出会いの象徴でもある「壺」は、勘当された原因の「壺」になり、そして再び関係を取り戻すための「壺」になった。
観賞用の「壺」には道具的価値はない。そこにあることそのものに価値がある。
たとえヒナの超能力の使用が、実用的価値を生まずむしろマイナスの状況を作ってしまったのだとしても
今は、ヒナがそこにいることそのものに価値を見出してしまった。
だから自然と一人がけ用のソファに座ってしまう。
一方でホームレス生活は続いているが、雑誌の電子書籍化が進む現代は、捨てられた雑誌を回収して路上で売る人とっては辛い時代なのだろうか?と考えてしまった。
不勉強で原作を読んでないため、第1話視聴時点ではそれほど良い印象がなかったが、だんだんこの作品のイメージが変わってきた。
色恋沙汰よりも差別や偏見に対するキャラクターたちの向き合い方の方に注目したい