ホワイトベースは満身創痍、ブライトは疲労で倒れ、気丈なミライも艦長代理の重責と敵の猛攻に耐えられず参ってしまう。さすがに小さい頃から死線をくぐってきたセイラは強いか。
無茶なガンダムの空中換装にもアジャストさせるアムロの技術の高さ。彼はパイロットとしての特異点、ニュータイプへの道をギリギリの実戦を重ねて歩んで行く。
ガンキャノンが敵モビルスーツを倒すのを初めて見た。
ランバラル隊戦から息もつかせずマクベ戦……と死闘の連続だなと。敵MSはグフばっかだし。
劇場版だとオデッサ作戦までそんなに間がなかったけど、このTV版はものすごい茨の道だなと。
劇場版ではリュウが戦死したときに、こんなに皆んなで号泣するシーンはなかったし、リュウがアムロとブライトの確執に心を砕いていたこともこのTV版ではしっかりと描かれていて驚いた。そして、ブライトが自分の未熟さを認めたことも。リュウはブライトがアムロと向き合って来なかったことを看破し、指摘していた。ブライトですらこの時はまだ19歳、全員が少年兵で未熟であるがゆえに、メンタルも不安定だし迷走もする。
長年の戦友にして愛しきランバラルの敵討ちのためにハモンが特攻を行い、そこにリュウがガンダムと木馬を救うために命を賭して突っ込むという因果もすごい。
初代ガンダムがこのように苛烈なのは、戦争が殺し合いであることをシビアに描いているからだ。
そして、戦局は一気にオデッサ作戦に向かう。レビル将軍の主力軍は連邦軍の全兵力の4割を投入しているのにも関わらず、オデッサ基地の前面に全軍を配置し、背面は木馬のみって酷だな……。
共闘してもバールを葬れず封印が関の山か……また暴れ出しそう。アイリスが間に合わなかったら、闇の王もやばかったのでは。
アイリスと闇の王子、いい雰囲気になりそう。
ランバラルはセイラ(アルテイシア)に遭遇して動揺したのが命取りになったのか……何という因縁。
ザビ家に囚われた幼いキャスバルとアルテイシアを救い出して逃したのは、ジオン・ダイクンの忠臣だったランバラルとハモンだった。
ランバラルは、元々ダイクン派だったし、ザビ家のクーデターでダイクンの勢力が消滅してからは、モビルスーツ(ザク)の開発を担当していたドズル・ザビの麾下にいるから、キシリア派のマクベからは半分敵視されているも同然。それでドムをよこさなかったのだろう。昔からザビ家の兄弟姉妹、特にギレン、キシリア、ドズルは一枚岩ではない。ガルマは末っ子の坊やで皆から愛されていたけど、それ故に甘さをシャアにつけ込まれた。
ホワイトベースの白兵戦では味方も何人か死んでいるはず。リュウも負傷した。このことが、アムロ、ハヤト、カイ達の心にどう影響するか。
アムロがとことんお子ちゃまメンタル。エースパイロットだからと言って指揮系統を無視したり脱走してもいい軍隊は存在しない。自分が軍属でないと言うなら、ガンダムから降りて木馬を去るべきだろう。
ただ、話を聞いてあげるフォロー役は必要だと思う。聞いた上で納得させなければ、アムロがどんどん意固地になってしまう。それが務まる人材はリュウぐらいしかいないけど、彼も忙しいからなぁ。ブライトがアムロと向き合わないことも、こじれている原因だ。
ランバラルの言う通り、この時期のアムロはまだモビルスーツの操縦技術や戦いにそこまで非凡なものはなく、ガンダムの性能で勝っている要素が多い。
ランバラル隊とは白兵戦までもつれ込むのか……
バテテモーダ、前回のヌートリアか。
それにしても、チャラい敵キャラだなぁ。
こいつ、浄化されたら元のヌートリアに戻るんだろうけど、特定外来生物だから捕獲して保健所行きでは……。
ラテ様が毎回弱るの、何とかならないのかな……。
ひなたが不安な様子で終わったけど、敵が強くなってきてプリキュアを続ける自信がなくなってきたってところか。
そしてこの回で放送中断。
新型コロナ禍で制作現場の体制が整わなくなったか……再開できる日を待つのみ。
「みんなで地球の病気とたたかおう」ってめちゃくちゃタイムリーだ。
プリキュアは諦めない!プリキュアは不滅!
シリーズ序盤の山場を越えたかな。
ラストにメガビョーゲンが吐き出した種が密かに動物に寄生するのやばいな。エイリアンか。
グレースがトリアージを迫られる医療従事者に重なって見えてつらみ。
今年のプリキュア偶然なのか、今年の新型コロナ禍のメタファに思える敵味方の設定ですごいな。
あまりにもアムロのメンタルがお子ちゃますぎてやばい。
けど、この流れからランバラルと出会って男の生き様を見せつけられるって感じか。
劇場版しか知らないから、細かい経緯が描かれているのが新鮮。
ミライが水道修理をアムロに頼むお風呂シーンはなぜか覚えてた。劇場版でもあったからかな。
前話でセイラが勝手に出撃して、かなりガンダムは損傷したと思うんだけど、復旧するの早いな。
このアムロ脱走のエピソードも、劇場版にあったような。哀戦士編あたり。
ホワイトベースの面々はこの時点では正規軍じゃないんだけど、ブライトはマチルダさんを通じてレビル中将から指示を受けている以上、軍属としての意識が強くなっている。アムロも戦いに参加している以上は、指揮系統を守る義務が生じるんだけど、まだ情緒不安定なところがある。まだミドルティーンだし、民間人と軍属の両面性を持つようになり、気持ちの置き所が安定していない。
ザクやグフの性能分析を独自にやり始めたり、アムロはやる気を出してきていたところではあったけど、まだまだ坊やだな。ブライトはアムロの心の成長を見守る時間がないと言って切り捨てようとするけれど、一応軍人として経験値のあるリュウでもガンダムを上手く操れるか、見極めができていないあたり、まだまだ未熟。ブライトもまだ若いし、指揮官としての経験もないわけで。
アルテは親方にこのまま恋しちゃうのかな……。
Aパートの解剖は興味深かった。ルネサンス期といえど教会に禁じられてる行為は隠れてやっていたと。つまり、ルネサンスでも初期から盛期に移る直前の時期が描かれてるんじゃないかな。レオナルド・ダヴィンチは自ら30人も人体解剖をして膨大な量の精密なスケッチをしている。ルネサンス絵画の最大の成果の一つとして解剖学による人体構造の捉え方の革新がある。
Bパートはアルテの初仕事。まだ板絵に油彩。帆布を使ったキャンバスが発明されるのもルネサンス期(ヴェネツィア)で、これによって爆発的に油彩画が普及した。
背景を担当したアルテだけど、絵全体の画面構成にはまだ目立った遠近感はなかったかなと。ルネサンス絵画の一大成果である透視図法(線遠近法)が広まっていくのはまだこれからという感じかな。背景に線遠近法を大胆に取り入れることで人物をさらに引き立たせている例は、初期だとマサッチオなどに見られ、その後一般化されていく。
パトロンの高級娼婦?が気になる。
いい最終回だった。
パンジーが策士すぎてやばい。
クズい奴ばっかだなと思ってたら、コスモスとひまわりは反省したし、サンちゃんも落とし前は付けた。けど、ああいうことをした人間は謝罪したり責任取ったところでそんなすぐに信用してはならない。
まさかの塩不足が戦力に影響するという事態。
ついにオデッサの地名が出てきた。黒海沿岸のオデッサはジオンの地球上での橋頭堡。マ・クベを司令とし、大規模な兵力配備と資源調達を行う一大拠点になっている。連邦軍のレビル将軍がここを叩くオデッサ作戦は一年戦争の転換点として戦史に残る。レビル将軍は連邦軍地上戦力の1/3を投入して西欧と北欧方面から東進してオデッサに侵攻したのに対し、ホワイトベースは中央アジア、西アジアを西進して小アジア(トルコ)方面からオデッサに迫った。
久々にランバラルとハモンが出て来た。
ランバラルはルウム戦役以前からのドズル派なんだよな。幼いキャスバルとアルテイシアを地球に逃したのはランバラルとハモン。キャスバルはシャアとなって身分を隠してガルマの学友としてジオン軍に入り、アルテイシアはセイラとしてミライの父などの庇護を受けてそのまま地球で成長、連邦軍に入る。ダイクン家の兄妹の運命はこの作品の裏プロット的に1話から仕込まれている。
何とセイラが勝手にガンダムに乗って無謀な出撃。ジオン兵に接触してシャアの消息を聞き出したかったにせよ、何て唐突な展開。もうちょい前話なりで伏線張っておくべきかと。セイラがガンダムの操縦の難しさを体感するくだりはアムロの面目躍如かな。
いよいよ話が動き始めた感がある。
敵ザクを引き寄せる戦いの匂いとは、身を守るために持っているザクのことだったと。
子連れでザクに乗って逃げてきた脱走兵が離島で暮らしているとか、大筋のプロットの間を埋めるエピソードかなと。
アムロがすっかり軍人の考え方に染まっていたけど、ドアンの経緯を知って、ドアンと子供達が追われないようにするためのソリューションとして、ザクの海洋投棄を行ったのは悪くないかなと。
雑な脚本ではあるけど、一応それでドアンをジオンが追う必要がなくなったと解釈できる。厳密には、脱走兵は捕縛して軍法会議で裁くべきだろうけど、ジオン側としては一人の脱走兵の身柄確保よりも、持ち去られたザクを取り戻す方が目的だったんだろうなと。