1話あたり 1分47秒。
オープニング 30秒。
エンディング 1分。
本編は ひとこと。
そういうアニメなんだけど、雰囲気良いし、オープニング、エンディングともに良いので毎回とばさずに観てしまうんだなあ。
良いか悪いかで言えば「良い」…だけど、好きか嫌いかで言えば…
待望の大地監督作品がWOWOWでスタート! そして1話目、ワクワクする物語の導入から、ラピュタのような冒険活劇を期待したのは自分だけではなかったと思う。
その意味では期待を外されたのだけど、作品から本気度は伝わってきて、初見から20年経った今でも印象は色あせない。声優さんたちの演技も鬼気迫るものがあった。
原作は未読ですが、単純に、このアニメ単体で観て名作だと感じました。
後半の多宝丸一行との対比、最後の対決に向けてぐいぐい引き込まれました。
原作を忠実に再現するだけが能じゃない。作品の魂・面白さを表現するために、何を変えて何を残すかを考え抜いて作り上げたのだろう。漫画や小説のアニメ化、また実写化など、リメイクに関わる人たちには是非お手本にして欲しい。
細かいギャグやテンポが心地良い。けったいな擬音やセリフかぶりなど桜井監督の作風が存分に活きています。
ちょっとしたセリフでも「危機管理~」等の耳に残るワードが散りばめてあって楽しい。「シャドウミストレス優子」なんてその場限りのギャグだと思ったのに本当にその名前で確定するとは思わなかったw
声優さんの声もクセになる。
2期目もやって欲しいなあ。
かなりコメディ色が強い内容だが、タイトルやちょっとクセの強い絵柄などから内容を予想するのは難しく損をしている気がする。しかも1話目はかなりミスリードを誘う重い展開。
活き活きしたキャラクターとドタバタコメディで話が進みながら、後半次第に伏せられていた情報が明らかになり感動のラストへ…。
観て損はないと思います。(個人の感想です)