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良い

あんな森の中じゃヘラクレスオオカブトは捕れないよ、と敢えて指摘しない夾たちにほっこりしてしまう
そうだよな、子供の夢は壊しちゃいけないもんな
……子供?

青い空に青い海、とても開放的に夏休みを過ごしている透たちだけど、対象的にその胸中には重たく暗いものが秘められている構図は印象的
帽子に写真に過去の記憶
見える部分には簡単に触れられる。でも、見えない部分に触れることは難しい

由希は自分が被っていた帽子を大切に持ち続け笑顔で思い出を語る透にそれ以上突っ込めない
透は母親の思い出は幾つも語るのに、父親の写真を持っていない理由は笑顔で誤魔化してそれ以上突っ込ませない
燈路は人への嫌味はポンポン出るのに胸に抱える杞紗への贖罪は簡単には出てこない

見えない部分に隠された想いは引きずり出すべきじゃない
なら見える部分に対して優しく接していれば何かしら好転したり、いずれ伝えられるようになる
そういった意味では透が元気じゃないと察しつつも、透本人にはそれを指摘しない夾の優しさが胸に沁みる

それでも明るく楽しく遊ぶ透たちに対して、何やら思惑が有るらしい依鈴に紫呉に慊人。彼らに何が見えていて、逆に見えない部分には何が有るのか
そういった点が気になった回でした



良い


良い


良い


とても良い

今回は短編集?
ショートストーリーを単調に連発させるのではなく、各ヒーローにスポットを当てた話を満遍なく描き、それでいてしっかりと笑いも取れる構成にしている点は凄いとしか言いようがない

夏休みだかと遊びまくり宿題を疎かにしてしまう姿はカタリナらしいもの
その姿は母親を怒らせたり、キースを心配させたりするのだけど、カタリナの魅力は周囲の人々を笑顔にする
ある意味、本能に忠実な彼女の振る舞いはらしさに溢れつつとても楽しそうに見える
だからこそ、カタリナの周りには人が集まるのだろうけど

それにしても……
カタリナとデートしようとする度に過保護なキースが邪魔に来たり、超鈍感なカタリナは空気読まず他の人を呼んでしまったり
何だか段々ジオルドが可哀想になってきたぞ、と思いつつ笑ってしまう

ただ、今回は笑える描写だけでなく気になる伏線も出てきたね
会長が意味深に言った「居ませんよ。気になる人なんて」、「昔こうしてカタリナ様と過ごしたことがあったような」と告げたソフィア、カタリナの知らない「すっごく大変なルート」
これらの要素が今後どう活きてくるのか気になるね



とても良い

そういや、白銀が常時寝不足とかそういう設定有ったな
そうか、寝不足が解消されれば威圧感すら無くなってしまうのか
何だか、この白銀からは『デスノート』の綺麗になった月を思い出す(笑)
まあ、そこでモテ期来た!?と勘違いしてかぐやにぐいぐい行く姿はそこまで綺麗じゃなかったけど(笑)

なお、かぐやからするとその状態よりも不調状態の白銀の方がビビッと来る模様
各々が語る「本物の愛」。それらを凌駕するかぐやの変な性癖。あの状態の白銀に興奮するって相当ヤバいですよ?
かぐやさん、本物の愛どうこうよりも真っ当な愛を手に入れるべきじゃないですかね

トラブルメーカーだけど、面倒見の良い藤原元書紀。今度は白銀の音痴矯正ですか
地獄の門を開いて魔王を招来するような音痴を普通に歌えるくらいまで直した功績は表彰レベル
藤原元書紀と白銀の組み合わせって好きなんだけど、二人の関係って甘い関係とかじゃなくて親子かな?って感じが本当に好き

白銀を当選させるために裏工作を行うかぐや。こういう事を平然としてしまう辺り相当重いタイプである
搦手のようなそれは愚直なミコには通じないのね。それどころかやり返されてしまうのか
嫌味の「お似合いですね!」に反応して策士の顔から乙女の表情になってほだされた上で反撃されてしまうかぐやは随分ポンコツですわ(笑)

となると、次週は裏工作のない真正面からの会長選挙になるのかな?今の所、白銀が負ける要素は欠片も見当たらないけど……



良い

「これだから女は!」というのはこれまでも描かれてきた偏見なのだけど、今回は多数の画家が働く、ある種の実力主義的な場所においてもアルテへの見方は同様なのかと問われた回

この時代における画家社会はほぼ男社会であり、そこに女性であるアルテが一人混ざる様子は異様
だから今回のように絡まれるし、組合から物言いも入ってしまう
ただ、これまでよりも問題解決法は単純。実力社会なら画家や助手としての力を示せばいい

侮蔑の声に足を引っ張られず、かといって自分を心配する声に耳を貸しすぎず
自分の仕事に専念し求められる作業をこなしていけば自然と評価は改まるもの
男だからとか、女だからとか関係なくよく働く姿は周囲を驚かせるもの
仕事の評価はアルテへの評価に直結する

今回、印象的だったのはアルテの言葉の返し方かな
アンジェロなどを含め、アルテを気遣い応援する者が増えてきた
それらの声に対してアルテが「私は大丈夫」と応えつつも「ありがとう」と付け加えている
アルテは偏見と戦うだけでなく、相手の気持ちを慮った上で言葉を返せるように成長してきたように思える

今回の描写そのものは以前の粘土袋を運んだ描写とほぼ同じ方向性のもの
けれど、実際の仕事現場での働きにおいてアルテが認められた意味合いは大きいように思える

そしてアルテに興味を持ったヴェネツィアからやってきた貴族。そろそろ作品の世界観が広がるのだろうか?



普通


良い

十丸院の言動は相変わらず酷いのだけど、なんだか癖になってきた気がしないでもない
どうせファンなんて居ない、皆バイトだと僻む可久士に対して「先生ごときのサイン会で~」と言い切ったシーンには大笑してしまった

「させて頂いている」との認識で物事に挑む。それは社畜感に満ちているけど優しい世界
買わせて頂いている。描かせて頂いている。仕事をさせて頂いている
その果ての姫を育てさせて頂いている。この認識が後藤家という優しい世界を維持するのに一役買っているのだろうね

けれど、その優しい世界の裏にあるのは可久士と謎の人物に依るせめぎあい
親としての自覚を責められる可久士は、一方で「きんたましまし」を描いているような男には娘をやらんと考えてしまう
そう指摘してくるという事は謎の人物は可久士に対して同じように考えているわけで
毎年送られてくるランドセルは一種の嫌味なのかもしれない

子供がお仕事体験するキッザニラと漫画家とファンが出会うサイン会
どちらも本来は優しい世界の筈だけど、可久士にとっては姫にバレるとか、ファンなんて来ないとか現実を突きつけられる場と見てしまう
けれど、結局はどちらも可久士に現実を突きつけることはなかった

身内から始まったサイン会の行列は予想に反して何人もファンがやって来た笑顔でサインを貰っていく何人ものファン。
また、子供に見せるもんじゃないと思っていた下ネタ漫画を楽しんでいた親子が居た事実は「きんたましまし」を恥ずかしい漫画と感じていた可久士にとってちょっとした衝撃だったんじゃなかろうか?

姫も可久士を目の前にしても漫画家スタイルであった為に気づくことはなく。まあ、こちらは未来の姫が述懐していたように真実から目を逸らしていたからかもしれないけど

どちらにせよ、可久士が危惧したような事態にはならず優しい世界が守られた点は印象的

だからこそ、それに反するように未来には優しい世界が遺されていない点が……
未来の姫が箱の中から見つけたとてもつまらない漫画。3人の家族が平凡に暮らす夢物語のような日常
可久士が17歳箱に訪れることのない優しい世界を詰めた理由が気になってしまう



良い


普通


とても良い

キャルは犠牲になったのだ……

色々と幼児退行が酷くて、危険に鈍いように見えたユウキだけど、流石に恐怖心とかは有ったのか
と言うか、ユウキを恐れさせたエリコが凄いのか

この回はギャグ調がこれまでよりも強烈で視聴中に何度も笑ってしまったのだけど、その中で目立っていたのはキャルの協力か

彼女は腹に一物抱えたまま美食殿に加わった
だから本来は最低限仲良くしていればいいだけで積極的に仲良くする必要なんて本当は無い

けれども、高熱のユウキに妙な療法を試そうとしたコッコロ達を見かねて病院に連れて行こうとする姿勢には随分丸くなったものだと驚かされたかな
……それにしては連れて行った病院があまりに酷かったけど(笑)
何故もっと調べなかったし

トワイライトキャラバンはインパクトが強すぎるギルドだね!
彼女らが登場するだけで画面は彼女らに支配されてしまったかのような印象を受けたよ
それだけにエリコに気に入れられたユウキの危機感は伝わってくるし、最後に囮となったキャルの勇気には感服してしまう

果たしてキャルは無事に戻ってくることが出来るのか…
いや、3割増しで元気になって帰ってくるらしいけど、お空に浮かんだキャルの顔がどう見ても「お星さまになりました」感が有り過ぎて(笑)



良い

時間についての言及が多いこの回、それだけに紅野とありさが出会えた瞬間がとても尊い時間であるように思えたのでした

夏休みの始まり、透達はお化け屋敷に早速繰り出して休みを満喫している印象
対してありさはバイトをしつつも紅野と再び出会えないものかと考えるさまは何とも少女漫画然としているね
ただ漫然と期待しているのではなく、バイト時間を増やした為にもう一度出会えないかと期待してしまう

再び出会えた二人の時間はとても貴重なもの
食すのはとろろ蕎麦なんて色気のないものだけど、一緒に卓を囲んで話している時間が何よりも尊いもの
だからこそ、ありさは最初に出逢った際の「時間」を無駄であるかのように評した紅野に憤る

そういった意味では紅野は本当の意味では「時間」の貴重さを理解しきれていなかったんだよね。ありさに会いたかったのは本当だけど、会えた時間の大切さを理解できていなかった
それでも彼が飛び出したありさを追いかけたのはありさと居た「時間」を失うことを恐れたためか

キスするような素振りを見せたのにしなかった紅野。
それは自分の「時間」が自由でないと知っているためにキスに依ってありさの「時間」を縛ることを良しとしなかったためなのだろうか?

これまでも慊人が十二支の心を雁字搦めに縛り付けている描写はされてきたけど、このラストはその印象がより強まるものだった



普通


良い

これ、もしかしなくてもマリアルート進んでませんかね?
ヒーロー達の見せ場を取りマリアからの好感度を順調に上げていくカタリナは普通に主人公ムーブしているようにしか見えませんよ?

生徒会室では順調に仲良くなっていくカタリナとマリアだけど、一歩外に出れば何も気にせずお友達というわけには行かなかったようで
貴族と平民では立場が違うから人の目がある場所で並び座るなんて恐れ多い

だからこそ、遠慮とか妬みとかを飛び越えて現れたカタリナが格好良すぎるんだけどね
名前呼びを許し合って並んで座る二人はもはや親友のよう
その後もメアリ達との集いにも交じるようになったし、この4人は友人グループとして固まった感じかな?

学園でのカタリナとマリアの仲が固まったなら次は世間や家庭におけるマリアの立ち位置ですか
マリアは平民なのに光の魔力が使えてしまった。町では有名人扱いされつつ根も葉もない噂が飛び交う。
家庭でも安息の場所を失っているかのよう

ここでも突然飛び込んできて笑顔の種を振りまいていったカタリナが素晴らしい
カタリナはマリアを特別扱いしないからその言葉はどこまでもマリアその人の有り様を見ている。生徒会に入れたのは実力に依るものと言い切り、マリアが作るクッキーもとても美味しいと言い切る

カタリナの嘘の混じっていない言葉はマリアの笑顔を取り戻し、親子の仲を取り戻す
再び取り出されたクッキーの星型、耕されていなかった畑に蒔かれた種
カタリナが芽吹かせたものはとても尊いものばかり

それにしてもカタリナは他所様の畑でも遠慮なく耕してしまうのか……



良い

白銀を落としに来た早坂の暴力的な可愛さよ…
これに靡かなかった白銀はちゃんとかぐや一筋なのだなと再認識
だからこそ、Bパートにおいて白銀は「もういいんじゃないか?」と思ってしまう隙があるのだけど…

Aパートの早坂急接近による甘い空間、Bパートの告白を期待する空気。どちらも白銀の信念を試すような展開
これは白銀が場の空気に流されても批判できない代物。けれど、今の白銀は「一生に一度根性を見せる時」
かぐやの為に生徒会長再選を目指しているのだから靡くなんてあり得ない

かぐやに白銀の真意がどこまで伝わったかは不明だけど、絶句した後に「全く仕方のない人」と白銀の判断を受け入れたかぐやはやっぱり恋する乙女なんだよなぁ

大物ライバル感を醸し出しつつ登場したミコは……。うん、何と言うかポンコツさを隠せない面白い子でしたね(笑)



良い

レオの過去や人間性に迫る、というよりもどうやって迫るのかというアプローチ法に焦点が置かれている回だった
そのためか、既に心が通じ合っているレオとウベルティーノがツンデレカップルのようにしか見えなくて(笑)

ウベルティーノとの交渉を任されたアルテ
でも、ウベルティーノから何の信頼も得ていない彼女には交渉の下地がない
だから、ヴェロニカの助力を得てまずは信頼される下地を探るわけだけど…
ヴェロニカの啓示が何とも印象的

アルテは運良くレオと出逢い女性ながらに絵師となったわけだけど、それで満足してはいけない。今よりも高い対価に見合う自分にならなければ
その為には絵師を目指す上で邪魔となった貴族の出であるとか女であることも利用する必要も出てくる
自分の価値を提示することで相手から信頼を得られるようになる

ウベルティーノへのアプローチを変えたアルテは割とあっさり気に入られたね
そもそもこのウベルティーノと言う人物は相手へのアプローチがはっきりしている人物。客の為にたくさんの絵画は並べるが、自分の為には並べない。絵の値段も市場価格を理解した上で注文している
相手が求める価値に対して必要な対価を提示する人物

思えばレオの師匠も同じタイプなのかも
「厳しくも冷たくもある人」というレオの評価。向上心ある人物には厳しく接するが、向上心がなければ何もしない冷たさ
この師匠も相手が必要としている価値に応じて対応を変えている
そんな人物が今際の際に価値とは別の尺度でウベルティーノにレオを頼んだ
ウベルティーノがこれを受け入れたのは偏に信頼に依るもの

レオとウベルティーノの二人は信頼に依って結びついているから文句を垂れ流しつつも離れない
価値を超えた先の信頼。だから何だかんだ相手を心配をしたりする

レオの事をもっと知りたいと思ったアルテ。レオを知る為にはレオに自分の価値を提示し、その先で信頼を得る必要がある
アルテの目標が一つ、定まったようだね



とても良い

漫画家あるある、ギャグからのしんみり、そして未来の姫の様子など心に強く響くような描写の多い本作だけど、今回はそれらを消し飛ばすほどに十丸院がやべーよ……
何であの人社会人やれてるのさ……?

誰かがやらなきゃいけない当番だけど、やりたい人が居ないから当番は順番に
そんなすったもんだを新人賞審査員を絡めて面白おかしく描いたAパート
嫌だけどやらなきゃという話から可久士自身が当番制だったというオチ
かと思えば、可久士は今姫を育てる当番中というしっとりした締めは流石

Bパートでは嬉しい感情と他の感情が入れ代わり立ち代わり
缶詰は作家としてテンション上がるけど、姫を寂しがらせると心配
姫はナディアが帰って寂しいと思ったら、次から次にお客が来て逆に賑やかに
おもちゃの缶詰が当たったのは嬉しいけど、それによってチョコのお菓子が好きと思われたらちょっと迷惑

そんな感情の入れ替わりが激しい話の締めとして銀メダルでも涙が出るという話を持ってくる構成は上手いね
金でも銀でも貰えば嬉しい。でも、姫に好きな人ができたら自分は銀メダルになってしまってそれは流石に寂しい
可久士の親としての感情の乱高下も面白おかしく、それでいてしっとりと描かれているね

そしてAパート、Bパートどちらの締めでも話題となったのは未来の姫について
親なら想像したくなる子供の未来の姿。けれど、当の姫は未来で悲しい目をして、可久士が遺した箱に縋り付く
あまりに変わってしまった姫の姿に現代から未来の間までに起こったことを想像してしまうけど……



普通

柳大川越との試合が終わってからの合宿、そして練習試合
負けてからのこの流れは本人達に課題を認識させるとともにチームとして何を詰め直すべきなのかと考える機会になったようで

控えピッチャーとして新たに理沙と伊吹を養成することになった新越谷
新越谷はどうしたって部員数が少ないから、詠深一人でピッチャーをこなすのは無理がある。これはチームとしての弱点を補うものだね
二人共大量失点してしまったけど、詠深一人でピッチャーをしていた中学時代よりかは少ない失点に終わる

チームとしての弱点を補うという面では打順も同じ話。打ち方の好みの違いは時として弱点になるけど、打順を調節することでチームとしての強みに転じられる
そういった意味では希の悩みはこの回の趣旨から外れるもの
希としてできないことが有ってもチームとして回れば問題ない
芳乃は良いフォローをしたね

そう言えば、詠深と珠姫は小さい頃の約束をきっかけに今も結びついている関係なのだけど、先輩組である理沙と怜も以前の繋がりがあったとは
怜の野球を見たことで理沙は怜と同じグラウンドに立ちたいと思った。そしてそんな二人が消滅寸前の野球部を守っていた
いわば、この二人は新越谷の芯の部分を担っている

諦めなかった怜と理沙の二人が繋いだ野球部存続への道
そんな二人が居るのなら、連敗が続く新越谷ももう少しチームとしての軸を詰めれば勝ちに転じられそうだけど…



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