある意味ありふれているのだが…それでも面白い。5話は追加された後日談らしいが、なくてもよかったかもね。
まぁ…特に言うことはない量産型である。止め絵の作画や音楽が良いのは特徴だが、ストーリーとキャラクターがあまりにもあまりにもテンプレすぎてどうしようもない。アニメーションも止め絵と比べると大きく見劣りする。11話が特にひどいが、これはおそらくシリーズ構成の失敗で尺が余りまくったのだろう。魔王がどうとか言ってるがアニメとしてのく続きはおそらくないだろうし、もうちょっとマシな原作を担当した方が良いのではないか。
主人公が立ち上げたチームがチャイナ版ポケモンバトルで天下を取る目前に謀殺され、転生して知らん人に乗り移り、そこから落ちぶれた元のチームに合流して正体を隠しながら再度天下を目指すという、転生ポケモンチート無双的な話。誰が自分を殺したか、乗り移った先の人物は何者なのかを探すミステリー的な要素もほんのり存在している。
1話、最終話などのここぞという場面のバトル作画は非常に気合が入っているのだが、なにせ肝心のポケモンバトルが壊滅的につまらないのが厳しい。話もキャラクターもありきたりな転生チート展開な上、主人公の切り札がナマズポケモンで敵を飲み込むという…なんでそんな設定にしたの?という何もわくわくしないし絵的にもつまらないもので、ここぞの作画でもカタルシスがない。
随所に意味わからんギャグを挟んでくるチャイナあるあるもしっかり入れ込まれており、結果的には作画だけ頑張ってるけどそれ以上でもそれ以下でもない、というものだった。
少女漫画の男女を逆転させた作品。つまり、何もできない女みたいな男が主人公で、イケメンみたいな美女3人がヒロイン。何をするでもない主人公が、何をしたわけでもないのにしょーもない理由で一方的にヒロインに愛される話が延々続く。この設定上の転倒一点を除いてすべて既視感に塗れた作品だった。
ついに大人組なしで自力での取り組みの第一歩を踏み出した。インストのOPをBGMに使いつつ、ラジオが聞こえたタイミングでノイズまじりのボーカルを載せる演出は凝っていて、さすがの上手さ。
8割ぐらい意味がわからないというか、意味のわからないことが全編にわたってまぶしてあって、見るたびに「いやいや…」「そうはならんやろ…」「なんでやん…」となるのだが、なんかギリギリ見続けてしまう不思議な魅力?があった。クライマックスもなんでそうなるの?という展開ではあるのだが、結果できあがった緊迫感は本物で、展開もわかりきってはいたのだがそれでも面白かった。ネタ枠で爆死するのかどうなのか看取るつもりで完走し、粗だらけではあり、だいたいの人は3話ぐらいで切ると思うのだが…視聴後の感覚としてはとても良かったと評価せざるを得ない。おすすめはまったくできないが、面白いと思う人もいる作品だと思った。
今期のダークホースの一角。まず原作の強度が高く、一風変わった設定と序盤の展開で引き込まれる上、アニメーションもとんでもなく気合が入っている。ストーリー的には序盤の導入を経て大きな謎のさわりに触れたあたりまでだが、続きもアニメ化されるようだ。原作未読のため以降の展開については全く知らないのだが、現段階で設定や物語上の伏線はふんだんに撒かれており、これをうまく回収しつつアニメーションの品質を保てば今後も大いに期待できる。
お話や展開は若干マンネリ化してきた気もしなくはないのだけど、とにかく完成度が高いというか隙のないアニメ化。あえていえば、聖ホスの文化祭ライブはもっと突き抜けていてほしかったかな…?まぁ高校の文化祭と考えればあれくらいがリアルさを感じさせる範囲なのかもしれないけれど、とにかくいろいろ突き抜けた描写が多い作品なので、あそこを一番期待していただけに若干肩透かし感があったのは残念だった。こんな風に、細かく見ていくと、これはあんまり好みじゃなくて…みたいな部分はあるのだけど、トータルで判定するととても良くできていたと言わざるを得ない。
もう忘れてたけど店手伝ったのもケーキ作ったのもここからだったんだな。凛太郎と薫子だけでなく、周囲の思いやりやサポートがきちんと描写されていて、とても良い回だった。
なんのためにアニメ化したのか疑問になるような量産型なろうアニメ。中途半端なところで終わり、続きをダイジェストで匂わせて終わるという量産型エンド。どうせ続きはない。
さすがに何もかもひどすぎる。面白さもない、普通に駄目なところが多すぎて…作画は止め絵だけで、動きも構図も脚本も間のとり方も全部おかしい。
もう特に言うことはない。サイエンスSARUへの信頼がただただ高まったシリーズだった。原作は非常に作画が良く、漫画なのに動きやスケール感の表現が素晴らしいのだが、本作はそれを損なうことなくアニメーションとしてそれを非常に良く表現できている。音楽もOPEDこそ1期のインパクトにはやや劣るかもしれないが、劇伴も含めると完成は高い。お話らしいお話はないといえばないのだが、キャラクターとアニメーションだけで120点を獲りそうな突き抜けた完成度がある。特に、最後の金太のエピソードなどは漫画ではさして興味を惹かれなかったのだが、アニメーションとして見ると非常に面白く、アニメ化によって大きな付加価値が得られている良い作品。
序盤は低調で視聴を続けるかも迷ったが、終わってみれば全10話の短めの尺の中で起承転結がきれいにまとまった佳作だった。主要人物のキャラも立っており、部活に対するスタンスの違いと衝突というある種ありふれたテーマをまっすぐに破綻なく描いている。特筆すべきは脚本の緩急の付け方と、それに応じたアカペラ楽曲の完成度のコントロールで、脚本上の出来に応じてイマイチなものからよくできたものまで録り分けてきちんと使い分けている。私の個人的な好みとしてアカペラ曲がそこまで好きなわけではなく、劇伴として映えづらいものでもあると思うのだが、楽曲の力で突出して引っ張るというよりは、キャラクターや脚本と調和する方向で十分にその役割を果たしてはいた。