サービス開始日: 2019-02-01 (2149日目)
2回目の視聴。おもわずdisjointで一時停止しました。鎧塚みぞれは傘木希美を好きすぎる感情が伝わってきて胸をつかれました。何一つ残らずその音が好きだから自分の音を全部全部邪魔しないように抑えていました。
二人の話だけど二人だけの話じゃないのが素敵でした。周りもよく見ていて、そういう関わりも決して無力ではなく、二人に影響を与えていきます。みぞれの後輩はみぞれが自分の意思で何かをする練習に、希美が音大を受けてみないかと誘われなかったと弱音をこぼしたのも、希美がみぞれと話す練習になったように思えました。練習という言い方だと少し変かもしれませんが、何かそういうソロのかけあいではなくて合奏になっているのが素敵だったと思います。
リズの気持ちがわからない?じゃあ、と問いかける先生の問いが印象に残りました。曲の主題への問いかけに収まらないものに感じました。人を愛すること、そのあなたを愛すること、そういった(この言い方もあまりうまくないですが)人生の観方につながる問いだった気がします。考えていて、その先生が素敵な曲に決まったと言ったのは、その点で素敵だと思ったからなのかもしれないと思いました。
結び前、2羽の鳥の飛ぶ様子がかわらず好きで(ここを考えていてたくさんの鳥が飛んだ場面は、青い鳥がひとりじゃないことを示していそうだと思い)、ひとりじゃなかったのが素敵だと思います。この結末がとても好きです。
最後、別々に足音を刻んでいるのが幸せな音でした。
あと(特に脈絡なく)フグの描写が訳もわからずとても好きです。
主人公 木ノ下和也の無理のない自然な言葉が出てきたのに、この物語を観てきてよかったと思いました。今までいろいろなことがあって、わりとたくさん間違えて、(彼がおそらく彼女に届く)自分の言葉だって思えるような言葉が出てきたことを素敵だと思います。振り返ると、もしこれが自分の言葉だとするなら、彼女の演じる姿、夢に一直線なところを見て、自分の思いだと思えるものを掴んだのが1話だったのかもしれないと思えてきました。とても好きな回でした。
モフィ思ってた以上に不思議(録音再生機能!?)で面白かったです。
すごく沈んだ雰囲気になっていった前半終わり、登場で無自覚に沈んだ空気を明るく変えたジニーの登場にほっとしました。
歌うことについて。歌ではなく人前で踊る練習をみて、こどもたちは反応しました。翌日、あなたも歌うウィッチーズなのか聞かれて、私も歌うウィッチーズだと答えたのが素敵でした。おちこぼれや戦力外の(劣った)ウィッチーズ、ではなく、そのウィッチーズだとなったのが素敵でした。名付け、ルミナスってそういう……、いえいえ。そんな失敗も素敵に変わって面白かったです。
伊藤良太監督による、脚本、絵コンテ・演出回。エンディングのクレジットをみてストンと腹に落ちました。
なんといいますか、良いものを見たという感想でした(良い悪いと言うのは変な話ですが)。
1話完結の短編作品としても観られる話の気がします。
ジニーにとって歌は子守唄だったのかなって思いました。戦力外で、居場所がなくて、歌に特別自信があるでもなく、音楽隊の面接に流れついた隊員たちが、自分が歌うなんてとんでもないと思っていた渋谷いのりを言い出しっぺに、ジニーをみつける為、声を届ける為に夜に歌を歌います。ジニーもナイトウィッチとして「ポンコツ」だったとわかったのも面白かったです。ジニーの歌は、魔法で聴こえるのに魔法で届けられない声を、届いているよと伝えられなくても伝えたい思いで歌い続けた声なのだろうと……うまく筋道をたてられた気がしませんがそういうふうに歌を歌うことについて思った回でした。
シリーズ初見。プロペラの音や車やバスの駆動音も素敵でした。
「ああ!もう!まどろっこしい!歌には人を救う力があるのよ!わかりきったことじゃない!」
どうしたらその自明なることを伝えられるのか、この問いにとても興味をひかれます。
追記 アメイジング・グレイスの声も好きでした。
今のところほとんど勘ですが、錦木千束(安済知佳)の明るさは深そうだと思いました。脚本としてもそんな感じがします。印象に残る声でした。まずは立ち上がり面白かったです。