TOKYO MXで放映の最終話、思いっきり途中でぶった切れてるううう。尺不足?
原作小説からかなりボリュームアップしているが、原作者自身がシリーズ構成を担当していることもあり、自分なんぞでは問題点を全く思いつかないくらい、完璧と言っていいアニメ化。強いて挙げれば、かなめによく似た娼婦に宗介が出会うシーケンスが冗長に感じるくらいか。
にも関わらず、自分の中では原作小説を読んだときに感じた圧倒的なカタルシスを、アニメ版が超えることはついになかった。
これはもう、一冊(本作の原作である「終わるデイ・バイ・デイ」は上下巻だけど)を一気に読める小説と、一週間空けつつ細切れのTVアニメとでは、同じ内容でも印象が変わるという、メディアの違いからくる不可避のものであろう。
一冊を通して物語の流れを作っている小説のTVアニメ化は、本当に難しい……。