す、すげぇ。24分間、あらゆる画から「予算が!時間が!ありません!!!」というスタッフの悲鳴が聞こえてくるかのよう。2020年にもなってここまで「ヤバい」アニメが出来上がってしまったことが奇跡と言ってもいいかもしれない。天野喜孝と池田秀一を招聘するのに予算を使い果たしたんじゃあるまいな…。
偶然にもタイムスリップ組の3人が愛用していた武器を手に入れる流れには爆笑。いくら現代の人間が手入れしていたとはいえ約400年前の道具が400年前と同じように使えるわけないだろ!というか、結局ジビエは銃でも倒せるんかい!
んー、戦闘シーンの魅せ方以外全部「雑」。結局鬼ってどういう存在なんだろう?鬼は依代の人間を使って現世に現れたいらしいけど、2話や3話の冒頭では依代を雑に扱ってたくせに、今回の依代である陽子は守るような素振りを見せている。楓のケースを見るに依代の願望を叶えることで現世に出てくる…的な設定なのかもしれないが、その割に3話冒頭で依代のおじさんを殺そうとしてたりと、描写がまるで一定していない。楓の高跳びに対するトラウマとパワードスーツの飛行機能に関する結びつけも雑。楓と陽子の関係性の描き方も雑。そもそもあのパワードスーツが何なのかも未だに謎。鬼がいまさら「飛行し始めた!」って驚かれても、古代からオウカたちの組織は鬼と戦っていたらしいのに、その間一切鬼はあの「バイオハ○ード」のハンターみたいな一種類しかいなかったの?と突っ込みたくなってしまう。
総じて世界観があやふやで、まるで「自分の見せたいところだけ見せたい」専門学校の卒業制作を見ているみたい。
今季のロボット・SF枠の中では最もマークの薄い作品。正直ロボット(パワードスーツ)のアクションがそこそこイケてる以外は特に目を引く部分はない一話だった。期待薄だがとりあえず3話までは様子見。
有人宇宙飛行とはなんたるかの説明&イリナにも可愛いところがあるよ!という回。やっぱりこういうクール・ツンツンヒロインを演じさせたら林原めぐみは宇宙一。イリナのかわいいツンツンに画面の前で頬が緩む。
レフの過去やきな臭い政争の匂いといった伏線も散りばめ、今後への期待をぐっと上げてくれた2話。「牛乳は吸血の代替」という設定には目からウロコ。
アリカ姉様のお声を再び地上波で聞ける日が来るとは…!中二病時代をアリプロで過ごした者としては感無量。
アリプロのOPにヒロイン役に伝説級ベテラン・林原めぐみ起用と「ただの『今季のラノベ枠アニメ』に終わらせない」という制作側のエネルギーは感じられる。世界観も好みだし視聴続行。アニメが良ければ原作も買っちゃおうかな。
作画よし、アクションよし、そしてメインヒロインがキュート!現状、秋アニメの中ではもっとも期待値が高い作品。
1話はまだ導入、といった感じなので、次回での登場人物たちの掘り下げとロボットのアクションに期待。