京アニだし良い意味でエグいと聞いていたので視聴会で見始めた
・吉田玲子が手がけた作品の中でも高評価な作品
メダロットと若おかみのあまりのおもしろさに、吉田玲子女史の作品を追いかけることを決意して早数ヶ月。
やはりこの作品は外せないだろうと、視聴を開始しました。
・戦場で道具として生きてきた少女ヴァイオレット、愛してるの意味を知るため、代筆の仕事へ
戦場で『道具』『犬』としてあつかわれたヴァイオレット。
戦争しか知らないヴァイオレットが選んだ新たな道は、愛の意味を知ることでした。
この一話だけで涙腺が刺激され、特にヴァイオレットとあの人の最期には思わず涙。
ヴァイオレットがどのような手紙を書いていくのか、非常に気になりますね。
・ヴァイオレットとともに『愛』の意味を知っていく吉田玲子女史、そして視聴者
今まで見た吉田玲子女史の作品は、どれもエンタメを強く意識したものでした。
初期のメダロットでは多数のおもしろ脚本を執筆し、そのエンタメ力はけいおんやガルパンあたりで結実。
そこから脚本家として更にどう成長するのかと思ったら、まさかこういったメッセージ色の強い作品を描くようになるとは。
これから始まるヴァイオレットの『愛』を知る物語。
それを描きながら、吉田玲子女史もまた『愛』について真正面からぶつかり、エンタメ脚本家として殻を破っていくのかと思うと、ワクワクします。
同時に視聴者側も作品自体と作り手側、その両方を見守りながら『愛』について考えていく。
そんな構図になったらいいなぁ、と思いました。
入院中のヴァイオレットさん。退院の許可とのことで...
ギルベルトは死んだのですか...ヴァイオレットさんはギルベルトの最後のセリフをどう捉えたのです...わかっていることはそれだけ1話までだと...
元中佐は伝えない。そしてとある社の社長になったそうだ。
ヴァイオレットさんはそこで働くことに...
「火傷していることに気づく」さて...それはどのような意味が...
ヴァイオレットさんは自動手記人形の仕事へ...「愛している」を知るために。
彼女の自分の主張は初めてだそうで...
1話から泣けるお話...
第1話にはオープニングもエンディングも挿入歌はない。そこがまたシンプルでいい。そして、ヴァイオレットの「愛している」が知りたいという言葉が響く。ホッチンズがギルベルトの死をヴァイオレットに打ち明けられない姿もアニメを1回目に見るときと2回目に見る時ではまた違ったものに見える。2回目に見たときの方がより事実を隠していることへの苦しさが垣間見えた。
ヴァイオレットがギルベルトに少佐の目があると語るシーンの音楽が良い。エメラルドの輝きと物語に引き込まれていく感じに合わせた音楽がなんともいい。
カモメが飛んでいるシーンは映画の中でも使われているもので、ライデンの街の象徴とも言える何かがある気がした。ヴァイオレットがギルベルトに宛てた報告書が飛んでいくシーンの中では緑が、街が、水が本当に美しく描かれていた。髪の毛の細部まで職人たちの人を感動させたいという思いが詰まっているのを感じた。
第1話の「愛している」と自動手記人形と第13話の自動手記人形と「愛している」のタイトルの対比も色々な積み重なった思いを感じる。
・幼少期から兵器として育てられたヴィオレットは主に従うことを生き甲斐としてきた。主を失ったヴァイオレットは身元を引き受けてもらう。主が最期に残した言葉「愛してる」を知るため、初めて自身の意思を露わにする。
・細部の描写に力が入っており、表現が豊かだと感じる。美しい。
何を言っても野暮ったく感じるくらい素晴らしい。なにこの映像美、凄まじい。
バイオレットの義手の構造もきちんと動くように描いてあって本当に存在しているかのよう。
実際の自分の記憶を見ているかのようにさえ感じる。
2回目。再放送万歳。初回から泣かせにくるなぁ。
とんでもなく上質な読み切り漫画を読んだような感動
構成も画面もキャラクターの所作も全部が美しく、見惚れるうちに終わってた
最後にかけてのシーンで本当に心に来た
「 “愛してる” を知りたい 」
凄い、1話から最終回みたいな感動だ… (語彙力)
映像がとにかく綺麗で、テレビシリーズでこんなレベルのもの見せられたら他のスタジオはお手上げじゃない?
(リアルタイムで全話録画してたのに見られてなかったのをようやく視聴開始)
ヴァイオレットは「『愛してる』が分からない」といっているけれども、こんなにもヴァイオレットに思われている少佐が羨ましくて仕方がない。
「『愛してる』が分からない」のは私も同じだけど、
「少佐に会いたい」というヴァイオレットの想い、
もはや、それが「愛」なんじゃないかなと思ったよ。
ただ、すでに悲しく不穏な空気が漂っている中で、
どんな物語が展開されていくのだろうか。
中世ヨーロッパな雰囲気。紅の豚のような感じかな。
絵がきれいに描かれていてクオリティの高さを感じる。
主人公は戦争のために兵士として、子供の頃から訓練されてきた少女が、
戦争が終わったあとにどう生きるかという内容。
テーマといい、世界観といい、いやでも期待感が高まる。
これからの話しが楽しみ
BDのSpecial版で再見。圧倒的なクオリティが胸を打つ。ほんと良い作品だなぁ。
最後の「愛してる」の一言で一気に引き込まれた。
完璧な1話だったのでは。京アニの本気が伝わってくる。
予想以上に良い。素敵。
最初は絵だけ見て綺麗そうだなーと思って目をつけたけど、ちゃんと話も面白い。
「愛してるを知りたいのです」
印象的な言葉。少佐が生きてるとは思えないのだけども…彼女は知ることはできるのだろうか。
完全に映画だった。主人公の成長を描いていくのかな。ヴァイオレットが自動手記人形になりたいと言ったときの子安さんの「いいよ」が良い声すぎた。
冒頭の、ヴァイオレットがギルベルト少佐の目と同じ色をしたペンダントを前に胸を締め付けられる仕草をし、これは何?と自問するシーン、
それは愛だよっ!とツッコミたくなった。この伏線は、ラストですべてが明らかになったとき振り返るのでは。
よく見ていると、足や手の機微で各キャラクターの心情が表現されており、この控えめな表現が逆にグッとくる。巧みな演出。
ウォッチング中佐やティファニー夫人など各キャラの心情まではっきり読み取れて切なくなった。
タイトルに入っているくらいなので、ラストには少佐の意を組んでエバーガーデン家に戻るのかな。と思ったけど、途中、中佐から『エバーガーデン家から身元引受人にはなるけど…』って話が出てるので、戻ることはないのかな。せめて和解できるといいな。
ヴァイオレットの感情はあるが自覚がなく、一見すると冷血に振る舞っているように見え、ときに情動に駆られて動く、というのは実にアスペルガー的な振る舞いだなぁと。そう思うと、現代にも通じる話なのではと。
中佐はヴァイオレットの良き理解者で父のよう。物語後半、中佐のセリフが超カッコいい…。
『これから色々なことを学ぶけど、知らない方が楽に生きられただろう』
『自分がやってきたことで自分の体が燃えている』
戦争で殺人を繰り返したことによる多くの罪や、腕を無くすなど傷、を背負っていることを意味してるのかな。(このあとの回想シーンを見る限りではそうとれた)。
また、今回のティファニー夫人とのやりとりでは、自らの発言で、自らの評判を下げていた。炎上のような行為を意図せずしているわけだけど、これも含まれるのだろうか…。炎上で自らの体を燃やす…、なんだか現代にも通じる話なのではと。
ヴァイオレットが感情を理解したとき、心に受けるダメージは底知れないものがある。
犬のぬいぐるみを放り出して、屋根の上で義手の動きを確かめるシーン。ヴァイオレットは何を思っていたのだろう。
と思ったら、直後の少佐とのやりとりで答えが出ていた。命令に従うしかしなかった(犬と呼ばれた)少女が、自らの意思で動き始めていることを暗に示していた模様。実によく練られた構成。
OP、ED曲ともヴァイオレットの心情を言葉にしていて良い。
京アニっぽくないけどとても良いです期待