サービス開始日: 2020-08-10 (1886日目)
本日の夜実況。
復活でパワーアップしたキントレスキーとモエルンバ、特にキントレスキーが満薫を打ちのめす。
キントレスキーは「全く筋が通っていない」と満薫の裏切りに怒りを向けたが、ボロボロになっても「ダークフォールに帰る」とは言わない、満薫の意地が胸に響く。
教室で、満薫の席が元に戻っていたのはどんな理屈なんだろう。
昨晩の夜実況。
フィーリア王女、ダークフォール5戦士、満薫、コロネらが新たに参戦。
コロネ…?w アニキ口調だったのが面白い。
いずれにしてもこのあとは総力戦、最終回に向けた数話、どんどんヒートアップしていく。
満薫の復帰が熱い。
曰く、プリキュアの側についた今も、自分を生んだアクダイカーンへの感謝は忘れていないという。
一方のアクダイカーンは、誰かに感謝されることを何とも思わないし、部下に感謝して労うこともない。
心も感情もない傀儡(文字通りの意味で)に義理を尽くす必要は全くないのだが、そんな傀儡に生み出されてしまった満薫が気の毒だ。
敵側の当番は、カレハーンとドロドロン。
自分はドロドロンが好きだから、再登場が嬉しい。そのドロドロンは、早速カレハーンを見捨てていた。
ダークフォール5戦士が全員復活したかと思えば、早速欠員が出ている。ひどいw
昨晩の夜実況。
泉を取り戻し、エンディングはもうすぐか?と思わせたところ、カレハーンとモエルンバの復活を皮切りとした怒濤の展開。
いつも怒っているだけで実は物語との関わりが薄いw、部外者と言ってしまっていいアクダイカーン抜きで、本題に肉薄するエピソードが進行する。
今までほのめかされていた様に、満薫は生存している。ゴーヤーンはふたりにまだ使い道があると考え、わざわざ生かしていた。自分は最終盤の展開を知っているから、もう「油断していたな」としか言いようがない。
たとえ公式に認められていなくとも、世界観の切り口からは、この時点で既に「満薫はプリキュア」であり、生かしておけばプリキュアが4人揃ってしまうというのに。
一昨日分の夜実況。
キントレスキーの退場回。
日ごろからプリキュアとの戦いを楽しみにしていると公言していたキントレスキー。その言葉の通りにウザイナー召喚を行わず、筋力増強だけでプリキュアと戦う。20年前の作品と思えない、躍動感ある戦闘シーンだ。
「スパイラルハート・スプラッシュ」の直撃に耐えきったシーンも熱い。今までこの技が効かなかった敵はアクダイカーンだけで、耐えたと言っても「パソコン」で強化される前の威力の弱いバージョン。キントレスキーの強敵感をむしろ強調しつつ、上手に退場させているなと。
キントレスキーの登場回に、「緑の郷に何かしらの思い入れを持っていたのでは?」とも考えてみたが、うっかり「その気になれば、緑の郷を滅ぼすのもたやすい」と口を滑らせてしまった。これがプリキュアの逆鱗に触れることになったw
緑の郷も、アクダイカーンから与えられた使命も、プリキュアとのバトルのお膳立ての為であれば、犠牲に出来るぐらいの価値であることがわかる。
本日の夜実況。
網を片手にミミンガ探しをしたり、ミミンガコロネを試作したり。ミミンガが本当に居るかどうかに関わらず、大人たちを含めてけっこう楽しんでいたよね。
このお祭りを「ミミンガは居ませんでした」で終わらせてしまうのが惜しくて、この楽しさがわんぷり27話「ツチノコに会いた~い!」に影響を与えていたりするかな?と想像。どちらも鷲尾さんが関わっているし。
「スペシャルマッスルトレーニングルーム、略して『私の部屋』へようこそ」が好きw
昨晩の夜実況。
アイドルになるには夕凪町を離れ、東京で暮らさないといけない。咲はアイドルになるつもりがない、咲は全く悩まずに早々に結論を出している。
にも関わらず、周囲の騒ぎは大きくなっていく一方。キントレスキーに至っては「勝負から逃げるな」という謎のブチキレw
舞が「咲は人を惹きつける魅力を持っている」と評価していたのは面白い。
周囲の浮かれている人たちとは一味違う視点から、「咲はアイドルに向いている」と感じていた。
本当にスカウトされたのは、ぬいぐるみのほうだったという真相。
それは最初に言わない?そうはならないでしょうw
先日お亡くなりになられた、大魔王バーン役、土師孝也さんへの追悼。 #土師孝也さんお別れ会 として。
演者さんがお亡くなりになる度に言っていることだけど、ご本人が亡くなってもキャラクターがこの世から消滅してしまったりはしない。
原作以上に威厳ある、つまりは「怖い」ラスボスだった大魔王バーン。生前に土師さんは、大魔王バーンというキャラクターにご自身の命をも込めていたと思う。それが「演じる」ということなのではないか。
土師さんの命だった一部、大魔王バーンは今日間違いなく目の前にいた。
土師孝也さんのご冥福をお祈りいたします。
本日の夜実況。文化祭後編。
ビビりのさこっちが勇気を振り絞ってステージに上がるまでの流れは、なかなかにドラマチック。
「文化祭を観に来ている家族に、漫才をすることを伝えていない」とさこっちは言ったが、その家族が本番に観ていなかったのはどうなの。
咲は寝坊で遅刻してきた。いつものこと?
大きなめざましが鳴っていたことに気付かなかったのか?と突っ込まれていた咲。目覚ましとは、26話に咲が誕生プレゼントとして受け取ったもの。
過去エピソードの回収は心憎いのだけど、「めざましのおかげでギリギリ間に合った」という逆のエピソードのほうがよかったのでは。
本日の夜実況。
日常回だが前後編構成という、S☆Sの贅沢な文化祭。その前編。
デザインのアイデアに煮詰まっていた舞を救ったのが、咲の「楽しもう」という助言だった。前回、咲が試合を「楽しめなかった」為に負けたことがこの助言になっていて、一見無関係な前回の試合から話がつながっているのが面白い。
また、健太とさこっちの漫才も文化祭にむけて準備が進んでいる。
もうひとつのドラマがパラレルに進行していて、こちらも目が離せない。
戦闘も見ごたえあり、キュアブライトとキュアウィンディがよく動く。
プリキュアたちが、ダークフォール最強の戦士であるはずのキントレスキーの手に負えない強さになっている。
本日の夜実況。
「ふたりは」の頃はあった、試合で1話分の尺をまるまる使う贅沢な回。
キントレスキーが律義にも、試合を最後まで観戦していたのが可笑しかった。
キントレスキーは勝ち負け以上に大事なものはないと言うし、咲は「全力を出しきることが勝ち負け以上に大事」と言う。咲の言葉は実際には少し足りていなくて、「絶対に勝つつもりで」という一言を先頭に加えるのが本来の意図かも。
キントレスキーは勝負に徹すると言いながら、実力でも勝りながら、結局プリキュアに勝ったことはない。そんなキントレスキーがそう言っているから、説得力はある。
本日の夜実況。シリーズ構成、成田良美さんの脚本回。
サブタイに「ロマンスの香り」とあるけど、まぁプリキュアだから、ロマンスもそこまで甘々ではない。甘酸っぱいというぐらい。
咲は気付いていなかったけど、和也への好アピールはちゃんと出来ていた。咲は和也の悩みにきちんと向き合っていて、必ずしも自分が和也に構って欲しいのではない。それが好印象につながっていたのではないかな。
但し、咲のこの回での好アピールは、ふたりの将来につながらないことが続編でわかっている。
咲は和也に「憧れている」という関係だから、そこから進展させることは出来なかったということ。なんとも切ないなw
キントレスキーはアクダイカーンから生み出された、アクダイカーンの子と言ってもいい存在。
その、アクダイカーンから生み出されたキントレスキーが、プリキュアとの戦いを楽しもうとしている。アクダイカーンにとって、否定の対象というよりは未知の概念である、何かを楽しもうという「心」を持っている。
アクダイカーンの娘と言っていい満薫も同様だけど、この者たちがアクダイカーンが持たない心を持っているのはどんな理屈なんだろう。
本日の夜実況。
ダークフォール最強の戦士、キントレスキーの登場回ということになっているけど、ほんとの主役はコロネ。
コロネは初回から登場していたキャラクター、というか猫だけど、この回から俄然存在感を増していく。
それでも、まさか「のちのちレギュラーになって、喋るようになる」とまでは思わなかった。もちろん、本来猫は喋れない。コロネが喋れるようになる理由付けは、きちんと行われる。
コロネは元々は野良猫だったけど、紆余曲折あってPANPAKAパンの看板猫になったエピソードが回想込みで語られた。咲パパとコロネの素敵な関係が良い。
さて、キントレスキーである。PANPAKAパンのチョココロネを美味いと感じたり、不敵に威嚇してくるコロネのことを気に入っていたりする。
そんな緑の郷は彼にとって、滅ぼすには惜しい世界であってもおかしくない。自分に与えられた使命に疑問は持たなかったのか?
本日の夜実況は。
戦闘の前、篠原先生になりすましたミズ・シタターレと咲が、守備練習で向き合うシーン。
互いの正体がわかっているふたりが、千本ノックを続けながら、腹を探り合う駆け引きをする。
このシーンの一触即発の緊迫感が良い。
続く戦闘では、強そうな水竜のウザイナーを召喚したミズ・シタターレ。
退場回だけに本人が戦闘に参加し、見ごたえある。
本日の夜実況。
OP/ED共に交代。EDは無印ガンバランス、ノリノリでよい。
この回から、さこっちが準レギュラーに昇格。
かよちゃんが、引っ込み思案なさこっちの背中を押す。さこっちのことが好きである様にみえ、なんとも甘酸っぱい。
一方、優子からは相変わらず、健太への愛情がだだ漏れだ。
健太のちょっとしたダジャレにも大ウケしてくれる。もう君らは結婚しろ。
本日の夜実況。
真ボス、ゴーヤーンとの直接対決。もっとも、ゴーヤーンはまったく本気を出していない。
戦いの舞台は、ゴーヤーンの茶室風隠れ家。とても渋いw
隠れ家というからには、場所を知る者はダークフォールの中でもほんの数人。
この場所がプリキュアに明かされるのが、シタターレ姐さんの裏切りというのが面白い。
キュアブライトは月の力、キュアウィンディは風の力。
よく見ていると、新フォームの本来の主はムープとフープであることがはっきり語られている。
第3第4のプリキュアの本質が、実はこの回にはっきりと示されているのが興味深い。
本日の夜実況。
妖精たちが騒がしくて、話に集中できない。
いつも通り、咲がふりかけごはんを用意するシーンは楽しかった。
次回に続く、前後編構成の回。次回は咲舞の新フォーム登場だが、新フォームはS☆S2期の為のとっておきのネタだったと聞いている。
つまりは、2期の放送を29話の段階で断念していたということになるな。2クール目、満薫が登場していた頃の構成はとても良いと思うのだけど、あまり良い評価は受けられなかったということに。
本日の夜実況。
ミズ・シタターレの大仕掛けである「ミステリー電車」等、サスペンス劇として引き込まれる。
ふたりが分断される展開は、良回である無印42話「二人はひとつ!なぎさとほのか最強の絆」とよく似ている。
とはいえあの回ほどの悲壮感はなく、咲は「舞とお弁当を食べる」ことを心の支えにして、前向きにこの危機を突破する。
そしてこの動機の通りに、最後はふたりでお弁当を食べる。
互いに卵焼きを作ってきていて、相手に食べさせるつもりだったというオチがかわいい。よくまとまっている。
本日の夜実況。
大空の樹で会ったムープとフープに、運命を感じるという咲。
それを言うなら満薫も同様だったはず。本編に名前を出すことをあえて避けたのか?わからない。
戦闘中、キュアブルームが腹話術を使って、ミズ・シタターレを騙したのはよかった。
普段はこんな機転を利かせる子ではないので、珍しい頭脳プレーだ。
本日の夜実況。
合宿で学校に泊まるのがなんか楽しいのはわかる。
クラスメイトたちが食事を合宿に持ち寄っていたけど、星野屋のたこめしはほんとに美味そう。
フラップが久々に、ふりかけごはんをかっ込んでいて良かった。
本日の夜実況。日常回に戻って平常運転になったので、安心する。
満薫がダークフォールで、少なくとも「生きてはいる」ことがわかった。これは重要な情報。
優子の存在感が強い。当番回なんじゃないかと思うぐらい。
健太本人だけでなく、両親へのアピールもばっちり。オトナプリキュアでのふたりの将来を思うと感慨深い。
また、健太が本当は咲が好きなことについても、意外とはっきりと描かれていることに気付く。
本日の夜実況。この回から後半戦。
みのりが薫おねえさんのことを憶えていなかったり、教室の満薫の席が何故か片づけられていたり。
ふたりが、「最初から居なかったことになっている」のはつらいな。
フィーリア王女が、満薫がまだ生きているとほのめかす。それだけが救い。
新幹部ミズ・シタターレの登場に合わせ、プリキュア側もパワーアップ。
この回から登場した妖精ムープとフープは、新アイテムを「パソコン」と呼んだ。パソコンでパワーアップするプリキュアである。
プリキュアたちも「ちぃ、おぼえた」とか言っている訳でもこのおもちゃを「パソコン」と呼んでいて、パソコンであることが当然であるかの様な進行に吹き出してしまう。
本日の夜実況。
なんという絶望的な折り返し。無印ふたりはプリキュアと比べると、キリヤとの別れ(21話「衝撃デート!キリヤの真実」)がこの回にあたる。
自分の石をプリキュアに託したのも同じで、そう考えるとよく似た構成だなと改めて。初期のシリーズは展開がハードだ。
それにしてもアクダイカーンである。
プリキュアの技がまる通じないのは、大ボスだからある意味当然ではある。その強さより、満薫がいくら訴えても、話がまるで通じないことに注目したい。
冷酷なのではなく「心がない」。アクダイカーンが心を持たない意味は、終盤に改めてわかる。本当に気味が悪く存在感がある。
さて、その「心がない」アクダイカーンだけど。
自ら生み出した満と薫に対して、アクダイカーンは何を思ってこんな名前をつけたのだろうな。
本日の夜実況。
4人が一堂に会しているシーン。舞だけが満薫の正体を確信しているシーンの緊迫感がすごい。
咲と舞の出会いも、咲舞と満薫の出会いも、どちらも大空の樹の下だった。咲はこの偶然を運命だと言った。
4人が花鳥風月のプリキュア(あえてプリキュアと呼ぶ)であるとすれば、皆が大空の樹を抱くこのシーンは象徴的だ。
満は薫の言葉を、「言わないで」と遮った。満薫が自らの心の中にある矛盾を自覚しているのは明らか。
その自覚を持ちながらもなお、プリキュアたちに襲いかかる満薫。この不毛な戦いを終わらせることは出来ないのか?
本日の夜実況。サブタイに「星の光の仲間たち」とある、作品を象徴する回のうちの一話。
咲舞と満薫の4人で「花鳥風月」になるという、最終盤の展開への伏線もあり。こんなの周回勢じゃないと、到底気付けないw
舞ママが「形あるものはいつか壊れる」と言った。
アクダイカーンが手を下すまでもなく、誰の命も尽きるし、滅ぶということ。
では、アクダイカーンが緑の郷を滅ぼそうとすることや、逆に、滅びに抗い生きることになんの意味があるのか。
アクダイカーンに命を与えられた満薫を悩ませたのは、そんな死生観。
咲は夜の美翔邸に集まったクラスメイトや、舞の家族たちを「星の光の仲間」と呼んだ。
命はそれぞれが、星の様に異なった輝きをもち、命ある者は生きているだけで尊い。
今まさに咲舞を殺そうとしている満薫も、それに気付かない咲からみれば「星の光の仲間」。
いつも激怒しているだけのアクダイカーンとはまったく異なる価値観。
満薫は、命は尊いのだと知ってしまった。
ラスト、舞だけが満薫の正体に気付いてしまったが、その推理の流れも無理なく丁寧。
プリキュアと満薫は戦わないといけないのか?そんなドラマを予感させる。
本日の夜実況。
「さらさらさら〜」と、最後に笑わせてくれたドロドロンである。退場はほんとに残念だが。
薫がみのりを気遣うシーンが2回ある。
薫はパワーアップしたドロドロンとみのりを会わせたくない。満もそれに気付いている。
満薫は、自分たちが心を持ち、変わっていっていることを認めたくない。
この回も、アクダイカーンとプリキュアとの間で揺れ動くふたりの葛藤を丁寧に積み上げている。
本日の夜実況。
「全てのものに命は宿っている」という咲パパの口癖。大事に扱った道具が長持ちするどころか、実際によい働きをしたりとか。
水伝みたいな美談風オカルトではなく、ここでいう命が精霊の力であるというのがS☆Sの根幹の世界観。作品を理解するために外してはいけない回だと思ってて。
満薫は、咲舞を喧嘩させるような状況を作ろうとするが、結果的には互いの距離がむしろ近くなってしまう。
元々アクダイカーンのように心を持っていなかった満薫が、咲舞の関係を通じて心の力に畏怖を感じ、理解し、自らも心を獲得していく。
この前後の回はほんとに、特に満薫の心の描写が丁寧だなと感じる。
本日の夜実況。
S☆Sは2クール目から、ドロドロンと満薫の登場によって物語のギアが1段上がっている気がする。
シリーズ構成が成田良美さんに変わっているのは14話で、タイミングが完全に一致する。
この回を「みのりが薫に懐いた」、潮目が変わった回として観ても良い。
しかしそれは、前回からの流れを引き継いで、「満薫の心が人に近づいている」描写のひとつに過ぎないと見ることもできる。
満薫の心変わりの本質は、ふたりが「感謝」を理解したことではないかと思う。
ドロドロンは蜘蛛の糸でプリキュアたちを縛り、捕獲することに成功する。
プリキュアを敗北寸前まで追いつめた敵がいたか?
自分はドロドロンをとても有能だと思っているのだけど、その糸も、人の心を持ちつつある満薫に切られてしまった。
満薫の生みの親ではあるが、部下を労うことが一切ないアクダイカーン。アクダイカーンはそもそも心を持っていないから、それも当然ではある。
満薫がそのアクダイカーンと、人の心との間で揺れ動き葛藤するのが、折り返しまでの展開。山場に向けた仕込みが少しずつ始まっていて興味深い。
本日の夜実況。
まず「壊れた埴輪は決して元には戻らない」という大原則があって。
関わった全員が、「この状況のために何ができるのか」と各々考えて行動する。これがそれぞれ面白い。
咲は「皆が元気になるように」と願いを込め、オムレツをつくっていた。皆に落ち込んでいて欲しくはないから。
舞は埴輪の絵を描いた。舞自身は「それは意味のある行動なのか?」と葛藤しつつも、とにかく描いていた。
ふたりのこの行動が特に個性的なのだけど、各々の行動がパズルの中で、最後には意味のあるピースとしてきれいにはまる。
当然ながら、埴輪は完全には復元できないのだけど、皆の笑顔で締めくくる奇麗なエピソードだった。
また、「自分には大切なものはあるのか?」と、満薫がはっきりと自我に目覚め始めていたのが印象に残る。
自分たちはアクダイカーンの言いなりではない。後の展開への大切なトリガーが、この回で引かれている。
本日の夜実況。
健太がコメディアンという夢に、意外にも本気で向き合っていることがわかる。レギュラーとして、よく成長が描かれているキャラだなと改めて。
ただまぁ、この様な回がS☆S本編に存在していたことを考えると、キボウノチカラでの健太の夢の扱いは「ちょっと雑だったのではないか?」とも思える。
安易に夢を叶えている将来を描くのがリアルではないのはわかる。
コメディアンという夢に破れて、咲と結ばれることもなく。それでも紆余曲折あって優子と結婚して、ふたりで居酒屋を始めたというのが、キボウノチカラで描かれた健太の将来。
「夢を叶えられる者は一握りだが、成功できなかったルートなりの幸せもある」ことの描写だとしたら、「オトナプリキュア」にふさわしい渋いお題ではある。なおのこと、尺が許す範囲でこの回の要素を少しでも回収して欲しかったなと。
本日の夜実況。
間違いなく「いい話」だけど、ネタ的にも、試合で大ピンチになる咲の悪夢が面白すぎる。
自分のグローブを使ってみては?と、ママは咲に言った。ママはただのおまじないのつもりで言ったにせよ、実際に効果はてきめんだったはず。
咲のノーコン化は、咲のグローブにウザイナーが取りついていたのが原因…などと野暮は言うまい。サブタイにある通り咲は、ママとの「親子の絆」で投手としてのスランプを脱したのだ。
また、ママが投手としても咲の先輩であったことが、このエピソードの説得力になっている。ママはグローブを貸しただけでなく、助言もしているから。
とはいえ改めて、ドロドロンは敵としてかなり有能。
今回の作戦を考えたのは満薫だとはいえ、キュアブルームをここまで絶望させた敵が後にも先にもいただろうか?