前半は想像以上に女子高生がおっさんに恋する話だったが、中盤以降は恋愛要素はそこそこに、挫折を経験した2人の新たな一歩が中心だったように思う。ラストの描き方は美しくも、唐突で、あまり好みではなかったのが正直なところ。
最初から見た人には映像美と音楽も合わせて「いい塩梅」な内容。パッと見だとどんな話かわかりづらい。そんな作品。
3人のかわいいクソガキが子供ならではの面白さを発見しつつ、そのベースにあるのはつつみ込むような街のあたたかさ。
上野が田舎すぎず都会すぎずちょうどいい。
安定感抜群の癒し枠として毎週の楽しみでした。
このアニメ、スピーチが毎度素晴らしい。特別な表現も、ありきたりすぎる文言も使わずに心に響く言葉をもってくる。
途中、良い話の連続にノリ切れないときもあったけど、全体を通してやはり会心の出来だったのではないかと。
1話ずつ切り取ってもそれぞれで展開・構成がしっかりしていて、4人の主人公の成長物語としても南極隊の物語としても楽しめる作品。
第4局に関してだけいえば、八一が勝負のなかで成長しながら、名人と高みを目指す者の戦いを見せてくれて面白かった。
その分、物語の締め方はガッカリと言わざるを得ない。3連敗4連勝は現実にあるとはいえ、こちらはその過程を見たいわけで。
竜王戦に入ってからいろんな人の感情を詰め込みすぎてパンクしてしまった印象。
序盤がキャラモノとして良いバランスで成り立っていただけにもったいなく思う。
ゆるーく、でも飽きずに見続けられるのはひとえに魅力があるから。
ソロキャンとグループキャンを織り交ぜながら、キャラクター性を出しながら、丁寧にユーモアたっぷりに作られた良作。
BGMのギターも良い味出してた。