偶然だったって、御都合主義だな
自分一人で窃盗組織をぶっ潰せるのに、
パスポートや仕事道具を盗まれて困っていたって
そんなはずないだろう。
合流した仲間とも敵スパイの情報交換もしないって
本来業務を忘れてる
主人公が挫折するというイベントを発生させるために作られた、落選シナリオ。
採用を検討していた並行企画があるならサポートする者はなおさら、企画の見直しをしていた主人公にも知らされる。
こんなだまし討ちをするような会社がもしあったら非常識だけでは済まされない。
無駄な仕事が多いので効率が悪く生産性が低くなるし、モチベーションも下がる。
サポートしていた担当者は はしごを外されたように感じるだろう。
こんな会社が立派な自社ビルを持てるほど成長できるはずがない。
伏線として、巾着を取り換えた時にお守りを忘れるというシーンを入れているが、本来この手のお守りは懐などに入れる。
慣習を無視して、ムリにストーリーを展開させるのはいただけない。
また、意地悪な妹を話に盛り込みたいのだろうが、振る舞いに矛盾が出ている。
子供に男子おらず、婿養子を取ろうとしている家が、妹を他の家に嫁に出せるわけない。当時の良家の娘ならそんな当たり前のことぐらい知ってるのに、この発想はあり得ない。
それに妹を操り黒幕になるように見えたおじが、結局は直接行動しているのがバカらしい。
なにより行動が稚拙。助け出されるのだろうからストーリーのほころびは表面化しないのだろうが、
主人公をさらうこの計画では どう転んでも思惑通りになるとは到底思えない。
久堂が主人公を諦めることが仮にあったとして、主犯格の妹を嫁に迎えるなどありますか?久堂からしたら敵対行為ですよね。
こういう無茶な点が無ければ、もっと見ごたえのあるものになるのにもったいない。