原作以上にメインキャラとモブ隊士の絡みが増えて、尺の確保だけでなく人の想いを繫ぐってところもより描けたのかなって感じる。
見た目と絵柄に反してやってる事は生の時間差とか拗らせた想いとか遺される事とか、そういうのを同時並行的に展開してってなかなか重みのある感じになったけども、抱え込む想いは出してかないとアカンってのがひとつの大きな軸だったのかなって。
つまりはどいつもこいつも好きな人やものに縛られ狂わされ、その果てがこんな無様って訳か。ホントどこまで拗らせまくるねんこのクソ面倒さは。そんな事の真相を分かっちゃってもそれは言っちゃいけなかったなひまりは。
「は?」って言いたいのは見てるこっちなんだよなぁ聖歌隊バフ展開は。ホント話の主軸は割と真面目に展開してるのに、ファンユニオンが絡むとどうしてこうもギャグじみてしまうんだろ。その主軸の方は最後に急展開をみせたけど、いよいよ真相に迫っていきそうか?
いろんな思惑が絡んでこれまで以上にお兄様の気苦労が絶えなかった感じだけども、どこまでこんなのに付き合わされなきゃいけねぇんだろうか…。
ホントに周を殺れたのか微妙そうな気がするけども、それでもひとまず逃走劇は終息したか。まぁ家を巡る思惑は余計面倒な事になってるとしか思えんし、お兄様の気苦労は未だ未だ続きそう。
1期がやってたのが自分がいろいろアニメを見はじめた頃で、ぶっちゃけ作画が酷過ぎたシーズンも経つつ、11年掛けて無事にアニメ作品として完結できて本当良かったなと思うし、なんか自分のオタク活動にひとつの区切りがついたのかなって思う。
完結編の今期はこれまで以上に厳しく困難な戦いが続いたけど、終盤にいつものデートや総員選択が見られたのは良かった。
とんでもない事になった。これが実力主義を極めた果てで、真に音で雌雄を決するという事で、甲乙つけ難いふたりからひとりを選ばなければいけな残酷さで、そしてこれが全国金を取りに行く北宇治のベストメンバー…。そんな久美子と麗奈達これまでの3年間の最終幕、どうなる事かその行方は。
すごくゼロ年代の雰囲気を感じながらも、寄り添ったり共生してく事の困難さとかもありつつ、小さな事から始まって段々と共生に向けた動きは広がりつつあるのかなって。
こいつらセッ…シたのか…?まぁシたんだろうな。まぁホント相互理解と共生は難しそうだけども、それでも何か方向性は見えてきたかな。にしてもいまの魔族側はもうダメなんじゃ…。
全体を通して、特に後半に入ってから大分散々な目に遭わされ続けた気がする真だったけども、そんな中で段々とより容赦なくなってくのはなんか不安も感じたり、それでも傍に誰かがいるうちはまだいまのままではいられそうなのかなって。
心を置ける人(尚人外)が傍にいるから、そうであるうちはどこまで容赦無くなっても真のままでいられそうなのかな。そんな繋がりをより強く確かにできはしたのかなとは思う。
まぁ何だかんだで全力でゲームに挑んで楽しむという軸は貫けたのかなって。でも段々と頭脳戦も込みな内容で良さげな感じになってる思ったら最後の最後に破茶滅茶するとは、まぁそれはそれで良さはあるんだろけど。
ホントとんだクソゲーだったな、いやそうだろGMの匙加減で何もかもどうでもなるとか。まぁ双方何だかんだで満足してるんならそれでいいんだろうけど、でもこんな目に遭わされた他の面々からしたらたまったもんじゃねぇやろ。
なかなかに面倒を幾重にも拗らせてきたけども、それでもどうしても変えたくなかったものは守れはしたのかなって。まぁ世界そのものはまた変わったけども、そんな変化と混沌の只中に常に誰もがいるっていう事、なのかも?
結局は何もかも全てが元に戻るって訳でもなく、事件以前も以後も日々何かが変わっていく中で、世界云々なんかよりも一番変えたくなかったものな守れたんかな。
シリーズ完結編、ホントここまで来るのにいろいろ山あり谷ありだったけども、それぞれの想いが目指すところに辿り着けて良かったなって。
あの歳であの状況じゃいろいろしゃーないとこもあるんだろけど、だからこそ嘘をつかないってのは凄い重みなんだろうなって。次回最終話はいよいよアレが炸裂か…。
面倒を起こしたり想いを拗れに拗らせたりしながら自分自身や周りと向き合っていって、少しは自分を好きになれて泳ぎ出せて、今度は誰かが泳ぎ出す切っ掛けになれたのかなって。
タイトル通りというかタイトル以上に変人共の変人度が凄かったような気がする。前半は割と生々しそうな社会派アニメかと思ってたけども、話が進むにつれて変人度が跳ね上がっていったなって。