小市民すなわち”普通”に暮らすことを目指すために小鳩と小佐内さんが友人以上恋人未満な関係で…。というコンセプトが、ある男を起点になぜか妨害されてしまう。小佐内さん自体も不憫な目に合うことも多かったが、それ以上に小佐内さん自体の内に秘めた執念深さと行動力がすごく印象に残った。"やられたらやり返す倍返し"の精神が非常に強く、用意周到に危ない橋を渡るCrazyさが彼女の面白さだね。通常パートも小佐内さんが毎話違う服装でジャンルが違う物を用意されていて何でも着こなせるところがまた飽きないし、可愛い一面だった。普段あまり表情が無い小佐内さんが甘いものを目にすると、テンションが上がるところも可愛くて良かったね。氷菓の作者ということもあって、千反田えるとは正反対だがどこか似てる。惹きつけるキャラ作りが上手い。
なんだかんだ二人で分かち合おうとしていたけど、小佐内さんの方が強すぎて関係解消になってしまったが、この先また関係を築けるのだろうか。不穏な最後だったが、また事件に巻き込まれるのだろう。
推理自体も面白かったが、それ以上に小佐内ワールドに魅了された。2期が楽しみな作品になった。
難解なシナリオ、専門用語。
なんとなくの世界観は理解したが、結局終始何を言っているのか、何を観せられているの分からなかった。
初版が24年前で結構昔の作品ということもあり、言い回しと独特な世界観で非常に見辛いし面倒くさい。
作画は割と良かった。
結果的に言えば”一見さんお断り”な作品だなと感じた。