原作未読。判定不能。
物語としてどうこうというより、単純にストーリーが気に食わず楽しめていない。
12話の感想で、「次回予告の題名から、次回は未来のルーデウスの悲惨な経験が語られるのであろうが、悲惨な未来であればあるほど、それは『そうならないためには、どうしても3人とも妻にする必要があるんですよ』という言い訳のための取って付けた悲劇が展開される予感がしている」と書いたが、やっぱりそのとおりになった。
(もうこの悲惨なルーデウスが正伝で、無職転生は終わりでいいんじゃないかな)
本13話での進展といえば、ヒトガミの目的がロキシーを殺したいということと、ヒトガミの居場所が無の世界ということ。そして14話以降は、シルフィー、ロキシー、エリスの3人とも嫁にするという都合の良い未来に向かって突き進むと思われる。
気に入らない結末でも、そこまでのプロットが上手ければ許せるかどうか……。けれども、もっとも気に入ったキャラであるエリスが、嫌いなルーデウスの都合のいいハーレム要員になることには耐えられないという、かなり強い拒否感がある。もう大体その筋道は見えてきたので、ここらへんで視聴中止してもよいのかな。見なければ結末は決まらない、シュレディンガーの猫状態である。
ただ、ヒトガミの真の目的は気になるし、視聴中止か継続か、ギリギリのところを彷徨っている。
原作未読。歴史ものが好きなので、猿楽から能が成立していく過程と、鬼夜叉が芸術家として成長していく物語に期待していたが4話がピークだった。
その後は猫や畑仕事から都合よく着想を得る展開、掘り下げの弱いキャラクター、唐突な伏線などが目立ち、青年編に入ってもありきたりな悩みや犬王の唐突な登場など、ことごとく期待の下を行った。最後には鬼夜叉の舞の素晴らしさをセリフで説明する始末。
能という題材は非常に魅力的な題材と感じたが、物語としてエンタメに昇華させること、アニメーションとしてうまく表現出来るかの部分に力不足を感じた。
面白くなるかもとダラダラ惰性で見て後悔。6話目からあたりで切っておくべき作品だった。
原作未読。
もはや惰性で視聴。
鬼夜叉が最後に語るやりたいことは理解できたが、そこに至る積み重ねがなく、セリフで説明されただけに感じる。
さらに致命的だったのが能のセリフの現代語訳と、鬼夜叉の舞の良さを回りの人間がセリフで説明する演出。能の魅力を舞そのもので伝えるのではなく、言葉で説明してしまうなら、本を読んだほうがまだ想像できる。
中盤以降、能という題材をアニメでどう表現するか、人物の掘り下げ、結論に至るまでの物語の積み重ねすべてに不満がのこった。
原作未読。
最終回への助走回という印象なので今回の話の評価は保留。
・4人の関係性はこれまでの積み重ねによって自然に仲間として成立してきた描写があったこと
・ポコ太がいなくなりそうな気配。
・手島先生の漫画を止めた本当の理由が明らかになりそうなこと。
・相と心がプロの編集者への持ち込みに進み、趣味としての漫画から一歩先へ進もうとしている。
これらが最終回を予感させる。
ただ、これらを収束させてうまくまとめてしまうと、物語が続きようがなくなり、もう少し続きを見たいという欲が出てくる。
原作はどうなっているのか知らないが、あにめの最終回をどう締めくくるか楽しみ。
原作未読。序盤は、徐々に明かされる謎と新たな謎を提示して引っ張るストーリー運びが非常に上手く、荒川弘の実績も含めて今期でも特に期待していた作品。アクションもツガイごとに戦い方が異なり、緩急のある見せ方で楽しめた。しかし中盤以降、謎を提示する一方で本筋がなかなか進まず、アクションやサブキャラの掘り下げで時間を使う展開が増加。序盤は「先が気になる」と感じていた引きも、次第に「また引っ張るのか」という印象に変わり、長期連載を前提とした引き延ばし感が強くなった。とはいえ、ギャグの発想や絵面、テンポの良さ、巧みなクリフハンガーなど、荒川弘らしい力量は随所に感じられる。次回が気になる引きを作る技術はさすが。
2期があるらしいが、連続して視聴できるならまだしも、時間をおかれてしまうと、続きを追う気になるかは微妙というのが現在の評価。
前回に続いて日常回。
そろそろ視聴中止してもいいかなーって思い始めたら、この引き。
流石に長期連載に慣れている原作者。引っ張り方を知っている。だがやっぱり時間が空いて、2クール目が来たら見ないだろうなという感想は変わってない。
普通寄りの良い。
今回はヴィルフリートが白の塔に立ち入った件とその後処理についてのみに集中し、いろいろな行事が被らなかったので、ダイジェスト感はかなり薄れていた。
ただ、今回ので重要なシーンである、フェルディナンドがヴィルフリートの素直さを認めるシーンでは、原作で描かれていた各キャラの心情の吐露や情景の描写などが省かれていたためかかなりあっさりしていたのが残念な印象。こここそが今回の話の肝だと思うのだが。やはり原作の良さをそのまま出す映像化というのは難しいと思わざるを得ない。
序盤は奇抜な発想に惹かれ、4話あたりから独自のテーマや謎がどうつながるのかに期待するようになった。6話以降は特に、これだけ積み上げた謎を最後にどう収束させるのかを楽しみにしていた。しかし終盤になるにつれて、謎が解決するというより分からないことが増え、演出の意味も理解できない場面が目立つようになった。11話で大枠はつながったものの、最終話を見ても結局どういう結論だったのか自分にはよく分からず、12話追いかけてきて「なんか良い雰囲気で終わった」というのが正直な感想。
わたしの拙い理解力では、正直どういう結論の終わりか良く分からず、なんか良い雰囲気で終わったと感じる。
色々考察させといて、こまけぇことはいいんだよ。で終わった。
12話追いかけてきて結局良くわからなかったというのが正直な答え。
原作未読。先週から完全に惰性で視聴モード。
「初心」という題名だが、鬼夜叉が何を失い何を取り戻したのか伝わらず、最後の「世界を変えたい」という決意も積み重ねが弱い。犬王も第1話から登場した意味が見えず。
途中辺りから、もうこの制作陣ではダメだと思い始めているのと原作も打ち切りっぽいと知ってしまったので、題材の面白さだけでは、もう作品への興味をうしなった。
人間、本当に良い物に出会うと良い以外の言葉が出てこない。
とにかく見たかった物、全部をみれた。
そして自分の青春時代とシンクロしていた本作が本当にこれで終わってしまうんだという強い喪失感。
今は、感想を書こうと思って文章を綴ると自分の感動した感情がその言葉で塗りつぶされるようでこれ以上感想がかけない。
普段こういう事を書かないのだが、この作品を世に出してくれた原作者の武田綾乃先生、全てのスタッフに感謝!!
原作未読。
光ちゃんの掘り下げ回。
母親から独特な価値観を教え込まれてきた光ちゃんが、自分自身の感性で人と付き合う方向へ進んでいく話。題材としてはよくあるものだと思っていたが、
赤福とへびちか先生のやり取りで、へびちか先生が予想もしなかった答えによって何も言えなくなるという展開で一気に面白くなった。
赤福の答えが、ただの意外な答えでなく、ハートフルなのも良い。
また、光ちゃんの母親がへびちか先生だったという展開。過去のへびちか先生の言動を考えるとさもありなんと思えるのも、意外であるが納得感が伴う良い展開だと思った。
手島先生の過去では漫画の連載が決まってからの修羅場が描かれ、現在の光ちゃんの話と「人とのつながり」というテーマで自然に結びついている。
ベタな題材でも、意外性のある展開と巧みな構成で文句なく「とても良い」。
原作未読。
正直続きは気になる。でも良くないストーリ運びにしかならない予感しかしない。
11話で登場した未来のルーデウス。
そのルーデウスが語った内容が、ヒトガミに従うとロキシーを失うというものだったので、正直「キター」と小躍りした。なぜなら、私がもっとも好きなストーリ展開は、5話感想でも言ったように、何かを求めれば何かを失うという、選択の重さを描いたものが好みだから。しかし、未来のルーデウスの話によると、このまま行くとすべてを失うという。そうならないためにはエリスを口説けという。
そこら辺から段々とまたこの作品に覚めてきた。今この段階で「エリスを口説け」と言われるということは、作者が想定している理想の着地点は、シルフィー、ロキシー、エリスをすべて手に入れる世界なのではないか、今後の物語がそこを目指して話が転がるのではないかと思われた。そう考えると、結局タイムワープというこの作品の今までの話からは意外なものを持ってきたが、結局その意外さも作者の願望を満たすための取って付けた装置であり、必然性があって登場したものではない様に思えてしまう。
次回予告の題名から、次回は未来のルーデウスの悲惨な経験が語られるのであろうが、悲惨な未来であればあるほど、それは「そうならないためには、どうしても3人共妻にする必要があるんですよ」という言い訳のための取って付けた悲劇が展開される予感がしている。予想が外れてほしい。
とても良い寄りの良い。
グレイスの過去と、これまで謎だった魔女の目的が明らかになった。魔女の目的はララの光を何かに利用するためだと思っていたが、実際には自分には見つけられなかった「本当の愛」をララが見つけた先を見たかったという、純粋な願いだったこと。この目的は予想してなかったが、言われてみればそれもありだなと納得。ちょっと良く分からなかったのがリグモアがグレイスを助けた後になぜ死んだのか。(グレイスを助けた時に人間にやられた?)
また、ローアン側の事情も明かされたことで、第1話から続いていた人魚と人間をめぐる大枠の謎がようやくつながり、物語全体が見通せるようになった点も良かった。
一方で、まだ細かな疑問は残っている。最終話でこれらまで含めて納得できる形に収束し、「結局なんだったのか」と思わせる結末にならないことを期待したい。
メンバーを徐々に集めていく王道の展開の中、ぐいぐいくる主人公戸山香澄。これぐらいのぐいぐいさなら現実では微妙にいそう&いたらウザイとおもうが、本当にバンドがやりたいならこれぐらいは必要とは思うし、そういうスタンスは嫌いではない。バンドリーマーが良く言ってる「きらきら星」を確認し、これかぁとまた聖地巡礼した気分。
ちょっとキャラクターに魅力を感じ始めてるので、義務的な視聴から徐々にキャラクターへの愛着やドラマへの興味へと引き込まれて行くようになればいいなと視聴継続。
原作既読。
原作自体が好きな作品だが、アニメ化によって改めてここまで面白くなるとは思わなかった。特に、各キャラクター同士の人物関係と、モンゴル帝国内の権力闘争が非常に巧く描かれており、単純な善悪では割り切れないそれぞれの思惑が絡み合うことで、毎回「この先どうなるのか」と思わせる強い物語の推進力が生まれている。
原作既読なので先の展開を知っているにもかかわらず、演技や音楽、間の取り方が非常に巧く、アニメならではの演出も相まって、知っているはずの場面でも新鮮に引き込まれる。
漫画では何気なく読み進めていた場面まで、アニメでは情緒たっぷりに味わえるのも大きい。
原作をなぞるだけではなく、「アニメで見る意味」をしっかり感じられる作品だった。
原作既読。本話が最終話と聞いたとき、原作をここで一区切りにするなら、オゴタイがシタラに賭けを挑む場面までは絶対に入れてほしいと思っていた。尺が足りるのか心配だったが、本筋に関係のない部分をうまくカットし、重要な場面を見事に収めてくれたことに満足している。
ここは、オゴタイがシタラのモンゴルへの恨みを察し、自らの本心を語り、シタラが決意を新たに固めるという、三つの意味を持つ最重要シーンだと思う。
一方、ソルコクタニとドレゲネがオゴタイの申し出を断っても特に咎められない点だけは少し引っかかった(原作では説明あり)が、オゴタイが寛大なのだろうと解釈すれば納得できる。
それ以上に、ドレゲネとシタラの再会など、漫画では何気なく読み飛ばしてしまう場面まで演出によって情緒たっぷりに味わわせてくれることが、このアニメの大きな魅力。
今期、何度も見返したのはこの作品だけで、原作既読でも新鮮に楽しめるこのスタッフ・キャストなら、ぜひ2期も見たい。
評価は普通というより、この作品については凡庸というほうがしっくりくる。
またいつものダイジェスト感。特に戦闘は動きやカメラワークの迫力が弱く、アニメ化ならではの付加価値を感じにくかった。むしろ小説版の方がハラハラする。フリーレンのアニメほどとは期待しないがもう少し頑張ってほしい。一方ダームエルに求婚用の魔石を取らせるシーンで、2人が恥ずかしがる所はアニメならではの付加価値はあったと思う。(というかそこぐらいしか褒める所が無い)
原作未読。期待していた青年編だったが、正直かなり肩透かしだった。青年鬼夜叉の「何が良いのか分からなくなり、惰性で舞を続けている」という悩みは、成長物語としてあまりにありきたりで、その描き方もありきたりに感じる。悩んでいる際の舞を、変なエフェクトや現代音楽を入れず普通に見せてくれた点は良かったが、能そのものの魅力をアニメで表現するという期待は、もう諦めるしかなさそうだ。
そこに第1話から登場していた白髪の男・犬王が唐突に現れ、鬼夜叉に刺激を与える。しかし、なぜ今このタイミングなのか、第1話から鬼夜叉の周辺にいた理由も説明されず、必然性が感じられない。しかも犬王の舞はエフェクトを多用した分かりにくい表現で、何が鬼夜叉を刺激するほど凄いのかも伝わってこなかった。特殊エンディングから重要回なのは分かるものの、その重要性に見合う内容とは感じられない。
題材は面白く、描こうとしているものも分かるだけに、脚本・構成・演出の力不足が目立つ。ここまで来たので最終話まで見るが、正直視聴中止したくなった。
良い寄りの普通。映像と音楽は非常に良く、特にライブ演出はシリーズを重ねるごとの進歩が感じられた。仲町あられの歌声と楽曲も非常に好みで、ストーリーへの不満がありながら最後まで見続けられた最大の理由になった。キャラクターもミヤコが12話で見せたように、動機と選択がきちんとつながれば魅力を感じられる。しかし、序盤に期待した「外部の敵を置く」という構造を十分に活かせず、ユノやミヤコの葛藤、ビオラの行動原理などが積み重ね不足のまま進んだ印象。特にビオラは最後まで、なぜそこまであられに執着するのかが十分に伝わらなかった。好きになれる素材は揃っていただけに、最初から12話のミヤコのようにキャラクターの動機を丁寧に描いていれば、もっと評価できたと思う。結局、この作品が何を描きたかったのかが十分に伝わらなかったのが惜しい。
ライブ→とても良い。ストーリー→普通で、”良い”判定。
バンドリシリーズ最終回恒例のライブ回だが、今回は秋葉原を舞台にした野外ライブで、360度を使ったヌルヌル動く演出が非常に良く、ギターの持ち替え、カポタストの位置などもきちんと描かれ、シリーズを重ねるごとにライブ演出が進歩していることが実感できて引き込まれた。2曲めの途中からビオラのモノローグが入ったが、キャラにモノローグで補足するほどの積み重ねがなく、ライブへの没入を妨げられてしまったので、曲中のキャラのモノローグは入れず、フルで聴かせてほしかった。
ストーリーは、ビオラやあられの掘り下げも一応あったものの、この程度ならその尺をライブに回してもよかったと思う。
ビオラの動機はあられへの嫉妬と解釈できるが、これまでの行動の大きさに比べると動機が弱く、そこに至る背景も不足。
ストーリーには不満が残ったが、音楽とあられの歌声は気に入ったので、ゲームやバンドのプロモーションとしては自分に対しては成功と思われる。
良い寄りの普通。
メンバーが一人ずつ加わっていく過程には、初期のガールズバンドアニメらしいオーソドックスな展開。現代の作品と比べると少し大味な部分があるが、それを黎明期ならではの味、後発シリーズへと繋がる歴史の積み重ねとして楽しむのが、現在から振り返って鑑賞する者の楽しみ方かも知れない。
普通寄りの良い。
MyGo!!!!!とAveMujicaを視聴した後、原点を探りたくて本作を試聴。初期ならではのストレートな(ある意味ベタな)「始まり」で、普通ならベタすぎるだろと批判的な目で見てしまう所が、まあ初期だからねと好意的に見る感じに。そしてライブハウスSPACEなど、MyGO!!!!!だと既に閉店して無くなってしまっているので、ここがあの場所かぁと何故か懐かしく、聖地巡礼している気分で楽しめた。
原作未読。
普通寄りの良い。
今回のテーマは、「自分の描きたいものを描くか、読者の望むものを描くか」。
テーマ自体は創作ものではよくある話で、「読者に合わせる→つまらなくなる→自分の描きたいものに戻る」という展開も予想通りだった。
これまでの回に比べると、少々平凡な描き方だったように感じる。ただ、ストーリーが平凡な分、時々挟まるベタなギャグが良い息抜きになっていて面白い。
一方で、少し進んだ手島先生の過去のほうが気になりつつある。
前回に続いて正直かなり話が分かりにくく、特に琵琶湖の花や藻などの演出が何を意味しているのか分からない。(現時点で分からなくてよいのであればそれはそれで良いが)
魔女はララの「光」を利用するため、本当の愛を手に入れさせようとしていたことが姉によって説明されたが、これだけで終わりとは思えず腑に落ちない。
一方、王の説明によって、琵琶湖に現れた巨石が実は刃であり、愛する人を殺せば光を取り戻せると判明した。この刃が原作の「王子を殺せば人魚に戻れる」という展開のメタファーだという7話での予想が当たったのはいいのだが、私程度でも予想できるほど安直ということでもある。
また、殺す相手としてララが最初に思い浮かべたのが茉里だったことから、本当の愛は友愛なのかとも思える。そうだとするとこれもあまりに安直で、逆に最後は答えを明確に示さない結末に持っていき、もやもやしたまま終わるのではないかという心配も出てくる。初期に感じた独創性への期待が、伏線や演出が最後まで意味を持つのかという不安に変わってきた。
原作未読。
前半はやや退屈で、今後につながりそうなのはクリフの魔眼やペルギウスの王の資質に関する問いくらいだと感じてTP4のサブタイトルを疑わしく思っていた。
しかし後半、ヒトガミとのやり取りの後、未来のルーデウスが現れ、「ヒトガミがお前を騙そうとしている」と警告する展開から急に面白くなてきた。
1期から続いてきたヒトガミの謎がここで本筋として浮上し、これまでとは違って、龍神とヒトガミの構図が逆転する可能性(善と悪の逆転)まで見えてきたことで、ようやく「こういう物語が見たかった」と思えた。本話の前半も、この後の物語につながる伏線だとすれば評価は変わってくる。
一方で、いまだ3~6話は作者の欲望や受けを狙ったエピソードを挟んだ結果の中だるみだと感じている。正直もう少し別のやりようがあったとも思う。さらに、ヒトガミの忠告に従った場合に父親が死ぬ事はなかったと知らされた際のルーデウスの反応は、父親の死にあれほど落ち込んでいた過去の描写と噛み合わず、作者の人物描写の一貫性にも疑問が残る。そういう意味で作者への信頼が全回復したかといえば否である。
それでも今回は、ヒトガミの正体や龍神との関係、これまでの選択がどうつながるのか、物語そのものへの興味が久しぶりに強く戻ってきた。
原作未読。今回は久しぶりに純粋に面白かった。
ドライン病を治す方法について何話も引っ張るのかと思ったが、魔界大帝のお陰であっさり決着し、不死魔王アトーフェとの謁見から戦闘へとテンポよく進んだ。一体この世界には何人魔王がいるのか、作者いい加減にしてほしいとおもいつつも、戦闘は予定調和ではなく、どちらが勝つのか分からない緊張感があり、手に汗を握って楽しめた。
一方で、ここでも最後の決着にぺルギウスが便利に使われている印象は強い。
ただ、不死魔王との盟約などが台詞に出てきて現時点では意味の分からない要素もあり、単なるご都合主義と決めつけず、伏線として保留したい。
アトーフェの行動原理もよく分からないが、今回はそれ以上に戦闘そのものが面白かったので許容できた。
3話以降、作者都合で決められた結論へ話を運んでいるのではないかという不信感はまだ残っている。
それでも今回は、勝敗の分からない展開によって、その疑念を一時忘れて「次にどうなるのか」を純粋に楽しむことができた。
左手の義手については今回戦闘で使用している様子が描かれているものの、作者がこれのためにわざわざ左手を失わせたとは思えず、失った左手があっさり義手で解決したことへの納得はいまだに得られていない。
原作未読。良い寄りの普通。
ナナホシの病気や魔界大帝に関する展開など、次につながる要素が動き始めた。ナナホシの病気については、現時点では転移研究をすぐ次の段階へ進めず、間にエピソードを挟むための引き延ばしにも見える。ただ、今後この病気が物語上の意味を持つ可能性もあるので、現時点では判断を保留したい。
魔界大帝への訪問も、過去に出会っていることを利用した展開なので一応納得できるが、最初から仕込まれていたというより、既存設定を後から利用したような印象は残る。また、ぺルギウスが移動や情報収集を簡単に解決してしまう便利な存在であり、かつ自分ではナナホシの病気を直すつもりはないなど、作者都合の便利な存在になっている点も気になる。
ルーデウスが家族を持ったことで、ナナホシの家族に会いたいという思いを理解できたという説明は一応納得。
ただし、タイトルにもなっているナナホシの慟哭は、作者&制作者が「ほら、ここが泣き所ですよ」言われている感覚があり、素直に物語へ入り込めなかった。
8話終了時点では、9話でルーデウス自身に悲劇が起きる展開なら面白いと思っていた。これまで描かれてきた幸せな家庭生活や鼻につくほどの惚気も、ここでルーデウスを落とすための積み重ねだったのかと納得でき、作品への評価がすっかり変わった可能性すらある。それだけに、悲劇を背負ったのがナナホシ側だったことは残念だった。「また主人公は何もせずに得する側なのか」という、3話以降の不信感も拭えなかった。ストーリー運びとしては納得できるだけに、作者への不信感が、こうした感動的な場面にまで影響しているのだと思う。
原作未読。
とても良い寄りの良い。
久しぶりにちゃんと感想を書く気になった回。ルーデウス成分が薄れると面白さが取り戻される。
4話辺りから我慢すること数話。こういうものを見たかった。今回はペルギウスの登場を軸に、ナナホシ、エリナリーゼの深堀りが描かれ、物語が大きく動いた。特に、ナナホシとペルギウスの関係や空中要塞にある謎の壁画など、新たな謎が提示され、「これらがどうつながっていくのか」を追いたくなった。3話以降、作者が見せたいものを都合よく見せられているように感じることが増えていたが、今回は久しぶりに「作者の願望」ではなく「この世界で何が起きているのか」を知りたいと思えた点が大きい。一方、ペルギウスは何でも知る便利な存在にも見え、今後の謎解きまで都合よく進める存在にならないかは気になる。ルーデウスの惚気や心の声は相変わらず邪魔で、その部分は10秒スキップしたが、ナナホシの今後と新たな伏線の回収はぜひ見たい。