それは、人間と人智を越えた存在との決別と共存の物語
社会のほとんどhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。
17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだった――。
5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。
その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か?
便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
AIが搭載された人型ロボットであるhIEが存在する世界。
主人公がhIEであるレイシアと出会い、ヒトとモノの関係性を問う物語。
設定が重めだけど女の子がいっぱい出てくるので見る人を選ぶかも。
優しいだけな主人公と美少女AIのボーイミーツガール
人間がAIに動かされるという構図が非常に面白い
主人公の人格に既視感。
「また、こういう奴か」と思った。
彼の意識が変化していく過程は、
ヒロインとの交流を経たことによるもので
能動的に変わったという印象は薄い。
物語の主体がAIであるかのようだ。
AI同士の論争が繰り広げられる場面は圧巻だと思う。
一方の主張に対し、「それは、こういうことだろう」
と感じた回答をピシャリと返している。
従来の戦闘より、見どころはこちらだろう。
最終話の放映日が本放送と離れてしまい
マネージメント面での混乱が気になった。
予算の都合もあろうが、個人的には
延期して完成度を高めてほしかったように思う。
3話で視聴断念…
展開が遅いのと、より機械っぽく描かれてるhIEに対する主人公の反応が不自然で、ロボットに欲情しているようにしか見えず、感情移入できなかった。もう少し我慢すれば面白くなるのかもしれないが、作画も微妙で集中力が持たなかった。
レイシア役の東山奈央さん声のイメージが変わって優しい感じで良かったと思います。音楽もかっこよかった。少々各勢力の狙いを理解するのが難しく。
世界観や設定は「倫理観や価値観に対する問題提起」的な題材っぽいのだが、展開・演出・発言が違う方向を向いていて謎。
特に、主人公の終盤の行動(成長しない。筋が通らずブレブレ)を愚行として描きたいのかそうでないのか、レイシアの立ち位置をどう捉えさせたいのかがよく分からなかった。
そういう乖離が後半になるにつれて大きくなっていき、視聴の辛さが増していった。
こういう題材の作品では多くの場合、主人公が視聴者世界の倫理観・価値観を持っていて感情移入しやすく、感情移入すること前提でストーリーが組み立てられているものだが、この作品ではそれが成り立っていなかったので主人公に鳥肌が立ってしまった。
2話から(1話のBパートから?)作画がディオメディアの暗黒面で、TV放映中に何度も万策尽きて総集編を挟み、結局最後の数話は放送期中からはみ出して後日配信となった。
原作のキャラクターデザインを務めるredjuice氏のイラストが有象無象のラノベ作画になってしまっていることは不満ではあるが、情報量の多いredjuice氏のイラストをアニメに落とし込むことはまず不可能であることを考えるとこれは不満ではあるが許す気になる。
問題は、全体に作画の質にバラつきがあることと、作画を別にした絵面の地味さだ。
作画は全体的に質が低めで、アップのときはかなり良くなるのだが、それ以外は雑。放送延期を経て作られた「Final Stage」でもそれは変わらず、主要キャラであるはずのメトーデやスノウドロップが、中割りではなく止め絵でグズグズな作画になっているのを見た時には乾いた笑いが漏れた。
ディオメディアという会社のキャパシティの限界を超えていることが、画面を通してありありと感じられた。
作画とは別に絵面も地味で、特に戦闘がつまらない。
レイシアはアラトに状況説明しながらブラックモノリスから凄いビームを撃つばかり。
格闘戦メインの紅霞とメトーデはまだいいが、距離を取ればやることはデバイスを使った射撃ばかりで、エフェクトも地味かつダルダル。
設定を考えれば納得ではあるのだが、全体にレイシアが万能すぎてバトルに緊張感がないのもつらかった。
SFの要であるシナリオは、ところどころグッとくる場面があって、原作の素晴らしさの片鱗が感じられる。
だが、全体的にアニメとしては台詞が多く、さらにどのキャラクターも言い回しが難解なため、聞き逃したり、意味がわからなくなるたびに巻き戻さないといけないのは煩わしかった。
いきなり「わたしは、進化の委託先(アウトソース)としての道具」とか「お前には行動の白紙委任が必要なんだろ!」とか言われても、理解できずに台詞が耳を通り抜けてしまう。
止め絵で「長々とキャラクターが喋っているだけ」になっている場面も多く、絵的に退屈なシーンもいくつかあった。
キャラクターは、マリアージュを除くレイシア級はそれぞれいいキャラではあるのだが、台詞の難解さもあって「最終的にどうしたいのか」がわからないことが何回かあった。そもそも5人が掲げる存在意義(「人間との競争に勝つための道具」「人間の拡張としての道具」など)の意味がいまいちピンとこないため、求める結果と行動のつながりがますます見えにくい。
不満を通り越して「癇に障った」のはユカ。
ユカは劇中において「レイシア陣営のボトルネック」でしかないくせに、空気を読まずにピーピー甲高い声でわめいたりわがままを言ったりアラトを困らせるばかり。劇中において何らかの役割が用意されているわけでもない。そのくせ目立とうとする。
もうね、ぶっちゃけるとこんなに殺意が湧いたキャラクターは久しぶりでした。
けど、一番やばいのは2クールで総集編4回+特番1回という前代未聞の事態ではないだろうか。
4回の総集編とか『SEED DESTINY』でしか見たことなかった。BEATLESSはそれを2クールでやっちゃったから種死よりもヤバいやつだったのでは…?
画面を通してディオメディアの「もう限界だ!」という悲鳴が聞こえてくるようで、面白い、つまらないの前に「いたたまれなかった」作品。
原作の面白さの片鱗は伝わってきたので、原作はチェックしようと思います。
何故か、記憶に残らない。「あ、面白そう!」と見てみたら、見た奴だった系