まるで劇場版を観ているかのような、王道だけれど熱い展開。おかえりビビット…!
喜びもつかの間、予告で一気に引き戻された。新シリーズのキービジュアルを見てから薄々気づいてはいたし、結果的にのぞみちゃんの願いは叶ったことになるけれど…やはり寂しい。
1話から徹底されていることだけれど、亜人という概念が存在する/一般に知れ渡っている世界で起こりうることが細かくシミュレートされていて、フィクションでありながら現実味を感じることができるのは凄いなと改めて思った。
舐め回すようなカメラワークめっちゃ良いですね…
というのはさておき、高橋先生の問題解決力が毎度ながら凄すぎる。そりゃ攻略されますわ。
担当教科でもある生物学的な観点と、デミのルーツ(元ネタ?)である伝承・民俗学的観点からアプローチをかける様は、そこはかとなく南方熊楠を連想させる(彼は植物・菌類系統なので管轄違いですが…)。
あと佐竹くん強く生きて…。
陰口のくだり、なんとなく原作より重くなってたような気がしないでもない。媒体の差と描写の関係かな。
お話とは特に関係のない感想だけれど、古い映像の演出でアス比が4:3になるの好き。
問心剣、身の潔白の証明手段と謳っておきながら、たとえ世間的に間違っていようとも自分の主張を貫き通せばくぐり抜けられたり、先制攻撃で術者をダウンさせればそれで終わらせられたりと結構ガバガバなんじゃ…と思った。
最終的に力でゴリ押せば勝てる感じ。
サターニャはなんだかんだで優しい子だし、ガヴリールも友達のことを大切に思っているようで、ちょっといい話だった。まるでワープでもしてきたかのように服装がまったく寒冷地仕様になっていないヴィーネがなかなかシュール。
マスターは(収益的に)喫茶店が副業になってそう。
ド素人が図書館の資料だけで言語を短時間習得するの人間業じゃねえ…と思ったけど、よく考えたら本当に人間じゃなかったので納得。たまに失念する。
否定意見は、同数の肯定意見より大きな声となって作り手の心に襲いかかる。子供の情操教育に向いているお話だな、と思うと同時に、私たち大人も普段の行動・言動を改めなくては、と。
前からちょくちょく出てくる原作者が今回は不憫な扱い受けてて笑った。
里帰りした今の状況だと、天使と悪魔がお互いの連絡先を知っているほど蜜な関係であることの異常性が際立つ。でも違和感ないんだなこれが。
未来トランジット、こういうことだったのか…!
アイカツ特有の留学ノルマは小春ちゃんで達成したはずでは…!?ってのもあって割と衝撃的だった。美組のメンツ渡欧しすぎ問題。
それにしてもいい姉妹対決回だった。
瓦のくだりで盛大に笑い、姉妹愛に泣かされ、最後に男性陣が笑いを掻っ攫っていく動→静→動の鮮やかなムーブが光る。
ここたまメインかつ男子組回のAパート、近年稀に見る投げっぱなしのオチでめちゃくちゃ笑った。
Bパートでは長くて強そうなモノを見つけたラキたまとゲラチョがとりあえず振り回して対決遊びをする様子に男の子を感じてつい共感するなど。子供の頃絶対やるよねあれ。
幸せな四葉家と対比するかのように、次回はのぞみとビビット、桜井家のお話。大きなターニングポイントになり得るので、楽しみ半分不安半分。