すでにゆめみとの生活を想像しているお客様に対して、外の世界を知ったゆめみはどういう選択をするんだろう。
おじさんの爆発シーンは笑ってはいけないところなんだろうけど、テンポが良すぎてギャグシーンに。
プラネタリウムの演出と全身を使って語るゆめみに引き込まれる。そして上映後、電気が来なくなった状態のゆめみとお別れするのかと思いきや……。
最後のセリフ、「はい、大丈夫です」ではなく「いえ、少し壊れてます」なのが、少しズレた発言の多かったゆめみが状況に合ったことを言う面白さと、これから何をするかわからない気味悪さが同時にあってすごく良い。
定時になると会話中でもスリープモードになるゆめみと、そんなゆめみと接するうちに表情が穏やかになっていくお客様。
ときどき、現実社会を知らないゆめみの言葉が異質感を生み、切なさを感じさせる。
Aパートの「(メタ演出で)アニメのDVDを再生したら実際に本編が始まる」ってのは正直学生レベルの発想だし、キャラ紹介をしないまま話を進めるのは、はんだくん原作やばらかもんを知らない人にはいささか不親切かと。
Bパートは要所要所でおもしろかった。
ラーメンは弁当より表現の幅が狭そうだし、盛り上がるのかなあと思っていたけど杞憂だった。
見事に、両者とも持ち味を出して、「競争による強さ」と「協力による強さ」の戦いに。決着は次回。